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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2015年12月)

2015年を振り返って

聞き手:

今日のテーマは「2015年を振り返って」ということなのですが、市長は、この1年を振り返っていかがでしたでしょうか?

市長:
皆さんご存じのとおり2015年は日本が人口減少社会に突入したということで、「地方創生」が大きなテーマになりました。
浜松市では、3つの挑戦を掲げて市政運営に取り組みました。
1つ目が「脱人口減少・少子化社会への挑戦」、2つ目が「選ばれる浜松への挑戦」、3つ目が「持続可能な社会への挑戦」で、この3つの挑戦によってこれから本格化する人口減少社会にチャレンジしようという年でした。
まず1つ目の「脱人口減少・少子化社会への挑戦」です。
浜松の歴史を考えると、産業がどんどん興り、豊かな雇用が作られ、人口が増えていったという経緯があります。そうしたことから考えると、これからの浜松にとって産業力の強化、魅力ある豊かな雇用の創出がとても大切になってきます。
今、浜松市では産業政策に力を入れていまして、成長戦略の3本の矢というものがあります。「新産業の創出」、「企業立地支援」、「海外展開支援」の3つですが、これに加えて2015年は「創業支援」を4本目の矢としました。
7月には、浜松商工会議所、浜松地域イノベーション推進機構と連携して「はままつ起業家カフェ」を開設しました。創業したいという人の相談のほか、サロンでの勉強会なども行っています。

聞き手:
産業は浜松の活性化には欠かせないですよね。
それでは2つ目の「選ばれる浜松への挑戦」の取り組みについて教えてください。

市長:
これは魅力あるまちづくりをしていこうということなのですが、2015年に行った大きな2つの取り組みについてご紹介したいと思います。
1つは、2015年は家康公が亡くなって400年という節目の年ということで、家康公にゆかりのある静岡市、岡崎市、浜松市の3市で顕彰事業を行ってきました。


浜松は、若き日の家康公にスポットを当てて、その時代の家康公を浮き上がらせるための取り組みをしました。
具体的には、三方ヶ原の合戦のジオラマや立体しかみ像、家康公の3D像の展示などを行いました。
そして、先日のゆるキャラ(R)グランプリ2015で念願の1位となった家康くんも、400年の年にグランプリをとろうということで、1年間かけて市民の皆さんと一緒になってがんばってきました。市民の皆さんのご協力でグランプリを獲得することができ、本当に感謝を申し上げたいと思います。
この盛り上がりを活かし今後も「出世の街浜松」をさらに推し進めていきたいと思っています。

聞き手:
家康公以外の取り組みについてはいかがでしょうか?

市長:
もう1つは、2014年12月に念願のユネスコ創造都市ネットワーク音楽分野への加盟を果たし、創造都市、音楽文化の振興により一層力を入れています。4月には、国内唯一の公立楽器博物館である浜松市楽器博物館が20周年を迎え、また、5月にはその楽器博物館が小泉文夫音楽賞を受賞しました。
12月には、ユネスコ創造都市ネットワーク加盟を記念した「世界創造都市フォーラムin浜松2015」を開催し、音楽文化を牽引する世界の加盟都市が集結するなど充実したイベントとなりました。
また、2015年は3年に1度開催されるビックイベント「浜松国際ピアノコンクール」の開催年であり、世界中のピアニストたちが浜松に集結し、素晴らしいコンクールとなりました。

聞き手:
ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟という名誉にふさわしく、華々しい事業やイベントが目白押しでしたね。
それでは、3つ目の「持続可能な社会への挑戦」についてはいかがでしょうか?

市長:
これから都市にとって「持続可能性」というのは非常に重要なテーマになります。
その中でも、エネルギーに関しては、国としても分散化や地産地消、再生可能エネルギーの比率の向上などをを目指してさまざまな取り組みを行っていますが、浜松市でも、エネルギーの自給率向上や地産地消の推進などを行っています。なかでも、全国トップクラスの日照時間という地域特性を活かして太陽光発電の導入を積極的に進めてきました。そしてついに、3月には、太陽光発電の導入量で日本一を達成することができました。そして、6月には、「浜松版スマートシティ」の実現に向けて「浜松市スマートシティ推進協議会」を発足しました。さらに、10月には、市が地域企業等とともに出資する「株式会社浜松新電力」を設立するなど、市内で発電した電気を市内に供給していくという、まさにエネルギーの地産地消を担う会社です。こうしたエネルギー政策を強力に進めてきました。

聞き手:
これからも変化に対して先手先手で進めていくことが大切ですね。
さて、今日もお時間が近づいてまいりました。
最後に、市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長:
2015年は、人口減少が非常に大きくクローズアップされ、「地方創生元年」と言われた年でした。
浜松市では、人口減少をいち早く課題として捉え、「脱人口減少・少子化社会への挑戦」、「選ばれる浜松への挑戦」、「持続可能な社会への挑戦」という3つの挑戦を掲げ、こうした時代を乗り切っていこうということで、さまざまな施策を展開してきました。
これは中長期的に取り組んでいかなくてはいけない課題です。1年で終わるというものではありませんので、2016年も人口減少社会にしっかりと向き合い、必要な施策を力強く推進していきたいと思います。
ぜひ市民の皆さんにはご理解・ご協力をお願いいたします。

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