更新日：2023年12月1日

ラジオ市長室(2015年10月)

第9回浜松国際ピアノコンクール

聞き手：

秋といえば、食欲の秋やスポーツの秋などいろいとありますが、なんと言っても芸術の秋。ここ浜松市は、“音楽の都”と言われていて、今年の秋は、いつも以上に盛り上がっていると聞いています。
私自身、幼少時代から音楽はとても身近にありました。市長もジュニアクワイアに参加されていたんですよね？

市長：
そうですね。当時はジュニアクワイアではなく、児童会館少年合唱団という名前でした。

聞き手：
音楽に触れられる環境がとても整っていると感じるのですが、いかがでしょうか？

市長：
もともと、浜松市は楽器産業が盛んで、ものづくりという側面で「楽器のまち」としていましたが、それをベースに、長年、音楽文化の振興に努めてきました。
例えば、駅前のキタラでのコンサートや国際ピアノコンクールなどのイベントなどさまざまな形で音楽文化の振興に取り組んできました。
音楽に関するこうした継続的な取り組みが認められて、昨年の12月、浜松市はユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野にアジアで初めて加盟が認められました。
ユネスコの加盟承認にはさまざまな要因がありますが、その一つが、3年に一度開催をしている浜松国際ピアノコンクールである。これは浜松で行われる一番大きな音楽コンクールですが、このコンクールがちょうど今年開催されます。

聞き手：
昨年「ユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野」に加盟して初めて開催されるということで、国内外か
らより注目されますし、浜松市を世界にPRする絶好の機会となりますね！
今回で、9回目を迎える浜松国際ピアノコンクールは回を重ねるごとに、世界的な評価も高まっているようですね。

市長：
浜松国際ピアノコンクールは、1991年に市制80周年を記念してスタートしました。
おっしゃる通り、回を重ねるごとに評判が高まっていて、スタートから7年で「国際音楽コンクール世界連盟」への加盟が認められました。それだけこのピアノコンクールの評価が国際的にも高まったということだと思います。

聞き手：
いよいよ「第9回浜松国際ピアノコンクール」が11月21日から始まるということですが、今回も相当レベルの高い演奏を楽しむことができそうですね。

市長：
今年は、実は少し心配していたことがありました。というのも、今年はコンクールの当たり年で、ショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールといった名だたる国際的なピアノコンクールが開催される年に当たり、応募が少ないのではないかと危惧していました。しかし、実際は過去最多の応募者数になりました。しかも、かなりレベルも高く、審査員の皆さんも驚くほどでした。
その中で予備選を勝ち抜いているので、、1次予選から相当レベルの高いコンクールになると思います。
会場にぜひ来ていただきたいのですが、ただ、なかなか会場に足を運べない、あるいは会場で聞いたけれどもう一度聞きたいという方もいると思いますので、全演奏の様子を今回もインターネットで配信するという企画を行いますので、そちらもご期待いただきたいと思います。
また、大変大きな催しということで、イベントとしても注目を集めています。期間中は多くの方が浜松に来られるということで、前回好評だった「公認グルメ」が今回も登場します。

聞き手：
これは大変楽しみで、ピアノ型のケーキやおしゃれなお酒などもあってお土産にもぴったりですよね。

市長：
はい。注目していただきたいものはまだまだあります。アクトシティ浜松市民ロビーでは「音楽写真家木之下晃展」が開催されています。木之下先生は、世界の音楽の巨匠たちをすっと撮影していらしたのですが、残念ながら先日お亡くなりになられました。
これが最後の作品展となりますので、大変貴重ですし、見ごたえがありますので、ぜひともコンクールと一緒にご覧いただきたいと思います。

聞き手：
第9回浜松国際ピアノコンクールは、11月21日から12月8日まで開催されるということで、チケットは販売中なので、ぜひ、お早目にお求めいただきたいと思います。

市長：
世界の一流のピアニストの演奏をぜひ聞いていただきたいと思います。

聞き手：
さて、今日もお時間が近づいてまいりました。
最後に、市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長：
今年は3年に一度の「浜松国際ピアノコンクール」の開催年です。第9回となる今回は、「ユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野」に加盟後初の開催となります。それだけ注目度の高いコンクールとなりますし、世界からたくさんの応募がありまして、予備選から非常にレベルが高く、審査員の方も驚いていますので、ぜひ市民の皆さんにもご注目いただきたいと思います。
このコンクールは、100人を超えるボランティアの皆さんに支えられていて、浜松を挙げて取り組んでいます。
このような素晴らしいコンクールが身近に開催されるということで、ぜひ市民の皆さんにも気軽に会場に足を運んでいただきたいと思います。
また、ピアノコンクールと同時期にもう一つ注目のイベントが開催されます。それは、西区の渚園で11月21日からはじまる「ゆるキャラ(R)グランプリ2015in出世の街浜松」です。全国からゆるキャラ(R)が集結し、最終投票が行われるということで、浜松を代表する家康くんもがんばっていますので、ぜひピアノコンクールと併せて渚園の会場にも足を運んでいただき、家康くんへの投票もお願いいたします。
秋はビッグイベントが目白押しですので、大いにこうしたイベントをお楽しみいただきたいと思います。