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更新日:2018年3月27日
平成20年11月3日(月・祝)、第1回「十湖賞」俳句大会表彰式が地場産業振興センターにて開催されました。
第1回の句題は「家族」で、全国各地から4,501句のご応募をいただきました。その中から、厳正なる審査により入賞した40作品を表彰しました。
選者:九鬼あきゑ、笹瀬節子、高柳克弘、平賀扶人(五十音順)
父の声母の声する青田中 田中あや子 (浜松市東区丸塚町)
十湖賞 |
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父の声母の声する青田中 |
田中あや子 |
区長賞 |
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牛小屋にほうたる一つ二度童子 |
髙柳 宙 |
特選 |
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新涼や考の形見の十湖の書 |
松浦 ゆり |
片蔭を母となる子にゆづりけり |
鈴木 薫子 |
佳作 |
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嬰児の膝蹴る力雲の峰 |
永井巳津子 |
只そこに居るだけでよし蚊遣香 |
松本 つね |
誰ひとり欠けぬはらから盆の月 |
田中ケイ子 |
たんぽぽや子にも孫にもぐりとぐら |
村山 景子 |
かなかなや戎衣の兄の若かりし |
黒川かよ子 |
点滴の弟の海花火揚がる |
太田 依子 |
十湖賞 |
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菊の黄が墓をあかるくしておりぬ |
田村 具 |
区長賞 |
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聴き役に徹してゐたり終戦日 |
宮田 悦次 |
特選 |
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雷や一目散に母の膝 |
岩城 悦子 |
背のびして兄に届かぬ十三夜 |
土手 晶子 |
佳作 |
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家族の名唱へて茅の輪くぐりけり |
市野 米子 |
菊の香や考を語らぬ母居ます |
西田 躬穂 |
春休み米の研ぎ方教へけり |
鈴木 浩子 |
サングラス外して赤児抱きにけり |
髙井 久德 |
夏課題家族の招集願います |
山内 良公 |
母の分買い足すサラダ鳳仙花 |
川瀬 慶子 |
十湖賞 |
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薔薇を見に祖父母連れ出す日曜日 |
本多 玲衣 |
教育長賞 |
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母さんのトマトサラダは僕の源 |
内田 慧斗 |
特選 |
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弟のうぶ声ひびく冬の空 |
山住 瑞希 |
夏の日に拾ったインコけがしてた |
青池 舞香 |
佳作 |
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足跡が六つ並んだ虹の下 |
榎本 真子 |
初景色横にはいつもの母の顔 |
佐藤 晴香 |
紫陽花と似てる形の母の髪 |
今井 梨乃 |
天の川見たならみんな目を閉じる |
泉 知宏 |
黄金に染まる稲穂と母の愛 |
小杉 彩華 |
堰止めて家族でつかむ水と鮎 |
瀧口 雄太 |
十湖賞 |
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ただいまとみんなみあげるつばめの巣 |
佐藤 留名 |
教育長賞 |
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水仙をみんなでうえたよ安間川 |
小池 慎弥 |
特選 |
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泳いでるぼくを見ている母がいる |
島 大祐 |
たんぽぽの野原でねむるぼくと犬 |
桑原 実生 |
佳作 |
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かきごおり家族の分だけ色がある |
髙部 果織 |
はちがいたよははのズックのどまん中 |
岩本 麻桜 |
赤ちゃんが生まれパンジー笑ってる |
岩本 京樺 |
ねこの目にぼくが映るよ冬の夜 |
竹内 駿平 |
クリスマス母がやさしさおいていく |
田口 涼太 |
初日の出今年もやるよおおげんか |
尾上 亮太 |
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