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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2012年3月)

道路開通と三遠南信地域の可能性 2012年3月18日

聞き手:

もうすぐ4月ですね。新しいスタートの季節にふさわしく、市民の皆さんが夢や希望そして期待が持てるような明るい話題がありましたらお聞かせください。

市長:

3月4日に三遠南信自動車道の一部、浜松いなさ北インターから愛知県の鳳来峡インターまでが開通し、4月14日には新東名高速道路の静岡県内162kmが一挙に開通します。
既存の東名高速道路、国道1号などの交通網に加え、新たな大動脈として新東名が開通することで、東西軸が一層充実します。また、三遠南信自動車道の一部が開通することで、隣接する愛知県と県境を越えた交流がますます活発化します。
さらに、新東名と三遠南信自動車道が浜松いなさジャンクションでつながることで、新東名の東西軸と三遠南信自動車道の南北軸の相乗効果を生み、文化・経済の交流による地域活性化が促進されることを期待しています。

聞き手:

これらの道路の開通により、具体的にどのようなことが期待されますか。

市長:

今回開通する道路は内陸部にあります。この地域は東海地震など大きな災害が想定されているので、地盤が堅固で津波の心配もない内陸部への関心が高まっており、新東名のインターチェンジ周辺では、企業誘致などの可能性が出てきますし、地域経済の可能性も出てきます。
また、三遠南信自動車道では、防災や医療の観点からは、移動時間の短縮により、災害場所や病院へのアクセスが向上するなど、「命をつなぐ道」として、中山間地域の住民の安全安心の確保につながると考えられます。

写真:三遠南信地域

聞き手:

この三遠南信自動車道の一部開通によって、3つの県境を越えた地域連携の可能性も広がると思いますが、まずは、この地域の交流について詳しく教えてください。

市長:

愛知県東三河、静岡県遠州、長野県南信州の3つの県境にまたがる地域はもともと広域連携を行っていました。この地域は古くから塩の道と呼ばれる秋葉街道や三州街道などの街道や、天竜川、豊川といった川によって結ばれ、歴史・文化を共有する、自立的な経済・文化圏を形成してきました。
昭和60年代以降からは、三遠南信自動車道が国の計画に位置づけられたことにより、地域連携の機運が一層高まり、平成6年から、地域の経済団体、地域住民や行政が一同に会する三遠南信サミットを毎年度開催し、連携の強化に努めています。

聞き手:

今後、さらに連携が加速していく三遠南信地域の目指す姿についてお聞かせください。

市長:

三遠南信サミットでの合意形成を経て、平成20年には、「三遠南信250万流域都市圏の創造」をテーマとする三遠南信地域連携ビジョンが策定されました。そして、平成21年には、通称SENAと呼んでいる三遠南信地域連携ビジョン推進会議を設置し、このビジョンを具体的に進めているところです。
今年度、浜松市で開催された19回目の三遠南信サミットでは、今後、三遠南信自動車道の整備促進をはじめ、産業連携や防災連携などを重点的に取り組むことを宣言しました。

聞き手:

最後に鈴木市長から浜松市民の皆さまへ、メッセージをお願いします。

市長:

いよいよ今年の春には三遠南信自動車道の一部供用が開始され、新東名高速道路は県内全線開通するということで、東西軸と南北軸の新しい道路が使えるようになります。
この開通には2つの意味があると思います。1つは浜松地域の発展です。今、地盤が強固で地震の心配が少ない内陸部への開発に注目が高まっていて、新しいインフラの整備によってますます発展が促進することが期待されます。もう1つは、三遠南信自動車道は三遠南信広域連携の骨格をなす道路であり、新東名の開通により愛知県等との交流ができれば、さらに三遠南信広域連携が促進されると思います。
このように2つの道路はこの地域の将来の発展に大いに貢献してくれるものだと思います。
分権時代をリードする浜松市としては、これらのインフラを十分に活用して地域の発展に取り組んでまいりたいと思います。

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