更新日：2023年12月1日

ラジオ市長室（2013年9月）

出世の街浜松（2013年9月15日）

聞き手：

だいぶ涼しくなってきましたけれども、まだまだ暑い日もありますね。暑いと言えば、浜松に関するあれが今熱い戦いが繰り広げているということなのですが。

市長：

そうなんです。私はたった今街頭演説がから帰ってきたところなのですが、浜松のマスコットキャラクターの出世大名家康くんが「ゆるキャラグランプリ2013」に参戦していて、いよいよ9月17日から投票が開始されます。昨年は7位で終わってしまいましたので、今年は何としても1位を獲るために、今気合を入れて取り組んでいます。

家康くんは普段は威厳を持ってしゃべらないのですが、今回は「超やらまいかバージョン」ということで、本人が自らしゃべって投票の依頼をしています。これから本番が始まるので、街頭演説だけでなく、さまざまな取り組みも行っていきたいと思います。また、市民の皆さんの中にも応援団ができていますので、これを機会にぜひ家康くんの応援をしていただきたいと思います。

聞き手：

応援演説など選挙さながらですね。
そんな家康くんといえば、浜松城主であった徳川家康公の生まれ変わりですよね？浜松城というと改めてどういうところなのでしょうか？

市長：

浜松城は、徳川家康公が29歳から45歳までの17年間城主を務めたお城です。また、その後の歴代城主からも老中など幕府の中心へと出世した人を多く輩出したので、浜松城は別名出世城と呼ばれています。
さらに、実は、家康公より先に天下人となった豊臣秀吉公の出世人生のスタートは浜松にあり、少年時代（16～18歳）にここ浜松で初めて仕官をしました。家康公と秀吉公という外からやってきた2人の人物に天下を獲らせた土地など全国広しといえども他にはないので、出世の強力なパワースポットとして脚光を浴びています。

 

聞き手：

家康公が浜松にいたことは有名ですが、太閤秀吉までとは、浜松はまさに天下獲りのパワースポットですね。
浜松には出世のパワーがみなぎっていることは分かりましたが、それを生かして市として何か取り組まれていることはありますか？

市長：

浜松城がキーになるのですが、残念ながらハードのお城としては全国に立派なお城がたくさんあるので、なかなか勝てません。でも、今お話したような家康公にまるわるお話や出世城と呼ばれるこれまでの歴史やストーリーはどこにも負けません。浜松城が持っているオリジナルの歴史的な価値です。
京都の北野天満宮という全国の受験生が合格祈願に集まる場所がありますが、いずれは、出世や成功を夢見るビジネスマンやサラリーマンがこぞって浜松に集まるような場所にすることが私の夢でもあります。全国からそういう皆さんが集まってくれれば、お城がもっともっと生かされることになります。

また、ちょうど平成27年は、家康公が亡くなって400年の記念の年でもありまして、浜松市を含めて静岡市、静岡県、愛知県の岡崎市など家康公ゆかりの自治体が一緒になって、これから家康公の顕彰をやっていこうというプロジェクトがスタートしています。そのプレ事業として9月22日には、「第1回家康公検定」が開催されます。また、10月19日には大相撲浜松出世場所、10月26・27日にはもうすっかりおなじみになりました「家康楽市＆出世城まつり」も浜松城公園で開催されます。秋に向けて出世の街や家康公に関する催しやイベントがたくさん開催される予定になっています。

聞き手：

先ほども申されましたが、出世城のストーリーを売りにしているというのは、全国を見ても例がないものですから、それをさらに売りにして、またそれを後ろ盾にして家康くんにはがんばってほしいですね。

市長：

家康くんは出世の街の先導役ですので、家康くんが日本一になることによってこの取り組みがバージョンアップすることにもつながります。

 

聞き手：

そうですね。明後日からはじまる投票にも皆さんにぜひ協力していただきたいですし、家康くんにはがんばって天下を獲ってほしいほしいですね。
そろそろお時間が近づいてまいりました。
最後に、市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長：

浜松のシンボルである浜松城には、今日皆さんにご紹介したような出世にまつわるとても縁起のいいストーリーが詰め込まれています。
市ではこれらを生かして浜松城をそして浜松の街を売り出そうという取り組みをしています。その先導役になっているのが出世大名家康くんです。今回のゆるキャラグランプリで日本一に輝けば、大いに力になってくれると思います。

ゆるキャラについては、皆さんご存じのとおり、熊本のくまもんが一昨年ゆるキャラグランプリで日本一になったことを契機に大ブレークし、グッズの売り上げだけでなんと300億円を超えています。その経済波及効果は1,000億もの効果になるのではないかというように言われています。つまり、たかがゆるキャラと笑っていられない時代になっています。私たちもこのゆるキャラの持つパワーを生かして浜松市のPRをするためには、なんとしても日本一を獲りたいと思います。

ただし、今は全国ゆるキャラブームであり、くまもんの成功にあやかれということで、全国の自治体がこの取り組みをしていますので、大変厳しい戦いになると思います。まさにこれは天下分け目の選挙ですので1票1票の積み重ねで勝ち抜いていくしかありません。市職員も教職員合わせて1万人近くいますが、全庁挙げて取り組んでいこうとがんばっています。しかし、どうしてもそれだけでは足りませんので、80万を超える浜松市民の皆さんお一人お一人にご支援の呼びかけをしたいと思います。1票1票の積み重ねが今回の勝敗を分けます。どうか市民の皆さんの絶大なるご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。