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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2013年5月)

ごみのルールが変わりました(2013年5月19日)

聞き手:

市長は長くダイエットをされて、ある意味生まれ変わったということですが?


市長:

もう2年になりますが、体重は10キロほど減りました。ただ、ダイエットするだけでは不健康なので、毎朝筋トレを続けています。


聞き手:

生まれ変わった、新しくなったと言えば、4月から浜松市ではごみのルールが変わりましたよね。

 

市長:

2つの大きな理由から今回ルールを変更することになりました。

一つは、平成17年に12市町村が合併し、新しい浜松市がスタートしましたが、それぞれの旧市町ではごみについて独自のルールがありました。混乱してはいけませんので、それぞれのルールを尊重してきましたが、いよいよ統一をしようという理由です。

もう一つは、ごみの処理コストの削減です。ごみ処理施設の改修や新設には莫大なお金がかかります。大体10~15年程度で改修が必要になり、そのたびに数十億、新設の場合は数百億円もかかります。これらの財政負担の軽減をしていくこと、最終処分場の延命化、つまりできるだけ長く使えるようにといった課題が生じてきましたので、ごみの減量をすすめることが必要でした。

新しいルールの推進により、皆さんにごみやリサイクルに対する関心を高めていただき、ごみの減量がより一層進むといった、大きく2つの理由により今回統一したルールをスタートさせることになりました。
撮影風景

聞き手:

市内どこでも同じサービスが受けられるということはとても大事なことですし、分かりやすいですね。具体的にはどのように変わったのでしょうか?


市長:

大きく分けて3つの変更点があります。「ごみの分別品目、収集日の変更」、「指定ごみ袋の導入」、「連絡ごみの有料化」です。


聞き手:

ではまず、「ごみの分別品目、収集日の変更」について詳しく教えてください。


市長:

分別品目を市内全域で10品目に統一し、収集日についても多くの地域で変更させていただきました。

最初は戸惑ってしまうことが予想されるため、周知をしたほか、パンフレットを作成し、全戸に配布しました。

また、浜松市には外国の方も多くいるので、ポルトガル語、英語、スペイン語、中国語、韓国語、ベトナム語の6つの言語の簡易的なパンフレットも作成しました。

パンフレット

聞き手:

6つの言語に対応したパンフレットがあるというのは、浜松市ならではですね。

「指定ごみ袋の導入」と「連絡ごみの有料化」についてはどうでしょうか?


市長:

ごみを出す際に、全市で同じごみ袋を使用することにしました。6月までは経過措置として、新旧どちらのごみ袋も使えるようにしておりますので、7月以降は新しいものにしていただきたいと思います。

連絡ごみと言われる大きなごみや、もえないごみとして扱えない金属を含む製品などを回収する際に、一部の処理経費をごみを出す皆さんに負担していただくことになります。連絡ごみを出す場所は原則としてご家庭の軒先となり、市の収集員がそこまで取りにいくようになるので、今までのように集積所などに持っていく手間がなくますので、その点は便利になるかと思います。

皆さんに、一定の負担をお願いすることで、ごみやリサイクルに対する意識を高めていただき、さらなるごみの減量、リサイクルの推進を行い、将来的なごみ処理経費の節減を目指しています。


聞き手:

これまで新しいルールを導入してどうですか?


市長:

4月1日から市内全域の集積所などの現場を確認をしていますが、最初の1週間は、一部地域で収集日を間違えている例がみられましたが、一定期間が経過し、現在では概ねルールが守られています。


聞き手:

ルールの統一以外に、ごみに関して何か新しい制度などはありますか?

 

市長:

今、条例改正を検討しているのですが、以前から問題視されていた集積所からの「ごみの持ち去り」について、持ち去った人に対して罰則を課すことを検討しています。

また、今度国では法律が施行され、「小型家電の回収」が行われますが、浜松市ではそれに先駆けて3月から回収業務を行っています。

市役所をはじめとする市の施設32カ所に回収ボックスを設置して、エアコンなどの家電4品目を除く使用済みの小型家電65品目を無料で回収・リサイクルしています。65品目すべてをボックスで回収するのは全国初の試みです。

このボックスを使えば、有料になるもののうち、DVD-ビデオ、ビデオテープレコーダーなどを無料で処分することができます。回収開始から1カ月で想定を上回る量を回収していますので、市民の皆さんにご利用いただいているということが分かります。
用済みの小型家電回収ボックス

聞き手:

さて、今日もお時間が近づいてまいりました。

それでは最後に、鈴木市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。


市長:

市長就任からまもなく、西部清掃工場が稼動し、当分ごみについては心配ないと安堵した矢先に、南部清掃工場の改修に80億円かかるということが分かりました。さらに、その10年後には南部清掃工場が使えなくなりますので、百億円かけて新しい清掃工場を作らなくてはいけません。さらにその5年後には、西部清掃工場の改修に百億円規模の改修費がかかるとのことで、大変驚いたのですが、ごみの処理には本当にお金がかかるということが分かりました。

こうした費用を削減できれば、教育や子育てなどの分野に財源を振り分けることができます。ごみの処理というのは何も新しいものを生み出しませんので、ごみの減量をやらなければいけないと強く思いました。

これから、市民の皆さんにごみの分別や減量、リサイクルを新しいルールのもとに徹底していただければ、市全体のごみの量が減り、処理にかかるコストもぐっと減らすことができると思います。

また、普段出すごみの中の「雑がみ」や「生ごみ」を少なくしていただくと、ごみの量がぐっと減りますので、ぜひ市民の皆さまにもご協力いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

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