1.阪神淡路大震災の被害
死者約6,400人、負傷者約43,800人の大惨事となった阪神・淡路大震災。
亡くなった人の80%以上は、家屋・家具の倒壊等によるもので、けがをした方の半数近くは家具の転倒によるものでした。
家族の命を守るために、備えておくとよいことを確認しましょう。
亡くなった人の原因

出典「神戸市内における検死統計」(兵庫県監察医平成7年)
ケガをした人の原因

(平成7年2月神戸市消防局調査)
2.家庭の安全点検と安全対策
よい対策の例
家具の固定
- L字家具などで固定する
- 2段重ねの家具は、つなぎ目を家具で連結する

寝室の家具の配置を工夫する(特に子どもや高齢者などの部屋)
- 倒れても下敷きにならない家具の配置にする
- 寝室にスリッパや靴を置いておく

ガラスの飛散防止
- 窓ガラスに飛散防止フィルムをはる、もしくは強化ガラスに替える
- 食器棚のガラスにも飛散防止フィルムをはっておく

悪い対策の例
収納
- 家具の上など、高いところに重い物を置かない
- 重い物は家具の下部に、軽い物は上部に収納する

出入口付近や通路には家具や物を置かない
- 玄関や廊下に家具が倒れると逃げ道がなくなってしまうため、出入口付近には家具などを置かない

3.我が家の非常持ち出し品について話し合おう
以下のサイトで、非常用持ち出し袋に準備しておくものを確認することができます。
NHK for School「自然災害(さいがい)から自分と家族を守る自助(じじょ)」(別ウィンドウが開きます)