緊急情報
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更新日:2023年10月20日
秋葉[あきは]ダム
天竜川[てんりゅうがわ]
浜松市[はままつし]の水道水の多くは天竜川[てんりゅうがわ]から作られます。貴重[きちょう]な天然資源[てんねんしげん]である天竜川[てんりゅうがわ]の水を無駄[むだ]にしないように、浄水場[じょうすいじょう]で効率的[こうりつてき]な処理[しょり]をして水道水を作っています。
1.着水井[ちゃくすいせい]
着水井[ちゃくすいせい]では、ダムから届[とど]いた水の勢[いきお]いを弱めて、次の目的地[もくてきち]へ流れていく水の量[りょう]を調整します。
2.混和池[こんわち]
水の中に凝集剤[ぎょうしゅうざい]を入れてすばやくかき混[ま]ぜることで、砂[すな]や泥[どろ]を寄[よ]せ集め、小さなかたまりを作ります。
3.フロック形成池[けいせいち]
水をゆっくりかき混[ま]ぜることで、混和池[こんわち]で小さなかたまりになった砂[すな]や泥[どろ]をさらにまわりの砂[すな]や泥[どろ]を集めて大きなかたまりにします。このかたまりを「フロック」と言います。
4.ちんでん池
4時間以上[いじょう]もの長い時間をかけて水を通し、大きなかたまりとなった砂[すな]や泥[どろ]を底[そこ]にしずませて取り除[のぞ]きます。
5.ろ過池[かち]
ちんでん池から来た水をいろいろな大きさの砂[すな]に通して(ろ過[か]して)水道水を完成[かんせい]させます。
6.配水池[はいすいち]
完成[かんせい]した水道水をためておきます。この水道水が水道管[すいどうかん]を通ってみなさんのお家に届[とど]けられます。
大原浄水場[おおはらじょうすいじょう]では、川の砂[すな]や泥[どろ]をしずませたり、ろ過[か]をすることで水をきれいにして水道水を作っています。その後、水道管[すいどうかん]を通ってみなさんのお家まで安全安心な水道水が届[とど]けられています。
天竜川[てんりゅうがわ]の水は、秋葉[あきは]ダムから大原浄水場[おおはらじょうすいじょう]まで、さらには大原浄水場[おおはらじょうすいじょう]からみなさんのお家まで、高低差[こうていさ]を利用[りよう]して水が送られています。重力[じゅうりょく]で水を運ぶ、省[しょう]エネルギーで効率的[こうりつてき]な方法[ほうほう]になっています。
塩素[えんそ]
水道水は塩素[えんそ]で消毒[しょうどく]されています。(塩素[えんそ]は透明[とうめい]な液体[えきたい]で安全な量[りょう]を入れています)塩素消毒[えんそしょうどく]によって、コレラや赤痢[せきり]などの水系感染症[すいけいかんせんしょう]を防[ふせ]いでおり、水道水を安全に飲むことができます。
公園の花だんの土には、水道水を作る時に、川の水から取り分けた「砂[すな]や泥[どろ]」が使われています。
水分をしぼった砂[すな]や泥[どろ]
花だんの土などに再利用[さいりよう]
大原浄水場[おおはらじょうすいじょう]のちんでん池でしずんだ砂[すな]や泥[どろ]は、水分をしぼった後、その一部は花だんの土などに再利用[さいりよう]されています。廃棄物[はいきぶつ]として捨[す]てるのではなく、再利用[さいりよう]に取り組んでいます。
水道水は水道法[すいどうほう]という法律[ほうりつ]で51項目[こうもく]もの水質基準[すいしつきじゅん]が決められています。浜松市[はままつし]では、これら基準[きじゅん]が守られていることを職員[しょくいん]が水質検査[すいしつけんさ]で確認[かくにん]してから、市民のみなさんに安全安心な水道水を届[とど]けています。