緊急情報
ここから本文です。
更新日:2024年12月16日
平成30年度は、これから森作りを進めていく森の自然環境の状態を把握するため、環境調査を実施しました。
以前から把握していたホタル以外にも、レッドデータブックに記載されている希少種が確認されるとともに、
それら動植物の生育環境を安定したものとするためには、高木化した樹木の除伐や、外来種の駆除等が必要であるなどの
課題も明らかになりました。
令和元年度に実施した、市民の森周辺にお住まいの皆様を対象としたアンケート調査では、みどりを大切に感じている方が多く住む地域であり、
市民協働による森づくりについても好意的な傾向であることが分かりました。
また、森のイメージをうかがう設問では、「その他」の項目に「ホタルが生息する森」と記載された方が複数いることから、
「ホタル」が地域にとって身近な存在であると感じられました。
令和2年度に予定していた、森の将来像を決めるワークショップは、 新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止に。
令和3・4年度は、開催方法を工夫しながら、「富塚川平地区市民の森」が地域で親しまれる身近な森となるよう、
森のことを知り・学び、森づくりのイメージを膨らませながら、「森守方針書(PDF:2,128KB)」を作成しました。
市民の森の目指す姿(将来像)は、「ホタル舞う富塚の森」です。
ここには色々な生き物がいるけれども、
この市民の森を代表する生き物の一つである「ホタル」
を守ることが、地域独自の森を守ることにつながる、
地域の人たちと共に森を守り、未来につなげていきたい、そんな想いを込めました。
(ワークショップの様子はこちらから→現地見学会、第1回、第2回、第3回、第4回、第5回)
令和5年度は、森づくりを実際に進めていくための活動内容についてアイデアを出し合いました。
大切にしたのは、仲間や自然の価値を届けたい具体的な相手を思い浮かべながら
「だれがやるか、だれとやるか、なぜやるか」を考えること。
無理せず、誰かに押し付けず「みんなで少しずつ、できれば楽しみながら」管理できるやり方と動機を見つけていきました。
子ども達にこの風景を残すため、地域にもっと森の価値を知ってほしい、残すための環境整備をしたい、そんな願いが浮き彫りになる中、
最大の課題となったのは、「現代のライフスタイルに合わせて森を守り、活かしながら子ども達に伝えられる人をどう見出すか、育成するか」でした。
その解決の糸口を見つけるため、「とみつか未来塾塾生(参加者)保護者の人材発掘・育成」
「自然とともにあるライフスタイルを求める地域外の人との接点を作る」
「周辺の学校が学習に活用する可能性を検討する」という3つのプロジェクトに分けて、話し合いを深め、
わたしたちのための、わたしたちによる森の未来プランを「活動計画書(PDF:6,386KB)」にまとめました。
(ワークショップの様子はこちらから→第1回、第2回、第3回)
令和4年度には、森作りのはじめの一歩を踏み出す糧となること、そして森の存在を知っていただくことで、
たくさんの方に活動を応援いただくことを願って、クラウドファンディングを実施しました。
結果は、寄附目標金額700,000円に対して、寄附総額807,000円に。
多くのご支援、応援は、森作り活動に対して大きな力となりました。
皆様にいただいた寄附金により、森内の傾斜木や枯木、倒木の撤去と活動範囲の境界づくりを行なうことが出来ました。