更新日：2024年3月11日

分野別施策　歯の健康

(1)基本的な考え方

かんだり、話したりといった歯や口の働きをいつまでも保つことは、笑顔で楽しく過ごすために大切です。誰もが生涯、自分の口で食べる楽しみを味わえる社会を実現するために、8020運動を含む、歯や口の健康づくりを推進します。

 

(2)現状と方向性

幼児・小学生・中学生のむし歯の本数

どの年代でも改善傾向です。

資料：健康増進課調べ

 

 

定期的に歯科検診を受けている人の割合

16～19歳は19.2％であり、最も低くなっています。

資料：健康増進計画等の評価における

健康調査（平成28年度）

 

 

後期計画の方向性

• 健康づくりに関心の低い働きざかり世代（青年期～中年期）に対する歯周病予防対策が重要です。
• 健康寿命の延伸に向けた歯と口の機能低下を予防することが大切です。

 

 

 

(3)市民のめざす姿

• かかりつけ歯科医を持つ
• 歯や口の健康を保つ日常生活を送る
• 歯や口の健康づくりに関する正しい知識を持つ
• 歯や口のセルフケアを実践する

 

（4）指標

指標			対象		平成23 年度 （2011 年度）	平成29 年度 （2017 年度） 中間目標値	平成28 年度 （2016 年度）現状値	平成34 年度 （2022 年度） 最終目標値
1	むし歯の本数		3歳児		0.36本	0.3本	0.30本	減少
			12歳児 （小学 6年生）		0.75本	0.7本	0.47本	減少
2	フッ化物塗布を受ける子どもの割合		1～6歳		52.2%	55.0%	53.4%	60.0%
			7～12歳		21.8%	25.0%	42.5%	増加
3	フッ化物洗口を実施する幼稚園・保育所・こども園の数		幼稚園 保育所 こども園		82園	95園	99園	105園
4	歯肉炎・歯周炎を有する人の割合		保護者 歯科検診受診者 20～29歳		40.4%	35.0%	45.5%	30.0%
5	進行した歯周炎を有する人の割合		歯周病 検診 受診者 40～49歳		39.4%	37.0%	39.7%	35.0%
			歯周病 検診 受診者 60～69歳		56.3%	50.0%	53.8%	45.0%
6	歯間ブラシや糸つきようじの使用率		35～64歳		33.6%	37.0%	43.8%	増加
7	定期的に歯科検診を受ける人の割合		20～64歳		21.6%	25.0%	31.2%	50.0%
8	自分の歯の本数		60～64歳		25.5本	26.0本	25.0本	27.0本
			80～84歳		15.7本	18.0本	14.6本	20.0本

(5）3つの取り組み

市民のやらまいか

• 1日1回自分の歯と口を見る
• よくかんで食べる
• 歯や口のチェックを定期的に受ける
• フッ化物塗布を定期的に受ける
• フッ素入り歯みがき剤を使う
• 歯間ブラシや糸つきようじを使う
• 自分の口に合った歯のみがき方を身につける
• 砂糖の入った食べ物や飲み物を1日に何回もとらない

団体のやらまいか

• かかりつけ歯科医機能を充実する
  • 1年に1回以上、歯や口のチェックを受けられる環境を整備する
  • フッ化物塗布を実施する
  • フッ素入り歯みがき剤を普及する
  • 一人ひとりに合った歯のみがき方、歯間ブラシや糸つきようじの使い方を指導する
• 身近な健康づくりの拠点となる8020推進歯科診療所の充実を図る
  • 市民一人ひとりが取り組める健康づくり（ヘルスプロモーション）を支援する
  • 歯や口の健康づくりのために地域に働きかけ、情報提供をする
• 噛ミング30（カミングサンマル）運動を含む食育を推進する
• 歯科医療機関と連携を図り、市民の歯や口の健康づくりをサポートする
• 従業員が歯科健康診査を受けやすくなるよう配慮する

行政のやらまいか

• 歯科医療機関等と連携を図り、かかりつけ歯科医を持つことと、定期的に歯科受診することを啓発する
• フッ化物利用を推進する
• 歯科検診の受診啓発をする
• フッ化物塗布の啓発および甘味のとり方や歯と口の機能を維持向上させるための指導を行う

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