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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2013年3月)

浜松市の未来・来年度事業について(2013年3月17日)

聞き手:

暖かい日も増えてきて、春本番という感じですね。

春と言えば、さまざまな初もの・新ものと呼ばれる食べ物が出てきますが、市長が思い浮かべる初もの・新ものとは何でしょうか?

 

市長:

そろそろ近づいてきた浜松まつりですが、私はこの浜松まつりと初ものがオーバーラップします。例えば、かつおとこの辺りで作られている新玉ねぎはおまつりでよく見かけるので、春とおまつりを感じさせる食べ物ですね。


聞き手:

新ものと言えば、年度も新しくなりますね。浜松市の来年度の施政方針はどのようになっているのでしょうか?


市長:

新年度の平成25年度は、津波対策をはじめ市民の暮らしの安全安心の確保に向けた事業に優先して取り組む必要があります。

そこで、予算編成においては、およそ1,400事業すべてのチェックを行い、今まで以上の選択と集中による予算編成を行いました。例えるなら、ムダを省いて市を強化する筋肉をつけるという意味で、「ダイエット筋トレ型」の予算編成になったと思います。


聞き手:

ダイエット筋トレ型とは、日ごろから鍛えている市長らしいネーミングですね。

市民の安全や安心の確保に向けた事業を優先するとおっしゃっていましたが、具体的にはどのような事業なのでしょうか?

 

市長:

例えば、防災についてや、先日橋が落橋しかけたということがありましたが、そうしたインフラや施設の長寿命化などに重点を置きたいと思います。

防災面では、6月には、県が新たな地震被害想定を公表するので、津波対策も含めて防災対策を再点検していきたいと思います。また、県と連携して海岸線への防潮堤の整備も推進していきます。さらに、危機管理センターを設置し、危機管理体制を強化していく予定です。

また、インフラや施設の長寿命化の面では、浜松市内の全公共施設の内、建築から30年以上経過する施設が半数あります。劣化状況の調査を実施しながら、各施設の現状を整理し、その上でU計画的に改修Uを行うことで、建て直しなどが一時に集中することを防ぎ、U長期的な視点で歳出を減らしたり、平準化したりするという取り組みを行っていきたいと考えています。

遠州灘海岸線

聞き手:

その他にも、市長は以前から「子ども第一主義」についても力を入れていらっしゃいますが、その点についてはどのような施策を展開していく予定ですか?

 

 

市長:

最近は、特に保育のニーズが高まっているので、民間保育所の施設整備を促進し、保育所定員を拡大するなど、早期の待機児童ゼロを目指していきたいと思います。

 

保育所待機児童は、平成24年10月の時点で、413人いらっしゃいます。今後も利用者の増加が見込まれるので、平成25・26年度の2カ年で民間保育所の創設と増改築を実施し、750人の定員増を図る計画です。

その他にも、発達障害がある子どもとその親への支援をさらに強化していきたいと考えています。

子どもが遊ぶ様子

聞き手:

ものづくりのまち浜松としては、産業も大切だと思いますが、企業に対してはどのような事業を行っていくのでしょうか?


市長:

今年の目玉施策の一つとして、本社や開発拠点を浜松市に残しながらU海外へ進出する中小企業への支援を行います。

企業が海外進出をすると「産業の空洞化」が起こるのではないかと思われるかもしれないですが、海外に進出し、仕事の規模を拡大することで、元気の本体も元気になります。雇用がむしろ増えているところもあり、海外の急成長を地元に取り込むことができます。

市としては、海外進出に必要な調査に対する支援や、進出の拠点となるレンタルオフィスやレンタル工場を用意し、中小企業の皆さんが進出しやすいような調査を行っていきたいと思います。


聞き手:

さて、今日もお時間が近づいてまいりました。

それでは最後に、鈴木市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。


市長:

今回のお話で感じられたと思いますが、市は中長期的な視点で施策を展開していかなくてはいけない転換の時期にあります。今まではとは発想を変えていかなくてはいけないという時代に差しかかっています。

例えば、今までは道路や公共施設の新設など、作ることが市の主体事業になっていましたが、これからは今あるインフラをどのように中長期的に維持していくか、あるいは公共施設をどのように維持、更新していくかという発想に切り替えていかなくてはいけない時期を迎えました。

あるいは、教育などの問題についても中長期的な視点が必要になっています。

平成25年度の予算編成においても、そういった視点のもと行っています。

詳しくは、広報等でも市民の皆さんにお知らせしていきますが、ぜひご理解とご支援をいただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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