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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2011年7月)

夏本番「緑のカーテン」から始まるエコライフ 2011年7月17日

聞き手:

いよいよ夏本番。この夏は震災の影響で電力不足が心配されていますが、浜松市民としてどのようなことに気を付けたらよいでしょうか。

市長:

まず、節電は電力使用量が上がる午後1~4時のピークをを抑えることが大事になります。
基本的にはカーテンを閉めて日差しを遮ったり、緑のカーテンといって窓の外側で植物を使って日差しを遮るとさらに効果があります。
エアコンの設定温度も上げることができますから、全体として節電できるということになります。

聞き手:

緑のカーテン、最近よく耳にする言葉ですが、具体的にはどういうことでしょうか。

市長:

ヘチマやゴーヤなど、つる性の植物を窓の外側で育てることで、太陽の光を遮る自然のカーテンです。
効果としては、まず何と言っても涼しいということです。日差しを遮るという点では、「すだれ」や「よしず」と同じような効果が得られます。さらに植物の葉が水を蒸発させることで周囲の熱を奪い、そこを風が通ることで打ち水と同じような効果も得られます。
その結果としてエアコンの使用時間を短縮したり、設定温度を上げたりすることができますから、節電・省エネにつながり、さらに植物の癒し効果も得られます。また、ゴーヤなどを育てていただくと、食材として楽しむこともできますので、いろいろな意味で緑のカーテンは楽しく節電ができ、とてもご家庭になじむのではないかと思います。

聞き手:

さまざまなメリットがある緑のカーテンですが、浜松市はとても力を入れているそうですね。

緑のカーテン

市長:

浜松市では、平成21年度から緑のカーテンづくりを希望する市民の皆さんを対象として、ゴーヤの苗とネットを交付しています。
昨年度は100人の募集に対し、1300人の応募がありました。それを受け、今年度は募集枠を800人に拡大しました。
また、今年度は市内の小中学校など、50カ所で緑のカーテンづくりを始めています。園芸の専門家を派遣し、緑が作り出す涼しさの仕組みなどを学習することで、地球温暖化や緑化などに対する子どもたちの意識を高めることを目指して、こうした取り組みをしています。
それから市役所でも、2、3階南側窓の外側でゴーヤを育て、緑のカーテンづくりを実践しています。職員が、植物の生長を楽しみながら水やりなどの世話をしています。

聞き手:

緑のカーテンは浜松市内だけでなく、全国でも注目されているようです。
今年、浜松市制100周年を記念して、『第5回全国緑のカーテンフォーラム in 浜松』が開催されるようです。詳しい内容を教えてください。

市長:

8月5、6日の2日間に渡り、さまざまなイベントや取り組みが行われます。
1つは現地見学ツアーというもので、8月5日(金曜日)にあらかじめお申し込みをいただいた方を対象に、市内の企業や学校施設などをバスでめぐり、緑のカーテンの実践方法や市民の取り組みをご見学いただくというものです。
翌日はフォーラムが実施されます。8月6日(土曜日)、アクトシティ浜松において全国各地の緑のカーテンづくりの取り組み事例の発表や、消費電力削減効果など研究成果の発表を行うことになっています。
また、緑のカーテンを一過性のブームで終わらせず、日本人のライフスタイルに定着させていくためにはどうすべきか、広く全国へ情報発信してまいります。

聞き手:

最後に、鈴木市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長:

今、浜松市では、環境に対していろいろな取り組みをしています。
今日ご紹介しました緑のカーテン等の普及を通じ、市民の皆さんひとりひとりに、もっと環境意識が芽生え、環境対策が進むことを期待しています。
また、節電は市役所だけでなく、浜松市全体で真剣に取り組まなくてはなりませんので、『みんなで節電!市民会議』という組織を立ち上げました。これは市民の皆さん、市民団体、あるいは企業の皆さんなどいろいろな主体が一緒になって、オール浜松体制で節電に取り組むものです。
既にいろいろな啓発活動や取り組みが行われていますので、ぜひ今年の夏は節電にご協力いただきたいと思います。

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