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更新日:2024年5月7日

分野別施策 親子の健康

(1)基本的な考え方

すべての妊婦・子育て世帯が安心してこどもを生み、育てるためには妊娠期からこどもが大人になるまでの一連の過程の様々なニーズに対応した切れ目のない支援体制が必要です。また、妊娠期から出産・子育てまで一貫した伴走型支援を推進するとともに、乳幼児期や学童期には生涯にわたる健康づくりの基盤となる食生活や運動、生活リズムなど生活習慣の形成が重要です。

近年、プレコンセプションケアが注目されており、思春期から男女の性や妊娠に関する正しい知識を身につけ健康管理を促すような取組を一層推進していく必要があります。

また、こどもの健やかな成長には子育て世代の親が孤立せず、安心して子育てできる環境が重要です。行政や地域の子育て支援団体、医療機関、自治会等の様々な関係機関が連携し、こどもの健やかな成長を守り育む地域づくりを推進していく必要があります。

(2)現状と方向性

10代の人工妊娠中絶:15歳から19歳までの女性人口(千対)

令和3(2021)年度までは減少しましたが、令和4(2022)年度で0.3ポイント上昇しています。

図:10代の人工妊娠中絶:15歳から19歳までの女性人口(千対)

女性のやせの割合(中学3年生女子)

女性のやせの割合は、令和元(2019)年度には2.3%と一旦減少しましたが、それ以降は増加しています。エネルギー不足による若い女性のやせは、貧血や将来の骨粗鬆症、不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。若い世代からのプレコンセプションケアの周知・啓発が重要です。

図:女性のやせの割合(中学3年生女子)

計画の方向性

  • プレコンセプションケアの推進
    思春期教室や、未来の自分を考える講座等で、「命の大切さ」や「妊娠と年齢の関係」、「包括的性教育」、「性感染症予防」、「予期しない妊娠」、「避妊」など正しい知識の提供や健康的なからだやこころにつながる生活習慣や食生活等の周知・啓発により一層取り組んでいくことが重要です。
  • こどもの健やかな発育・成長を守り育む地域づくりの推進
    こどもの健やかな成長には子育て世代の親が孤立せず、安心して子育てできる環境が重要です。行政や地域の子育て支援団体、医療機関、自治会等の様々な関係機関が連携し、こどもの健やかな成長を守り育む地域づくりを推進していきます。

(3)市民のめざす姿

  • 健康なからだやこころの基盤となる生活習慣を身につける
  • 男女問わず、性や妊娠に関する正しい知識を身につける
  • 地域で孤立することなく安心して子育てをする

(4)指標

指標 対象 令和4年度
(2022年度)
(現状値)
令和11年度
(2029年度)
(中間値)
令和16年度
(2034年度)
(最終目標値)
1 小学生の朝食欠食率 小学生 3.3% 1.7% 0%
2 性感染症定点からの患者報告数(クラミジア患者数) 10~29歳 42人 減少 減少
3 子宮頸がん検診受診率 20~39歳 12.8% 60.0% 60.0%
4 10歳代の人工妊娠中絶数(15-19歳の女子人口千対) 10歳代 3.6 減少 減少
5 女性のやせの割合 中学3年生女子 3.2% 減少 減少
6 適正体重の女性の割合(非妊娠時) 妊娠届出者 67.6% 増加 増加
7 妊婦の喫煙率 妊娠届出者 1.2% 0% 0%
8 妊婦の飲酒割合 妊娠届出者 2.1% 0% 0%
9 低出生体重児の割合※1 - 9.9% 減少 減少
10 子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種率※2 小学6年生~高校1年生女子 41.2% 90.0% 90.0%
11 産後ケア事業の利用率 乳児をもつ保護者 31.2% 増加 増加
12 産後1か月時点での産後うつのハイリスク者の割合 産婦健診実施者 5.9% 減少 減少
13 この地域で子育てをしたいと思う親の割合 乳幼児をもつ保護者 96.0% 増加 増加
14 育てにくさを感じたときに対処できる親の割合 乳幼児をもつ保護者 86.3% 90.0% 90.0%
15 夫・パートナーの育児休業取得率 乳幼児をもつ保護者 - 50.0% 85.0%

(5)3つの取組

各々が取り組むべき具体的な行動を「市民のやらまいか」「団体のやらまいか」「行政のやらまいか」として設定しています。

市民のやらまいか

  • 次世代の若者に自分の大切さや命の尊厳を伝える
  • 性感染症の予防について正しい知識を身につける
  • コンドームを正しく使って性感染症を予防する
  • 家族やパートナーと家族計画について話し合う
  • 定期的に妊産婦・乳幼児健診を受診する
  • バランスのとれた食事、適度な運動、休養を心がける
  • 子宮頸がん検診を受ける
  • HPVワクチンを受ける
  • 地域で子育てしている親子を温かく見守る
  • 食事や運動など、家庭におけるこどもの健康づくりを推進する
  • 家族や地域の仲間と協力して育児に取り組む

団体のやらまいか

  • 妊産婦の健康づくりの情報を発信する
  • 安心して子育てができるための情報を発信する
  • 年齢に応じたプレコンセプションケアの啓発や性教育を行う
  • 子宮頸がん検診受診、HPVワクチン接種の必要性を周知・啓発する
  • 子育て中の親子が集う場の提供やセミナーの開催、相談を行う
  • 浜松市助産師会は小学校等へ出向き、次世代を担うこどもたちに対し、「命のはなし」等の出前講座を行う
  • 浜松市助産師会は妊産婦やその家族に対し、妊娠や子育ての電話相談やメール相談、オンライン相談など多様な相談窓口を提供する

行政のやらまいか

  • 小中学生に命の尊厳や子育てについて体験させる
  • 思春期・青年期の若い世代に将来を見据えた健康づくりの周知・啓発を行う
  • エイズなどの性感染症、肝炎の知識の普及と血液検査、相談を行う
  • 子宮頸がん検診受診、HPVワクチン接種の必要性を周知・啓発する
  • 妊婦に必要な生活習慣と健康づくりの知識の普及を図る
  • 保護者やその家族が安心して育児をスムーズにできるよう支援する
  • 育児不安のある親の相談事業や教室を開催する
  • 子育て中の親子が集う場の提供や相談支援を行う
  • 妊産婦のメンタルヘルスに対する支援を行う
  • こども家庭センターの周知及び機能の充実を図る

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