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更新日:2024年1月5日

浜松市中央区東地域俳句の里づくり事業

浜松市東区俳句の里づくり事業

はじめに

松島十湖(まつしまじっこ)は江戸の末期、浜松市東区豊西町(現在の中央区豊西町)に生まれた俳人にして政治家であり、地域貢献に努めた篤志家です。生涯に創られた句は八千とも言われ、全国各地に多くの門人がいました。
十湖の俳句は、松尾芭蕉翁から蕉風(しょうふう)を継承すべく、花鳥風月といわれる、春夏秋冬・四季折々の自然、あるいはその中での生活をよむ伝統的なものです。
「はま松は出世城なり初松魚(はつがつお)」は、「出世の街浜松」を象徴する浜松を誇る気持ちを詠んだ句です。
中央区では、こうした十湖の遺徳を称えるとともに「郷土を愛する心」を今に伝えるべく、十湖の名を冠した「十湖賞」俳句大会、小中高校俳句講座などの俳句関連事業を「中央区東地域俳句の里づくり事業」として行っています。
このページでは、浜松市中央区東地域俳句の里づくり事業のお知らせ、内容についての紹介をしていきます。

松島十湖肖像画

松島十湖翁肖像画(水野以文画、源長院所蔵)

中央区東地域俳句の里づくり事業の紹介

浜松市中央区東地域は松島十湖、原田濱人などの俳人の出身地であり、市内で最も多くの句碑が設置され、古くから俳句に縁のある地域です。そこで浜松市中央区東地域を

「俳句の里」と位置付け、俳句による情報発信や俳句文化の振興を目的として様々な事業を行っています。

俳句の基礎知識

俳句とは何か?

俳句は日本特有の詩であり、十七音の中に春夏秋冬、季節の味わいや自然の美しさ、人の様々な思いなどを表現した世界で最も短い詩といわれています。

俳句の詠み方

基本型である「有季定型」には2つの決まりがあります。

有季定型の決まり1、五七五の十七音

上五(かみご)、中七(なかしち)、下五(しもご)の十七音です。

上五や下五などの字数を増やした場合は「字あまり」、字数が足りない場合は「字足らず」といいます。
また、基本である五七五から音数を増減、十七音を八九や九八などにして音の組み合わせを変更した俳句を「破調」といいます。

有季定型の決まり2、季語を一つ入れること

季節(春、夏、秋、冬、新年)を表す言葉です。季語を一つ含めます。

二十四節季に基づき、性質により「時候」、「天文」、「地理」、「生活」、「行事」、「忌日」、「動物」、「植物」、「食物」などに分類されます。

季語の例
「時候」、彼岸(春)、土用(夏)、熱帯夜(夏)、残暑(秋)、爽やか(秋)、師走(冬)、年越(冬)、初春(新年)など
「天文」、風光る(春)、梅雨(夏)、虹(夏)、月(秋)、稲妻(秋)、隙間風(冬)、雪(冬)、初日(新年)など
「地理」、流氷(春)、雪崩(春)、滝(夏)、青田(夏)、刈田(秋)、枯野(冬)、初富士(新年)など
「生活」、入学(春)、ぶらんこ(春)、衣更(夏)、浴衣(夏)、案山子(秋)、月見(秋)、炬燵(冬)、蒲団(冬)、門松(新年)など
「行事」、バレンタインデー(春)、こどもの日(夏)、終戦記念日(秋)、クリスマス(冬)、初詣(新年)など
「忌日」、桜桃忌、河童忌、獺祭忌、時雨忌、漱石忌など
「動物」、燕(春)、浅利(春)、鰻(夏)、ごきぶり(夏)、鹿(秋)、鰯(秋)、狸(冬)、牡蠣(冬)、伊勢海老(新年)など
「植物」、梅(春)、桜(春)、向日葵(夏)、薔薇(夏)、朝顔(秋)、西瓜(秋)、山茶花(冬)、白菜(冬)、福寿草(新年)など
「食物」、田楽(春)、菜飯(春)、筍飯(夏)、ソーダ水(夏)、栗飯(秋)、干柿(秋)、鯛焼(冬)、湯豆腐(冬)、雑煮(新年)など

季節の表現だけでなく、季語以外の言葉と組み合わせることで、その状況での気持ちや感情を表現する場合もあります。

季語は一句に一つが原則ですが、季語が無い、または複数の季語が入った俳句もあります。
季語が無い場合を「無季」、複数の季語が入ることを「季重なり」といいます。
通常、「無季」や「季重なり」は、意味が分かりにくくなり、用法としては避けるものとされています。

無季の例、徒行ならば杖つき坂を落馬かな(芭蕉)
季重なり例、目には青葉山ほととぎす初松魚(素堂)

その他の俳句、俳句に似ているもの

その他の俳句の型として「自由律俳句」があります。
自由律俳句は、季語を含まず、五七五の十七音にもこだわらず、自由に詠み感情を表現しています。

例、まつすぐな道でさみしい(山頭火)
例、咳をしても一人(放哉)

また、俳句に似たものとして、五七五の十七音で詠むものに「川柳」があります。

俳句の書き方

俳句は通常、縦書き一行で書きます。上五中七下五の間は開けず、読み仮名もふりません。
ただし、芸術的な意図で空白を使ったり、多行書きにしたりする場合もあります。

俳句の数え方

単位は「句」となります。

例、1句、2句

 

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お問い合わせ

浜松市役所中央区東行政センター (地域振興担当)

〒435-8686 浜松市中央区流通元町20番3号

電話番号:053-424-0115

ファクス番号:050-3737-5872

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