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更新日:2026年3月10日

第十八回「十湖賞」俳句大会審査結果と表彰式について

表彰式の様子

2月11日(水・祝)、浜松市総合産業展示館にて、第十八回「十湖賞」俳句大会表彰式を開催しました。

本俳句大会は、平成19年度に、当時の東区役所が俳句を活用したまちづくりを進めようと始めた「浜松市東区俳句の里づくり事業」(現在は「浜松市中央区東地域俳句の里づくり事業」)の内の一つで、中央区豊西町(旧東区豊西町)出身の俳人「松島十湖」の遺徳を称えるとともに、「郷土を愛する心」を育むべく開催しております。

今大会では、全国各地から10,708句の投句が集まり、厳正なる審査の結果、120句が入選句として決定しました(表1のとおり)。

表彰式当日は、招待された佳作以上の入選者40人のうち25人が出席し、十湖翁の御子孫である実行委員長の松島さんから表彰状と副賞が贈られました。

開式にあたり松島さんは「一般の部では市外・県外からの投句が半数以上を占めており、本大会が全国へと広がりを見せていることが喜ばしい」と述べられました。

今回、最高位の十湖大賞を受賞したのは「メンダコに会えたらいいな夏休み」の句を詠んだ三島実紗(みしまみさ)さん(豊西小学校4年・浜松市)。選者は「中七(俳句の真ん中の七音のこと)の『会えたらいいな』とはなかなか素直に言えるものではない。技巧のなさがこの句の良さを引き出している」と評しました。

なお、その他の受賞作品詳細については、ページ下部を御覧ください(下へスクロールすると御覧いただけます)。

(表1)

部門 十湖賞 各賞 特選 佳作 奨励賞
一般の部 1句 区長賞1句 2句 6句 20句
高校生の部 1句 県教育長賞1句 2句 6句 20句
中学生の部 1句 市教育長賞1句 2句 6句 20句
小学生以下の部 1句 市教育長賞1句 2句 6句 20句

(表彰式の様子)

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第十八回「十湖賞」俳句大会入選句が決定しました

選者:秋原容子氏(俳誌「みづうみ」同人)、髙柳克弘氏(俳誌「鷹」編集長)、村松二本氏(俳誌「椎」主宰)、百合山真苗氏(俳誌「海坂」編集長)※五十音順

十湖大賞(各部門の十湖賞の中から選出、今回は「小学生以下の部」から選出されました)

メンダコに会えたらいいな夏休み 三島実紗(豊西小学校)

一般の部

十湖賞  
少年に翼の生えて夏休 鈴木薫(愛知県名古屋市)
区長賞  
島巡る自転車風を光らせて 野中定代(山梨県都留市)
特選  
連凧のひとつが右にみな右に 藤林正則(北海道札幌市)
君が好きな惣菜買いて鰯雲 西野真托(浜松市中央区)
佳作  
胎動の強きに目覚む良夜かな 本多純代(静岡県袋井市)
夫を刺す蚊に渾身の一打かな 前島智子(浜松市浜名区)
ランナーの誘はれてゐる芋煮会 武田惠子(和歌山県日高郡)
マフラーのままカラオケの一曲目 宮部高典(長野県須坂市)
由良の門にテントを張りて星月夜 越後正行(神奈川県川崎市)
一冊を旅して戻る夜長かな 都成悦子(福岡県小郡市)
奨励賞  
髪かわかす妻の無防備良夜かな 金子治夫(浜松市中央区)
秋便りペンフレンドは七歳児 河口康子(浜松市中央区)
霊峰の水のにほひや新豆腐 大内田芳乃(千葉県市原市)
薄氷の風の重みに鳴りにけり 持田敏朗(神奈川県横浜市)
父の忌や媚びず揺るがず冬薔薇 近藤晴子(浜松市中央区)
日向ぼこネコはスマホを使わない 武田悟(宮城県遠田郡)
ミモザ買う妻の笑顔の戻るかも 小原英之(東京都三鷹市)
生まれたよとかおめでとうとか網戸越し 岸野由夏里(京都府京都市)
蕎麦屋寄席円座拾枚ほど並べ 佐野明美(静岡県富士市)
てらりと蜥蜴しゅるりと岩に消えにけり 寺田伊津子(東京都国分寺市)
しほさゐは春満月の息づかひ 河本朋広(神奈川県藤沢市)
風花や風化させてはならぬこと 田辺富士雄(兵庫県姫路市)
びいどろの瓶のはちみつ日脚伸ぶ 外丸幸子(群馬県前橋市)
うどん屋がパン屋になりて鄙の春 岡崎正子(大阪府寝屋川市)
SLのヒョオォと啼きて山眠る 古志乃あんこ(愛知県豊橋市)
朝露や日向の馬の大きな瞳 鈴木久代(静岡県周智郡)
角一つ違へて釣瓶落しかな 沼宮内薫(神奈川県横浜市)
川音を闇に返して鵜飼果つ 末永拓男(兵庫県神戸市)
しわしわを誉められてゐる干大根 端あつ子(香川県中多度郡)
心太ひと突きに海匂ひけり 宮澤秀子(浜松市中央区)

高校生の部

十湖大賞  
遠霞フルートに入る息朗々 福原すみれ(星陵高等学校)
県教育長賞  
夏の海こたえのない日砂を踏む 伊藤七菜(聖隷クリストファー高等学校)
特選  
カーネーション言えない五文字十七歳 坂口真彩(聖隷クリストファー高等学校)
栗の毬胸の痛みと似て尖る 神戸彩結奈(静岡商業高等学校)
佳作  
定演のラスト一音風薫る 村岡瑞葉(聖隷クリストファー高等学校)
冬隣かすかに祖母のたんすの香 中村彩乃(静岡商業高等学校)
のびのびとバトンを貰ひ秋立ちぬ 那住悠太(神奈川県立横浜翠嵐高等学校)
蝉時雨語らぬ祖父の手のぬくみ 小松天零(浜松修学舎高等学校)
冬の海誰か私を呼んでいる 竹山琴乃(浜松東高等学校)
口喧嘩溽暑のせいで止まらない 星野葵(浜松修学舎高等学校)
奨励賞  
明の春わき立つ心空に投げ 齋藤貫慈(浜松城北工業高等学校)
初めてに挑んで育つ雀の子 織部俐慧(浜松修学舎高等学校)
水筒をまわし飲みする夏の午後 髙橋瞬(聖隷クリストファー高等学校)
コンビニで時間をつぶす夏の夜 鈴木琉威(浜松東高等学校)
冬籠り筆の余白に息を置く 江良さくら(宮城県古川黎明高等学校)
蚊を狙う百人一首とるように 髙橋奈々未(浜松修学舎高等学校)
星月夜空見てかけるSpotify 大橋瑠花(浜北西高等学校)
負け試合ラケット置きし冬の月 山内浬(聖隷クリストファー高等学校)
恋猫か近寄り見ればゴミ袋 温井瑞稀(聖隷クリストファー高等学校)
風呂上がりアイス片手に復習す 藤原龍之介(聖隷クリストファー高等学校)
運動会今日の弁当豪華なり 岡田芽依(聖隷クリストファー高等学校)
せきひとつ静かに響く冬の空 望月歩乃佳(浜松東高等学校)
校舎からコートを見る日々夏深し 鈴木朝香(聖隷クリストファー高等学校)
夏の雲遥かに続く白い波 田中莉駆(長野県野沢南高等学校)
身にまとう金木犀のカーディガン 後藤彩羽(浜松修学舎高等学校)
筆持てば蝉の声さえ遠ざかる 五明優月(浜松修学舎高等学校)
幸せの木の実をほおにハムスター 伊藤友維(浜松修学舎高等学校)
炎天下何リットルも飲み干した 内山陽生(聖隷クリストファー高等学校)
冬至過ぎあまりかぼちゃに忘れ柚子 坪井奏人(聖隷クリストファー高等学校)
悩み事扇風機だけ首を振る 後藤那月(星陵高等学校)

中学生の部

十湖賞  
ひまわり君うつむくなんて君じゃない 中田凜太朗(曳馬中学校)
市教育長賞  
初めての「イマジン」を聴く八月十五日 鈴木天翔(笠井中学校)
特選  
踏み込むと突き刺す空気寒稽古 影山琳音(積志中学校)
夕焼けや友との会話くだらない 有働快琉(積志中学校)
佳作  
輪ゴム巻くたべかけの菓子夏休み 内山絢(静岡県西遠女子学園中学校)
海に寝て海月と聞くや波の音 福嶋新汰(積志中学校)
花火みた必死に課題終わらせて 溝口大翔(天竜中学校)
炎天下裏に走るがオフサイド 大場蒼空(積志中学校)
陽炎でゆがむ世界に迷いこむ 扶川航士郎(与進中学校)
雪だるま溶けないうちに抱きしめる 稲田愛華(与進中学校)
奨励賞  
この暑さ君と乗りきる九回目 村松愛花(西部中学校)
口々に「ブラボー」春のコンサート 白木香帆(積志中学校)
月明かり古池ひとつ声もなし 市川武琉(加藤学園暁秀中学校)
天竜の遠き水音蟬時雨 松浦煌(北浜中学校)
仲秋にカキーンと打ったホームラン 渡邉宗右介(都田中学校)
秋の雨ことり眠れる土静か 伊藤夏帆(丸塚中学校)
もう無理と笑って歩く炎天下 黒﨑友里菜(与進中学校)
地図もって歩き始めてすぐに汗 松島由奈(笠井中学校)
せんぷうき前ではねこもおじさんだ 氏家璃音(丸塚中学校)
夏の日は吹く風すべてドライヤー 伊藤千明(笠井中学校)
山梨の桃は少々ツンデレだ 丸岡そら(丸塚中学校)
夏休み宿題よりも雲を見る 鈴木真斗(笠井中学校)
妖怪と秋の夜長にかくれんぼ 石川佑香(丸塚中学校)
透明な風鈴の音ひびきけり 永田悠斗(積志中学校)
浜松に二度目の転校夏休み 遠藤翔(笠井中学校)
先輩の最後の夏を焼き付ける 荻野ひまり(笠井中学校)
大花火僕と地球が震えてる 立田翔(笠井中学校)
花火果つつないだ手と手ほどけずに 一戸優真(丸塚中学校)
春園に翻訳したき鳥のこえ 冨永藍(静岡県西遠女子学園中学校)
もくもくと青を飲み込む入道雲 油井愛佳(天竜中学校)

小学生以下の部

十湖賞  
メンダコに会えたらいいな夏休み 三島実紗(豊西小学校)
市教育長賞  
夏祭りひみつの小道走りぬく 若林侑依(大瀬小学校)
特選  
大空にさとうのしずく天の川 牧野紗花(中郡小学校)
なつやすみほいくしみたいだおとうとの 菅原莉乃(与進北小学校)
佳作  
おさんぽでパパとおそろいサングラス 黒宮梨生奈(笠井小学校)
ストーブに乗ってるやかんあばれだす 德田千波(積志小学校)
教室に桜の雨が入りこむ 木曽伴晴(与進北小学校)
富士登山どんどんかわる雲の形 神宮小夏(大瀬小学校)
美らの海クマノミの群れ南風 石井悠(積志小学校)
赤とんぼ秋を知らせるゆうびんや 東金将生(可美小学校)
奨励賞  
夏休みいもうとのせわがんばるぞ 髙木宙(笠井小学校)
夏の海ここにいたいなここがいい 磯口煌大(与進北小学校)
スイカわりたのしみすぎてねむれない 大澤珠凛(豊西小学校)
長過ぎる国語の授業南風 山越悠馬(蒲小学校)
ふじの花ひいばあちゃんのすきな色 加藤潤大(南部町立栄小学校)
ぼくがひく天しのテーゼセミもなく 西岡佑陽(笠井小学校)
ピンクいろゆかたわたしはおねえさん 田口稀子(豊西小学校)
この空に花火いっぱい上がりそう 田邊湊也(豊西小学校)
きんぎょさんひとがとおるとごはんくれ 飯尾美空(県居小学校)
夏休み巨大なお寺善光寺 遠藤平結(笠井小学校)
ゆうやけは自分の心をひらくもの 佐藤さな(有玉小学校)
夏休み万博富士山無人島 安間亮介(有玉小学校)
せん風機ぼくの前からはなれない 高井岳(積志小学校)
りんごあめ花火がうつって星みたい 夏目佳穂(積志小学校)
風を切りたてがみなびく炎天下 太田百(蒲小学校)
ブランコで空までいってあそびたい 馬場ののか(与進北小学校)
ひこうきくんにゅうどう雲にぶつかるぞ 木下桜良(与進北小学校)
うんどうかい風がわたしのおうえんだん 松島瑞來(豊西小学校)
夏つばめクルクルピューとサーカスだ 由本凪(豊西小学校)
川遊び肉も私もこげこげだ 平川実和子(積志小学校)

過去の大会結果

入選句集

これまでの大会の入選句集をPDFデータでご覧いただけます。

 

 

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