更新日：2023年12月1日

ラジオ市長室（2011年6月）

東日本大震災～浜松市の支援体制と今後の防災～　2011年6月19日

聞き手：

いよいよ7月1日、浜松市制100周年を迎えます。この記念すべき年を迎え、市長の想いもひとしおでしょうね。

市長：

明治44年に人口36,000人余りでスタートした浜松市が、100年の間に先人の皆さまのご努力で82万人の大きな都市・政令指定都市になったということは、本当に感慨深いものがあります。やらまいか精神で数々の惨禍を乗り越え、ものづくりのまち・産業のまちとしてここまで大きく成長してきたことを、私は本当に誇りに思っています。
これからも浜松市の発展の歴史を大切にしながら、次の100年に向けて第一歩を踏み出す年にしていきたいと思いますし、100周年を市民の皆さまと一緒になってお祝いしていきたいと思います。

聞き手：

こうして100周年で盛り上がる浜松市の元気を全国に発信していきたいですね。
さまざまな取り組みがあると伺っています。

市長：

まずは発信のシンボルとなるロゴマークですが、公募の結果、全国から802点の作品が寄せられ、その中から決定させていただきました。

聞き手：

『100』の文字がそれぞれガーベラ、うなぎ、みかんと浜松市の特産がモチーフになっているのですね。

市長：

非常によくできたロゴマークだと思います。広報はままつや記念事業のリーフレットなどに掲載し、100周年を盛り上げていく一つのツールにしたいと思います。

聞き手：

キャラクターもとても愛らしいですね。

市長：

キャラクターについても824点の作品が集まり、その中からこの「出世大名家康くん」に決定しました。

聞き手：

こちらのキャラクターも、ちょんまげがうなぎ、家紋がみかん、袴がピアノの鍵盤と、浜松市の特産が盛り込まれているのですね。
先ほど市長がおっしゃったように、この浜松市制100周年を、市民と浜松市が一体となってお祝いできたら素晴らしいですね。

市長：

100周年のメイン企画が100夢プロジェクトといいまして、市民の皆さまからご応募いただいたさまざまな事業を100周年記念事業として市が認定し、応援させていただく企画です。
既に市民の皆さまや市民団体、企業などいろいろなところからたくさんの応募があり、ジャンルも非常に多岐にわたっています。
これを今年の4月から来年の3月まで1年をかけて実施していきます。
最初は100周年にちなんで100事業に限定することを考えていたのですが、本当にたくさんのご応募をいただきましたので、数を150に増やしました。
ぜひ成功させて、市民の皆さまと一緒になって100周年をお祝いしたいと思っています。

聞き手：

さて、今年の7月1日は100周年記念式典になりますね。

市長：

はい。7月1日、午後5時からアクトシティ大ホールにて記念式典を予定しています。
今回は100周年記念ということで、例年とは異なった特別な内容になっており、「音楽の都・浜松の100年史そして輝かしい未来へ」をテーマに、市内の子ども540人で編成する合唱団と吹奏楽団、指揮者の宮川彬良さん、浜松ゆかりの芸術家でピアニストの仲道郁代さん、サクソフォン奏者の須川展也さんと楽しいコンサートを開催する予定になっています。

聞き手：

音楽もさることながら、浜松市は伝統芸能も数多く受け継がれているとうかがっています。
こちらはどのようなイベントがあるのでしょうか。

市長：

7月2日、「浜松市伝統芸能のつどい」という企画が予定されており、浜松アリーナで開催します。
浜松市には、地域に受け継がれてきた伝統芸能が数多くあります。
100周年を迎えるにあたり、伝統芸能を一堂に集めて浜松市の魅力・誇り・愛着を高めていきただきたいという思いでこの企画を実施します。
あわせて「浜松の祈り　明日への祈り」を副題に、東日本大震災で被災された方を励まし、被災地の復興を支援するため、当日は会場で義援金の募金活動も行いますので、ぜひ皆さまのご協力をお願いします。
文化財の指定を受けている西浦（にしうれ）の田楽（でんがく）、川名のひよんどり、横尾歌舞伎など、6演目が披露される予定となっています。

聞き手：

最後に鈴木市長から市民の皆さまにメッセージをお願いします。

市長：

今年はいよいよ浜松市制100周年の記念の年となります。これから市民の皆さまと一緒にさまざまな記念事業を通じて、100周年をお祝いしていきたいと思います。
「自立と協働」というキーワードを大切にしながら、新たな浜松市の発展を築き上げていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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