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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2012年10月)

浜松市の音楽 2012年10月21日

聞き手:

秋と言えば「食欲の秋」、「芸術の秋」、「読書の秋」といろいろな秋がありますが、市長が思い浮かべる秋は何の秋でしょうか?。

市長:

なんと言っても秋は「芸術の秋」ですね。特に浜松は音楽のまちですから、秋はいろいろなイベントも目白押しです。

聞き手:

市長ご自身は音楽をやっていらっしゃったんですか?

市長:

子どもの頃に合唱をやっていました。今の「ジュニアクワイヤ浜松」の前身が昔の児童会館にあった「少年音楽隊」で、そこの合唱部に入っていました。器楽部というものもあり、そちらは今の「ジュニアオーケストラ」です。
私はボーイソプラノ、今で言うテノールをやっていました。

聞き手:

本当に音楽が盛んなまちですが、昔から浜松は楽器の生産が盛んで、歴史も深いんですよね。

市長:

そうですね。
明治33年にヤマハの創業者である山葉寅楠により、浜松市で日本最初のピアノが作られました。かつては、ヤマハ・カワイという世界を代表する楽器メーカー2社が浜松に本社を置いていたのですが、平成17年に電子楽器のローランドが本社を浜松市に移したことにより、今や世界に名立たる楽器メーカー3社が浜松に本社を置いているということで、まさに浜松は世界的にも有名な「楽器のまち」だと言えます。
また、楽器のまちという特徴を活かして、今、「音楽の都」づくりに取り組んでいます。

ピアノ製造工程

聞き手:

文化面などでも音楽を発展させて、「音楽の都」への飛躍を目指しているということですが、具体的にはどういった取り組みをしていますか?

市長:

例えば、世界各国の有望な若手ピアニストが技と感性を競い合う「浜松国際ピアノコンクール」などの大きなイベントや、吹奏楽の甲子園と呼ばれる「全日本高等学校選抜吹奏楽大会」、市民参加型の「プロムナードコンサート」など、質の高い音楽から親しみやすい音楽まで、年間を通じてさまざまな音楽イベントが開催されています。
また、「やらまいかミュージックフェスティバル」を始めとした、年間300回以上のイベントやコンサートが市民の皆さんの企画・運営により開催されていまして、市民レベルの音楽文化も着実に広がりを見せています。
現在、浜松市は、「ユネスコ創造都市ネットワーク」という世界的なネットワーク組織があるのですが、その音楽分野への加盟を申請しています。浜松市が認定されれば、アジアで初めての音楽分野での加盟となるので、国内外に「音楽の都・浜松」を大いに発信することができるようになります。

やらまいかミュージックフェスティバル

聞き手:

音楽の秋に特に注目すべきイベントなどはありますか?

市長:

今年は秋の音楽イベントが充実していて、10月13日の「やらまいかミュージックフェスティバル」を皮切りに、6週間連続して4つの大きな音楽イベントが開催されます。
その中でも特に注目すべきは11月10日から24日に、3年に1度開催される「浜松国際ピアノコンクール」です。この大会は若手ピアニストの登竜門とも言われており、過去の出場者は大会後、世界のステージで活躍するトップピアニストとしての道を歩んでいます。
今回は世界31カ国1地域から288人の応募があり、その中から第一次予選に92人が選出され、日本人出場者も過去最多の27人となっています。また、浜松市からも2人が出場する予定です。
またこの大会は、市民ボランティアが活躍することに特徴があり、通訳や会場案内に、およそ100人のボランティアスタッフが参加します。さらに、出場者に一般家庭でホームステイしてもらうなど、市民の皆さんにご協力いただいています。

聞き手:

市民一人一人が作り上げている大会なんですね。

市長:

本当に市民の皆さんに支えられてこの大会が成り立っているというのがこのコンクールの大きな特徴になっているんです。

聞き手:

この「浜松国際ピアノコンクール」は世界的に見ても大きな大会なんですよね?

市長:

そうですね。「浜松国際ピアノコンクール」はアジアで最初に、国際音楽コンクール世界連盟に加盟が認められています。
先ほども申しましたように、浜松は楽器のまちですから、ヤマハやカワイ、ローランドと言った楽器メーカーがあることにより、ピアノの調達がスムースにでき、また、ピアノの演奏に重要な調律についても、腕の良い調律師の方もたくさんいらっしゃいます。なので、こういったコンクールにはもってこいの環境にあります。
そういったこともあり、浜松のコンクールが世界的にも有名になっているんです。

聞き手:

世界レベルの演奏を浜松で身近に聴くことのできるめったにないチャンスですから、ぜひこの機会に足を運んでいただきたいですよね。
クラシックに今まであまり親しんでこなかった方も楽しめるイベントを企画されているそうですね。

ミュカロジック.

市長:

今回は工夫を凝らした新たな取り組みをしています。
その1つとして、初のコンクール公認スイーツを販売します。
「ミュカロジック」というミュージックとマカロンを合わせた名前のマカロンなんですが、このスイーツは東海調理製菓専門学校の学生さんからレシピを募集した中から選ばれたものです。
こうした取り組みを通じて、クラシックのコンサートは敷居が高いと感じている皆さんも、そんなに敷居の高いものではありませんので、いろいろな形で楽しんでいただき、足を運んでいただきたいと思います。

聞き手:

コンクールのチケットのお買い求めは、大会ホームページ「http://www.hipic.jp」までアクセスしてみてください。
さて、今日もお時間が近づいてまいりました。鈴木市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長:

浜松市は皆さんもご承知のとおり、長年にわたり「楽器のまち」という特徴を活かして、「音楽のまち」へ、そして今は「音楽の都」へと取り組みを進めています。そうした中、これから6週間連続で音楽イベントが行われ、音楽のまちならではの取り組みがなされます。ぜひ、多くの皆さまにもこうした機会を楽しんでいただきたいと思います。
また、浜松はこれから継続的に音楽の都づくりに取り組んでいきたいと考えています。音楽の都を作るためには、行政の力だけではできません。多くの市民の皆さんに色々な角度で、この取り組みに参加していただくということがとても大切ですので、積極的にご参加いただきますようお願いいたします。

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