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更新日:2023年12月1日

ラジオ市長室(2015年1月)

徳川家康公顕彰400年

聞き手:
2015年もスタートして、今年は新しいことに挑戦するぞ!気持ちを新たにされている方や、節目を迎えるという方もいるかと思います。
節目と言えば、今年は徳川家康公が亡くなって400年ということで、ゆかりの深い浜松市にとっても特別な年になりそうですね。

市長:
そうですね。350年や300年などの節目の年に、ゆかりの都市がイベントを行ってきました。今年は400年です。
ご存じの通り、家康公は29歳から45歳までの17年間、ここ浜松に居を構えて、天下統一の礎を浜松時代に築きました。太平の世を築くために一生懸命に活動していました。
江戸時代の浜松城主は、江戸に戻って出世をしたということで、まさに浜松は出世の街です。
今年はいよいよ家康公が薨去(亡くなって)400年の年です。家康公にゆかりの岡崎市、静岡市、そして静岡県とともに400年の記念事業を1年間かけて行っていきます。
この記念事業に先立ち、「家康公検定」、「家康楽市」、「家康公祭り」など、さまざまなプレ事業が行われ、400年祭に向けて盛り上がりを見せています。
昨年は、浜松城の発掘調査が行われ、家康公の時代につくられたとみられる堀の遺構が見つかりました。これは予想外の発掘成果で、家康公顕彰四百年という節目にふさわしいことであり、家康公顕彰の機運がさらに高まりました。

聞き手:
家康公がどんな思いであの堀をつくったのかといったことを考えると、ロマンもありますね。
では、「家康公顕彰四百年記念事業」について、浜松市ではどのような取り組みが行われるのか、また、これをきっかけに今後どのような展開をしていくのか教えていただけますか。

市長:
まず、家康公のイメージを刷新したいと思っています。これまでは「たぬき親父」といったイメージを持たれている方も多いと思いますが、実はまったく違います。
家康公は、戦乱の時代を終わらせて平和な世をつくりたいと希求していました。そして、260年にもわたる太平を築き、これは世界史的にも奇跡と言われていて、世界では家康公の評価が非常に高いです。
若い時期は勇猛果敢にいろいろな取り組みをしていました。特に、浜松時代は一番活動的でしたので、そこをぜひ発信していきたいと思っています。

そのための強力な助っ人が、今や全国的に有名な静岡文化芸術大学の磯田道史教授です。磯田先生は、家康公のいろいろな素晴らしい面を発信してくださっています。
広報はままつ「ちょっと家康み(いえやすみ)」のコーナーにも、家康公の功績や知られざる一面などを紹介していただています。
また、家康公の原点と言えるのが、「三方ヶ原の戦い」です。家康公が三方ヶ原の戦いで負けて帰ってきた時に、自画像を描かせて、初心を忘れないということで終生大事に持ち歩いていたという有名な「しかみ像」という絵があります。これを立体化して、広く皆さんに見ていただきたいと思っています。同時に、三方ヶ原の戦いをジオラマで再現をしようということで、浜松にいるジオラマ界の第一人者・山田卓司さんに作っていただいて、公開する予定です。

家康公薨去四百年の事業は、今後につなげていかなくてはいけません。
そこで継続的な事業として行うのが、「出世旅プロジェクト」です。浜松を訪れることを「出世旅」と位置付け、「出世の街・浜松」をPRしていきます。浜松は、ビジネスマン・サラリーマンの聖地なので、浜松に来てぜひ出世運を持ち帰っていただきたいと思います。
JR浜松駅構内の金の家康くん像をはじめ、地元企業や商店、飲食店と協力して「出世飯」を開発し、浜松駅から浜松城までを案内する「出世街道」の整備も行っています。
400年祭の今年だけでなく、家康公にあやかって今後も浜松を全国にアピールしていきたいと思います。

聞き手:
家康公の持つ力をお借りして、浜松市を全国に世界に発信したいですね!
さて、今日もお時間が近づいてまいりました。
最後に、市長から浜松市民の皆さんへメッセージをお願いします。

市長:
徳川家康公は、29歳から45歳までの17年間という人生で一番重要な時期にここ浜松を居城として活動されました。天下統一の礎を築いた場所として、非常に大事にされまして、江戸時代にも浜松の城主を務めると必ずと言っていいほど出世をし、浜松城は大変縁起のいいお城として「出世城」という別名があります。また、明治以降も、浜松からはスズキやヤマハ、ホンダ、カワイなど世界的企業が次々と生まれました。
浜松は、そうした不思議な力を持ったパワースポットであるということで、出世運に満ち満ちた浜松をこれから大いに売り出していきたいと思います。
最近では、天野浩名大教授がノーベル賞を受賞し、やはり浜松はすごいと実感しています。
また、今年は家康公が亡くなられて400年という節目の年ですので、岡崎市、静岡市、静岡県と一緒に1年間顕彰活動をしていきます。浜松市としては、その中でも特に、パワースポットとしての浜松を家康公とともに全国に発信をしていきます。この顕彰活動を1年のイベントで終わらせるのではなく、今後につなげていこうという心づもりで取り組んでいきます。
市民の皆さんにも一層のご支援とご協力をお願いいたします。

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