1.熱中症は防ぐことができる
気温、湿度、暑さ指数(WBGT)を確認する
- 気温、湿度、暑さ指数(WBGT)が高いときは、熱中症が発生しやすいため十分注意する。
服装や身に付ける物に注意する
- 暑い日の服装は軽装とし、汗を吸いやすい素材や風を通しやすい素材の服を着る。
- 帽子や日傘で直射日光を防ぐ。
- 運動をするときに厚手の衣類や防具、プロテクターなどを着ける場合は、休憩時に外したり緩めたりするなどして、体の熱を逃がす。
運動量の調整と水分・塩分の補給する
- 暑い時期は、なるべく涼しい時間帯に休憩をしながら運動する。
- 喉が渇いていなくても、水分をこまめに補給する。
- 水を多く飲む場合は、飴やタブレットなどで塩分を補給する。
- 特に、たくさん汗をかいた後には、必ず水分や塩分の補給をする。
体を暑さに慣らす(暑熱順化)
- 体が暑さに慣れていないと、それほど暑くない4~5月でも急に暑くなった日などに熱中症が発生することがある。
- 体が暑さに慣れるまでは、休憩をとりながら軽い運動を短い時間で行い、少しずつ運動の強さや時間を増やして暑熱順化をしていく。
2.睡眠、食事で体調を整える
- 十分な睡眠をとる。
- 好き嫌いをせず、朝食・昼食・夕食をしっかりとる。
熱中症予防につながる栄養素と食材の例
- ナトリウム(みそ汁、スープ、お茶漬け、梅干し、塩昆布など)
- タンパク質(肉、魚、卵、豆腐や納豆、牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)
- カリウム(生野菜、海藻、イモ類、果物など)
- 鉄分(ほうれん草、ひじき、豆腐や納豆、枝豆など)
- カルシウム(牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、豆腐や納豆、海藻など)
- ビタミン(豚肉、ブロッコリー、かぼちゃ、果物類、魚介類など)
NHK防災「防災の知恵 子どもの熱中症対策(1分)」(別ウィンドウが開きます)
子どもの症状のサインや水筒、飴などの準備について学ぶことができます。
NHK防災「熱中症対策 高齢者や子供は要注意(2分20秒)」(別ウィンドウが開きます)
高齢者や子供が注意するべき、室内と屋外での熱中症対策を学ぶことができます。
NHK防災「熱中症予防ソング「子どもたちを熱中症から守れ!「ねつねつねっちゅーしょう」(2分19秒)」(別ウィンドウが開きます)
子供だけでなく、保護者、先生、周りの大人など、みんなが協力して子供たちを熱中症から守るために、注意するべきポイントを知ることができます。