緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2014年11月)

理想の未来に向けた挑戦~浜松市戦略計画2015の基本方針

聞き手:
先日、浜松市ご出身の天野浩さんのノーベル物理学賞受賞が決まったというビッグニュースがありました!浜松市中が誇らしく思いましたし、特に子どもたちにとって大きな目標になったのではないかなと思います。大人は、子どもたちに大きな目標や理想に向かうと、輝かしい未来が待っているということを伝えていく役割がありますね。
浜松市は、そんな目標や理想を形にした新しい計画を策定中ということですが、詳しく教えていただけますか?

市長:
まずは、天野教授のニュースは本当に良かったと思います。今、浜松市は子どもたちの教育を伸ばす教育に取り組んでいるんですが、その合言葉が「将来浜松からノーベル賞学者を輩出しよう」ということだったんですが、すでにノーベル賞学者が誕生したので、これからは「第二の天野さんを出そう」というのが目標になります。

聞き手:
具体的な目標ができたというのは素晴らしいですよね。

市長:
そうですね。天野さんも大きな目標に向かってコツコツと努力を重ねて、このような結果に結びついたんだと思います。
我々も、将来のことをしっかりと考えて市政運営していかなくてはいけません。そのベースとなるのが、将来を見据えた総合計画です。現在、平成27年度から始まる新しい総合計画を策定しているところです。
これまでは、8年の計画でしたが、今回は30年の計画にするということで、少し長いと感じるかもしれませんが、次世代、つまり1つ世代を見通して考えるためには30年のスパンが必要です。

聞き手:
なるほど。今の子どもたちが大人の世代になるくらいですね。

市長:
今は人口が減少するなどいろいろな変化に富んだ時代ですので、将来を見据えて、そのためには今何をすべきかということを考える必要があります。
ただ30年の間には変わる部分もあるので、10年ごとに大きな見直しをしていきます。また、市では1年ごとの戦略計画を毎年つくります。これは、総合計画に基づいて来年何をしようかということを決めていくのですが、その戦略計画の中でその都度修正を図っていきます。

聞き手:
ということは、もう来年度の基本方針も決まっているんですか?

市長:
はい。「浜松市戦略計画2015の基本方針」を先日発表しました。この「浜松市戦略計画2015」は来年度の市政運営の基本になります。それに基づいて、予算の配分や人の配置などを決めていきます。

聞き手:
30年という先を見据えて、子どもたちにどのような浜松を残していくのか、譲り渡していくのかということを考える上での第一歩なんですね。
では、未来への第一歩となる「浜松市戦略計画2015の基本方針」の具体的な内容を教えていただけますか?

市長:
はい。「浜松市戦略計画2015の基本方針」は“理想の未来に向けた挑戦”とし、「挑戦」には、次の3つの柱を掲げました。
1つ目は、「脱人口減少・少子化社会への挑戦」です。
子育て世代の生活基盤を安定させ、子どもを産み育てやすい環境づくりを進めていきます。具体的には、認定こども園への移行促進、保育所の新設や増改築など保育環境の充実やワーク・ライフ・バランスを促進する就労環境の改善に取り組みます。
2つ目は、「選ばれる浜松への挑戦」です。
働く場、子育ての場、学びの場、遊びの場などあらゆる場面で浜松が選択されるような魅力の創出をしていきます。ユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野での加盟を視野に、世界の都市との交流に取り組むことも、この一環です。
3つ目は「持続可能な社会への挑戦」です。
これは、長期的な展望で持続可能な都市を目指すということです。人口規模に応じた最適化を図り、コンパクトでメリハリのきいた拠点ネットワーク型都市構造を目指しています。

聞き手:
集約型の都市になればやはり無駄も少なくなるんですか?

市長:
そうですね。浜松は分散型の都市なので、非常にコストがかかっています。生活している人も不便を感じていることがあるので、集約しコンパクトにして、拠点同士を公共交通機関などでつないでいきます。

聞き手:
新総合計画の中で30年後を見据えて、今何をすべきかという来年度の課題や方向性が見えた気がします。
さて、そろそろお時間が近づいてまいりました。最後に、市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長:
本日は、総合計画や戦略計画など普段市民の皆さんがあまり馴染みがないお話をさせていただきましたが、これは市政を運営する上では大変重要な取り組みです。
総合計画は市の土台となるものですが、今回は30年先の浜松の未来を見据えた計画にしました。1つ世代を超えた30年後の理想の姿を見据えて市政を推進していこうというものです。

新・総合計画を作るために100人以上の皆さまにインタビューを行ったり、夏休み夢会議で中学生から提案をもらったり、また、総合計画のベースとなる未来ビジョンの策定にあたっては、策定委員に学生のや若いサラリーマンの皆さんなど将来の浜松を担う世代に入っていただき、ご意見やご提案をいただきました。
新・総合計画では、「市民協働」をより強く打ち出しており、行政だけではなく、市民や団体、企業の皆さまなどあらゆる主体の皆さんと一緒になって課題にチャレンジしていきます。

そして、もう1つご紹介させていただいた戦略計画2015は、30年先の未来を見据えた上での来年度の計画です。理想の姿に向けた、第一歩となる計画です。いろいろと課題はありますが、果敢にチャレンジしていこうという思いでこの計画を作りました。

市民の皆さんにも一層のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?