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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2013年1月)

浜松の新しい交通 2013年1月20日

聞き手:

さて、2013年1月も半ばを過ぎましたね。改めて今年の市長の抱負をお聞かせ願いますか?

市長:

昨年は、浜松市が101年目を迎え、新たな100年に向けて第一歩を踏み出した年でした。中長期的な視点で、次の100年に向けた施策に取り組んでまいりました。そのようにまいた種から少しずつ芽が出てきていますので、今年はそれらの芽を育てていく年にしたいと思っています。

聞き手:

新たなスタートを切った上での大きな飛躍を目指しているんですね。

市長:

はい。今年は経済も少し上向きになってくるかなという希望もありますからね。

聞き手:

スタートといえば、浜松市においても、新たに自動車道が開通するなど、交通網の整備が進んでいますね?

三遠南信自動車道開通式

市長: 

大きな変化としては、昨年の春に、三遠南信自動車道が一部供用開始になり、また、新東名高速道路も県内162キロが開通いたしまして、いろいろな波及効果がありました。浜松に来られるお客さんも増えていますし、観光地などもずいぶんとにぎわいました。

そうした中、浜松市においては、将来の都市づくりに向けて「浜松市総合交通計画」を策定しました。「はままつ流の多様なくらしに対応した「安全・安心・快適」な交通を目指して」という交通ビジョンのもと、市民や来訪者の日常生活、産業や経済活動など、さまざまな「くらし」に役立つような交通に関する施策を進めています。

聞き手:

ちさまざまな「くらし」に役立つ交通の施策ということでしたが、私たちが日常生活よく使う道路について、取り組みを教えてください。

市長:

道路は、市民の皆さんが日常的に使う重要なインフラであると同時に、経済や産業、観光などのさまざまな機能を支える重要な役割を担っています。そのため、ネットワーク機能の高い道路整備に力を入れる必要があります。ただし、浜松市は全国第2位という広大な面積を持ち、市が管理しなければならない道路の長さも政令指定都市で一番長いんです。大変多くの道路を抱えている中で、既存の道路を活用しながら、「選択と集中」により整備を進めています。

また、災害に強いまちづくりを進めるため、災害時に移動できる道路や緊急輸送路、被災地復興支援の役割を担う道路の確保も必要です。

昨年11月に開通した「遠州鉄道高架化」も、線路によってこれまで分断されていた地域の東西交通をスムーズにするとともに、沿線地域の一体化、新しいまちづくりが期待されます。
このように今、いろいろな取り組みが浜松市で行われています。

聞き手:

では、バスなどの公共交通については、どのような施策を行っているんですか?

市長:

これまで浜松のバス路線は、浜松駅を中心に放射状に路線が配置されていることが多かったんですね。ですので、横に移動しようとすると、一度浜松駅に来て乗り換える必要がありました。

 ひがしくん出発式

そこで、環状方向の整備をすることによって、利便性を向上させるため、昨年12月に環状路線の実証実験として「ひがしくん」というバスの運行を始めました。「ひがしくん」は、主要な交通結節点であるJR天竜川駅と大型商業施設「イオンモール浜松市野」を結ぶ路線です。これにより、遠州鉄道上島駅からイオンモール浜松市野を結ぶ既存の路線とつなぐ事で、環状的な路線ができました。

このようにそれぞれの路線を結ぶための交通結節点として、鉄道駅や大型商業施設などを活用した「ミニバスターミナル」を配置する事で、使いやすく持続可能な新たな公共交通ネットワークの構築を目指しています。

聞き手:

既存の路線と新たな環状路線を上手に利用することで、さらに利便性を高めることができそうですし、交通網としても新たな展開が期待できそうですね。

市長:

環状路線をうまく組み合わせることによって、縦横の移動が可能になりますので、より便利になると思います。

聞き手:

中山間地域など人口の少ない地域については何か取り組みをされているんでしょうか?

地域バスの写真

市長:

中山間地域に関する取り組みも大切です。中山間地域や公共交通が空白な地域などにおいて、高齢者や小学生を対象に、日常生活の交通手段の確保を図る新しい方法として、「地域バス」を平成22年から実証運行しています。

現在は水窪、佐久間、龍山、春野、天竜、三ヶ日、浜北などの10地域で運行しています。利用者からの事前予約に応じて効率的な運行をする、「デマンド交通システム」により運行している地域もあります。

「地域バス」は、地域の皆さんが主体となって、路線や停留所、ダイヤの検討を行い、新規路線バスの運行が実現したものです。それにより、交通弱者と言われる高齢者や子どもたちも移動手段を確保できるようになります。

聞き手:

さて、今日もお時間が近づいてまいりました。
それでは最後に、鈴木市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長:

今回は、道路や公共交通をテーマにお話させていただきました。
交通というのは、市民の皆さんの利便性を確保する上でも、産業や経済、観光を支えていくためにも大変重要です。浜松は市の面積が広大で、いろいろな特徴を持った地域が一緒になった市ですので、それぞれの地域にあった交通を整備していかなくてはいけないと思います。それにより、安全で安心、快適な移動が可能になります。高齢者から子どもまで、誰もが安心して移動できるように、今後も取り組みを進めていきたいと思います。

そして、何よりも大事なことは、公共交通はみんなで支えていかないと維持できません。車で移動することの多い浜松ですが、時間に余裕がある時などには、ぜひバスや鉄道などの公共交通を使っていただき、みんなで公共交通を支えていくということを心がけていただければと思います。
ぜひ、よろしくお願い申し上げます。

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