更新日：2023年12月1日

ラジオ市長室（2012年8月）

浜松市の健康づくり　2012年8月19日

聞き手：

市長は以前、毎日筋トレをされているというお話をされていましたが、今もされているのですか。

市長：

去年の2月ごろから、ダイエットと筋力トレーニングを始めまして、腕立て伏せと腹筋、スクワットを毎日欠かさず今でも続けています。

聞き手：

ダイエットとおっしゃっても、以前からスリムなイメージなのですが。

市長：

いや、ちょっと体重が増えたことがありました。
1年半でだいたい10キロ痩せました。特別なことをするのではなく、毎日体重を測って記録していくレコーディングダイエットという方法なのですが、やはり増えると無意識に気を付けるんだと思います。体重は、増減を繰り返しながら、徐々に減っていきます。

聞き手：

さて、静岡県は健康寿命が高いということを聞いたことがあります。健康寿命とは、介護を受けないで自立した生活を送ることができる期間を示すものということですが、どれくらい高いのですか。

市長：

静岡県は男女ともに健康寿命が高くて、男性が71.68歳で全国2位、女性が75.32歳でなんと全国1位です。

聞き手：

もちろん浜松市も。

市長：

はい、浜松市も貢献しています。県内でも健康寿命が非常に高い、上位にランクされている市です。

聞き手：

浜松市がどうして健康寿命が高いとお考えですか。

市長：

なかなか直接的な理由は分かりにくいのですが、浜松市や静岡県は気候が温暖で暮らしやすいということと、お茶やみかん、海のものも山のものもとれるところですので、そうした豊かな食べ物も影響していると思います。

聞き手：

いつの間にかバランスのいい食生活を送っているのかもしれませんね。

市長：

行政としても、健康寿命を少しでも延ばしてもらおうと、平成15年に健康づくりの指針として「健康はままつ21」を策定して、市民の皆さんの健康づくりのお手伝いをするという取り組みを行っています。

聞き手：

「健康はままつ21」というのは、具体的にはどのようなものなのですか。

市長：

健康はままつ21は“やらまいか元気な人づくり”をスローガンとして、市民の皆さんが日常生活の中で実践する健康づくりの目標を示すとともに、市民、団体、市が取り組む具体的な行動を「健康づくりプラン」として掲げています。
健康づくりというのは市民一人一人が「自分の健康は自ら守りつくる」ことを基本として取り組むとともに、家庭、地域、学校、企業、関連団体、ボランティア、行政などの多くの人が協力し、連携し、個人の健康づくりの支援を行うことが必要です。
浜松市では市民の健康づくりに取り組んでいただける団体を「健康はままつ21推進協力団体」として募集しています。
あわせて協力団体による「健康づくりプラン」も募集していますので、市民の健康づくりに一緒に取り組んでいただける団体の方にはぜひご応募いただきたいと思います。
今、この「健康はままつ21」の次期計画について策定中でして、今年の秋以降には市民の皆さんからご意見を募集するパブリックコメントを実施する予定になっておりますので、ぜひ多くの市民の皆さんのご意見をいただきたいと思っております。

聞き手：

最近、国際的な団体に加盟したそうですね。

市長：

はい。7月1日に「健康都市連合」という国際組織に加盟しました。この組織はWHO(世界保健機構)とアジア太平洋地域が一緒に作った組織でして、この組織を通じて加盟都市の住民の皆さんの健康づくりを促進するとともに、生活の質の向上等を図っていくことを目的に作られたネットワークです。

聞き手：

それはどのくらいの規模の組織なのですか。

市長：

平成24年6月30日現在、西太平洋地域において173の都市が加盟しており、日本においては、名古屋市や神戸市をはじめとする24都市と2団体が加盟しています。

聞き手：

この連合でどんなことができるのですか。

市長：

加盟している都市は健康づくりに非常に熱心な都市ですので、そういった都市の情報を得たり、連携をしたりすることによって、市全体の意識啓発にも大きな役割を果たしてくれると思います。

聞き手：

お話を伺っていて、私もぜひ健康づくりに取り組んでみたいと思ったのですが、今後、市民が参加できるおすすめの催しなどはありますか。

市長：

浜松市では、今、健康づくりに関するいろいろな取り組みを行っています。
例えば、乳幼児を持つお母さんたちを対象にした健康づくり講座や、高齢者を対象にした「健脚ころばん教室」など、市民の皆さんに参加していただける数多くの講座を開催しています。
今年の12月1日にはアクトシティ浜松において、健康都市連合加盟を記念して大きなイベントを開催する予定となっています。ここでは「健康づくり体験コーナー」や「体力測定・健康チェックコーナー」など、見て、触れて、学ぶことのできるイベントを通じて、健康づくりへの実践や意識向上のきっかけ作りの場としてもらいたいと考えています。

聞き手：

そろそろお時間が近づいてまいりました。
それでは最後に、鈴木市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長：

日本全体として、長寿の社会になってまいりました。
静岡県あるいは浜松市も大変長寿の地域です。そんな中で、単に寿命が長くなるだけではなくて、健康で長生きを続けられるという健康寿命をいかに延ばすかということがとても大切な時代になってきていると思います。
浜松市は今回、健康都市連合に加盟し、より一層、市民の皆さんの健康づくりに対する啓発などの事業に取り組んでいきたいと思います。また、健康都市づくりについて、市内外に広くPRしていきたいと思います。
健康づくりというのは、基本的には、皆さんに努力して取り組んでいただかないといけないのですが、なかなか一人で継続することは難しいので、市全体としてサポートすることによって継続しやすくなるということがあります。市としても今後もサポートするための事業に取り組んでいきたいと思います。
市民の皆さんには、まず一人一人が「自分たちの健康は自らが守る、自ら作っていく」という意識を持っていただき、健康づくりに取り組んでいただきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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