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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2013年12月)

平成25年を振り返って(2013年12月15日)

聞き手:

早いもので、平成25年もそろそろ終わりの時期となりました。今年も1年間市長とお話をさせていただいて、勉強になることばかりでした。振り返ってみて、記憶に新しいところでは、「ゆるキャラグランプリ2013」盛り上がりましたね。

市長:

そうですね。出世大名家康くんが市民の皆さんに大変な応援をいただいて、準グランプリを獲得することができました。本当にありがとうございました。グランプリは逃しましたが、市を挙げて大いに盛り上がりましたので、これを次の取り組みにつなげていきたいと思います。

浜松市は、「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」を都市ビジョンに掲げておりまして、その創造都市へ向けた取り組みも今年は行いました。
その一つが「エンジン01文化戦略会議 オープンカレッジin浜松」であり、今年の2月に3日間開催され、200人近い文化人の方が浜松に集結し、皆さんとの交流やネットワークの形成により浜松の地域文化のさらなる活性化を図るための第一歩となりました。

もう一つ忘れてはならないのが、浜松と言えばものづくりで発展をしたまちなので、やはりものづくり産業を盛り上げていかなくてはいけません。そのために、現在、3本の柱で産業政策を行っています。
一つ目は、次代を担う新しい産業を創るために6分野を定め、産学官金の連携のもとに新産業の創造に向けた取り組みをしています。二つ目は、「未来創造『新・ものづくり』特区」です。これは国に認めれた特区を利用して、農業と工業をともに振興していこうというもので、浜松の土地をうまく活用して、新しい農業の活性化をしたり企業の集積を図ろうとしています。三つ目は、中小企業の海外進出支援です。実は、海外に進出している企業の皆さんはとても元気なんです。ですので、できる限り海外に進出してもらおうとしています。この3つを産業政策の柱として取り組んできました。


聞き手:

ものづくりの浜松ならではの政策が盛りだくさんですね。
生活に密着した話題としては、災害についても気になるところですが、そのあたりはどうでしょうか?

市長:

春野町で大規模な地すべりが発生し、全国のニュースでも報道されましたし、大型台風も接近しました。改めてそうした災害に対して市民の皆さんの関心も高まったのではないかと思います。また、津波対策が喫緊の課題になっていますが、たくさんのご寄附のもと始まった防潮堤の工事もいよいよスタートしました。現在、2カ所で試験施工が行われていて、いよいよ形が見えてくるところまできました。市民の皆さまの生命を守るという点では、この防潮堤は非常に大きな役割を果たしてくれますので、一日も早い完成を目指して県や関係者の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思います。

聞き手:

それには事業者だけでなく市民の皆さんも協力してくださっているんですよね。

市長:

はい。昨年9月に設置した津波対策事業基金には、今年もたくさんの市民の皆さんや企業の皆さんにご寄附をいただき、ご協力いただきました。本当に感謝申し上げたいと思います。

聞き手:

そしてやはり、災害と言うと東日本大震災ですが、震災を機に新エネルギー対策についても浜松市はいち早く取り組みはじめましたよね。

市長:

浜松には豊かな自然資源があり、その中でも特に日照時間日本一という優位性をいかして、太陽光発電の導入を積極的に進めています。
具体的には、住宅の屋根に設置する太陽光発電の設備に対する補助金の交付やメガソーラーの誘致や建設、公共施設の屋根を貸す屋根貸し事業などにより太陽光発電導入日本一を目指しています。

 

聞き手:

まさに地の利をいかしたエネルギー政策ということですね。
そして、今年は市内の施設が次々と生まれ変わった印象があるのですが、特にこの春2つの大人気のあの施設が装いも新たに生まれ変わりましたよね。

市長:

4月に、フルーツパークとフラワーパーク両園がリニューアルオープンしました。
フルーツパークについては、年間を通じたイルミネーションや噴水ショー、施設で収穫したぶどうを使ったワインの醸造など特色ある運営を行っていただいています。

また、フラワーパークについては、日本初の女性樹木医である塚本こなみさんに理事長に就任いただき、新たに作られた藤棚やパワーアップした「日本一美しい桜とチューリップの庭園」など見所が満載となりました。さらに3月21日からは「浜名湖花博2014」が開催され、ウェルカムガーデン、スマイルガーデンといった新しい花壇も誕生しますので、ぜひ魅力たっぷりのフラワーパークにも多くの皆さまにご来園いただきたいと思います。

この地域では、新東名高速道路や三遠南信自動車道の開通により、観光客が非常に増えています。こうした追い風を活用して観光にも力を入れていきたいと思っています。浜松市は県内の東の玄関口である御殿場市と「観光連携協定」を結んでおり、6月に富士山が世界文化遺産に登録されましたので、これから両市で連携をして、富士山と浜名湖をセットに観光PRをし、ウィンウィンの関係で観光を盛り上げていきたいと思っています。

さらに、7月には台北市と「観光交流都市協定」を結びました。今、台湾からの観光客も増えているので、ぜひこの協定を機に台湾からのお客さんを増やしたいと思いますし、成長しているアジアからのお客さんにもどんどん浜松市に来ていただけるような取り組みもしたいと思います。

聞き手:

浜松の良さを多くの方に知っていただきたいですね。

さて、今日もお時間が近づいてまいりました。
市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。


市長:

今年は、何と言っても「出世大名家康くん」が活躍した1年でした。ゆるキャラグランプリにおきましては、本当に多くの市民の皆さんにご協力いただき、準グランプリを獲得することができました。改めて厚くお礼を申し上げたいと思います。
浜松市は今「出世の街」というプロモーションに取り組んでいます。浜松が誇る浜松城は出世城と呼ばれる素晴らしい歴史を有しています。徳川家康公が29歳から45歳までの一番大事な時期に浜松を拠点に活動して、徳川幕府を開く天下統一を果たしました。また、江戸時代には浜松の城主は必ずと言っていいほど、江戸へ戻ると老中、寺社奉行といった幕府の要職につきました。こうした歴史により浜松城は出世城と呼ばれており、大変縁起のいいお城として名が通っています。これらを活用して浜松を出世の街として売り出しています。
近世に入っても、浜松から名だたる経営者が出ており、まさに縁起のいい街です。
京都の北野天満宮が受験生の聖地であるならば、浜松はやがて必ずビジネスマン、サラリーマンの聖地になると確信しています。

平成26年も浜松をしっかりPRし、活性化に向けて取り組んでまいりますので、市民の皆さまには引き続きご理解とご支援たまわりますよう心からお願い申し上げます。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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