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過去に起きた大きな災害(日本各地)

1.関東大震災 大正12年(1923年)9月1日

【参考】内閣府「関東大震災100年特設ページ」
相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される関東大地震が発生した。この地震により、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を観測したほか、北海道道南から中国・四国地方にかけての広い範囲で震度5から震度1を観測し、10万棟を超える家屋を倒潰させた。また、発生が昼食の時間と重なったことから、多くの火災が発生し、大規模な延焼火災に拡大した。
この地震によって全半潰・消失・流出・埋没の被害を受けた住家は総計37万棟にのぼり、死者・行方不明者は約10万5,000人に及ぶなど、甚大な被害をもたらした。
この震災を教訓として、一人ひとりの防災対策の重要性を広く国民に理解してもらうため、9月1日が「防災の日」と制定されている。

NHK NEWS WEB 災害列島 命を守る情報サイト「関東大震災とは? 被害の特徴・メカニズム・教訓は?」(別ウィンドウが開きます)

2.伊勢湾台風 昭和34年(1959年)9月26日

【参考】内閣府「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書(平成20年3月)」
台風災害としては明治以降最多の死者・行方不明者数5,098名に及ぶ被害が生じた。
この台風による犠牲者は全国32道府県に及んだが、その83%は高潮の発生によって愛知・三重の2県に集中した。
伊勢湾台風によって伊勢湾奥部に既往最高潮位を1m近く上回る観測史上最大の3.55mの高潮が発生し、それが不十分な防災対策のまま市街化して来た日本最大のゼローメートル地帯に来襲した。加えて、大量の木材が貯木場に集積していたことやそこが高潮災害の危険地帯であることの自覚や警戒心の不足、さらに来襲が夜間であったことなどが加わり、災害が激甚化した。
これによって、その後の高潮対策が大きく進展したが、それに留まらず「災害対策基本法」制定の契機となるなど今日の我が国の防災対策の原点となった。

内閣府「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書(平成20年3月)」(別ウィンドウが開きます)

3.阪神・淡路大震災 平成7年(1995年)1月17日

【参考】内閣府「阪神・淡路大震災復興誌 阪神・淡路大震災の概要と被害状況」
淡路島北部を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生した。この地震により、神戸と洲本で震度6を、豊岡、彦根、京都で震度5を、大阪、姫路、和歌山などで震度4を観測したほか、東北から九州にかけて広い範囲で有感となった。
人的被害は、死者6,400余名、負傷者4万3,700余名に上った。住家被害では、全壊が約10万5千棟、半壊が約14万4千棟にのぼる大きな被害が生じた。
また、約130万戸の断水、約260万戸の停電、都市ガスは約86万戸の供給停止等の被害が生じた。

内閣府「阪神・淡路大震災教訓情報資料集阪神・淡路大震災の概要」(別ウィンドウが開きます)

NHK 阪神・淡路大震災 特集サイト「あの日を胸に 1995年1月17日」(別ウィンドウが開きます)

NHK NEWS WEB 災害列島 命を守る情報サイト「阪神・淡路大震災とは 最大震度7の直下型地震 近代都市を襲った被害と教訓」(別ウィンドウが開きます)

4.東日本大震災 平成23年(2011年)3月11日

【参考】国土交通省「令和3年度版国土交通白書」
三陸沖を震源とするこの地震の規模は、我が国観測史上最大となるマグニチュード9.0であった。この地震では宮城県北部で最大震度7が観測され、最大潮位9.3m以上(福島県相馬検潮所)の大規模な津波も記録された。
人的被害は死者19,747人、行方不明者2,556人、住家被害も建物の全壊半壊一部損壊が合わせて1,154,893棟と未曾有の甚大な被害がもたらされた。
震度5強が観測された首都圏では、交通機関が不通となったため、大量の帰宅困難者が発生する事態となった。

内閣府「特集 東日本大震災」(別ウィンドウが開きます)

NHK 東日本大震災「3.11 伝え続ける」(別ウィンドウが開きます)

NHK NEWS WEB 災害列島 命を守る情報サイト「3.11 東日本大震災 “M9.0巨大地震”の衝撃」(別ウィンドウが開きます)

5.熊本地震 平成28年(2016年)4月14日

【参考】内閣府「平成28年熊本地震」
熊本県熊本地方においてマグニチュード6.5の地震が発生し、熊本県益城町で震度7を観測した。
人的被害は、7月14日時点で、死者55人、負傷者1,814人。熊本県内では、地震後には18万人を超える方々が避難した。
物的被害は、全壊約8,300棟、住家被害計が16万棟。加えて、最大約45万戸断水、約48万戸停電、約11万戸ガス供給停止となり、交通網も道路・鉄道・空路が一時不通になるなど、大きな被害が発生した。

NHK熊本WEB特集 クマガジン「【熊本地震】「あのとき」を振り返る」(別ウィンドウが開きます)

NHK NEWS WEB 災害列島 命を守る情報サイト「【熊本地震の教訓】命を守る11の防災キーワード」(別ウィンドウが開きます)

6.九州北部豪雨 平成29年(2017年)7月5日~6日

【参考】内閣府「平成29年7月九州北部豪雨の被害状況と対応等について」
対馬海峡付近に停滞した梅雨前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込んだ影響等により、線状降水帯が形成・維持され、同じ場所に猛烈な雨を継続して降らせたことから、九州北部地方で記録的な大雨となった。
福岡県、大分県の両県では、死者37名、行方不明者4名の人的被害の他、多くの家屋の全半壊や床上浸水など、甚大な被害が発生した。
加えて、水道、電気等のライフラインの他、道路や鉄道、地域の基幹産業である農林業にも甚大な被害が生じた。また、発災直後には2,000名を超える方々が避難生活を送ることになった。

NHKアーカイブス「2017年 九州北部豪雨」(別ウィンドウが開きます)

7.熱海市伊豆山土砂災害 令和3年(2021年)7月3日

【参考】静岡県ホームページ「熱海市伊豆山地区土砂災害の被害と対応について」
熱海市伊豆山地区において発生した土石流は、逢初川の源頭部(海岸から約2km上流、標高約390m地点)から逢初川に沿って流下した。
この土石流により被災した範囲は、延長約1km、最大幅約120mにわたり、多くの人的・物的被害が発生した。
人的被害は、死者28名、負傷者4名。住家被害は、全壊53戸、半壊11戸。

静岡県ホームページ「熱海市伊豆山地区土砂災害の被害と対応について」(別ウィンドウが開きます)

8.能登半島地震 令和6年(2024年)1月1日

【参考】国土交通省「令和6年能登半島地震における被害と対応(令和6年8月)」
マグニチュード(M)7.6、深さ16kmの地震が発生し、石川県輪島市、志賀町で震度7を観測したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測した。この地震により石川県能登に対して大津波警報、山形県から兵庫県北部を中心に津波警報が発表された。
人的被害は、死者341名(うち、災害関連死112名)負傷者1,334名。物的被害は、全壊6,273戸 半壊20,892戸。(令和6年8月21日16時00分 消防庁)
最大約40,000戸の停電(北陸電力管内1月1日16時10分時点)最大約137,000戸の断水。(令和6年7月30日14時00分 国土交通省)

NHK NEWS WEB 災害列島 命を守る情報サイト「能登半島地震の特徴と原因は? 最大震度7の揺れと津波」(別ウィンドウが開きます)