更新日:2024年5月7日
分野別施策 こころの健康
(1)基本的な考え方
こころの健康は、身体の健康と同様に健康づくりのためには欠かせない要素であり、いきいきと自分らしく生きるための重要な条件です。
こころの健康づくりの基礎となる休養は、栄養、運動に加え健康を保つための3要素の1つです。睡眠不足を避け、ストレスに上手に対処して、こころの健康を保ち、自分を大切にすることが重要です。また、自分一人で問題を抱え込まず悩みを相談できる体制づくりも必要です。
(自殺に対する総合的な取組は、「第四次浜松市自殺対策推進計画(計画期間:令和6(2024)年度~令和10(2028)年度)」に基づき、推進します。)
(2)現状と方向性
睡眠がとれている人の割合
経年変化をみると、30歳代において、睡眠がとれている人の割合と相談相手がいる人の割合が減少し、ストレスを感じることがあった人の割合が増加しています。その一方、40歳代は、睡眠がとれている人の割合と相談相手がいる人の割合が増加し、ストレスを感じることがあった人の割合が減少しています。

ここ1か月ストレスを感じることがあった人の割合

悩みがある場合、相談相手がいる人の割合

計画の方向性
- 心身の疲労・ストレスを解消できる対策の推進
十分な睡眠や余暇活動をとおしてストレスに適切に対処することは、心身の健康に欠かせないことから、睡眠と休養の重要性やこころの不調への対応について広く市民に周知・啓発します。
睡眠不足は疲労が解消されないばかりでなく、作業能率の低下を招き、さらには肥満や高血圧、糖尿病などのリスクも高めます。また、こどもの発育発達や情緒にも影響を与えることから、各年代に必要な睡眠に関する正しい知識の普及を図ります。
睡眠の問題はうつ病をはじめとした多くの精神障害において、発症初期から出現します。「眠れない」「寝ても疲れがとれない」といった変化にいち早く周囲が気づくことができるよう地域や企業等と連携して「こころの健康」への関心を高める取組を推進します。
- 相談支援体制の充実
悩みを一人で抱え込まず、気軽に相談できるよう相談窓口を広く周知し、多職種が連携をして孤立・孤独を防ぐ支援に取り組みます。
様々な悩みに対応できるようICTの活用も含め、相談支援体制の充実を図ります。
子育て世代や介護家族の心身の負担軽減のため、支援の周知やサービス利用の促進を図ります。
(3)市民のめざす姿
- 十分な睡眠で休養をとる
- 疲れがとれないと感じたときや、悩みを抱えたときは相談する
- 自分や周囲の人を大切にする
- 自分に合ったストレス対処法を見つけることや、リラックスすることを心がける
(4)指標
指標 |
対象 |
令和4年度
(2022年度)
(現状値) |
令和11年度
(2029年度)
(中間値) |
令和16年度
(2034年度)
(最終目標値) |
1 |
睡眠がとれている人の割合 |
20~59歳 |
75.4% |
増加 |
増加 |
2 |
余暇、休養がとれている人の割合 |
20~59歳 |
72.0% |
増加 |
増加 |
3 |
悩みの相談相手がいる人の割合 |
20~59歳 |
81.9% |
増加 |
増加 |
60歳以上 |
84.7% |
増加 |
増加 |
4 |
自分に合ったストレス解消法をもっている人の割合 |
20~59歳 |
75.1% |
増加 |
増加 |
(5)3つの取組
各々が取り組むべき具体的な行動を「市民のやらまいか」「団体のやらまいか」「行政のやらまいか」として設定しています。
市民のやらまいか
- 質の良い睡眠を心がける
- 悩み事を相談できる相手をもつ
- 自分に合ったストレス対処法をもつ
- リラックスできる時間をつくる
団体のやらまいか
- 従業員にこころの健康に関する情報を発信する
- 従業員のこころのリフレッシュを促すための福利厚生事業を行う
- 従業員のメンタルヘルスに関する相談を行う
- 各種専門分野を生かしたこころの健康に関する電話相談や来所相談を行う
- ストレスチェックを実施しメンタルヘルス対策に取り組む
行政のやらまいか
- 電話や訪問、来所による精神保健福祉相談を実施する
- こころの健康についての講演会を開催する
- 質の良い睡眠のとり方、ストレス対処法などの普及・啓発を行う
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