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更新日:2025年4月28日
単独処理浄化槽やくみ取便槽では、トイレ(し尿)排水を処理することができる一方、生活雑排水は未処理のまま放流されるため、公共用水域の汚濁負荷が大きくなっています。これら設備の設置基数は徐々に減少していますが、現在も下水道事業計画区域内で11,000基余り、下水道事業計画区域外で21,000基余り存在しています。
図表2.3.3 単独処理浄化槽とくみ取便槽の基数
(下水道事業計画区域内)
図表2.3.4 単独処理浄化槽とくみ取便槽の基数
(下水道事業計画区域外)
現在は、下水道と合併処理浄化槽との役割分担による効率的な汚水衛生処理を推進するため、「浜松市汚水処理10年プラン」(2016~2025年度)(PDF:1,036KB)に基づき取り組みを進めています。
下水道事業計画区域内では、計画的な下水道の整備を行っており、行政人口に対する下水道が整備されている人口の割合を示す下水道人口普及率は、概ね計画通りに向上しています。
下水道の整備
図表2.3.5 下水道人口普及率
下水道事業計画区域外では、合併処理浄化槽の普及促進を目的とした職員による戸別訪問や工事費用の一部の補助を行っています。合併処理浄化槽では生活雑排水を処理することが可能なため、単独処理浄化槽やくみ取便槽と比較して公共用水域への汚濁負荷が小さくなります。合併処理浄化槽基数は、設置替えで自己負担を伴うなどの理由から当初の計画を下回っているものの、着実に向上しており普及が進んでいます。
また、浄化槽が本来の機能を発揮するには適正な維持管理が必要であるため、職員による戸別訪問などにより、法に基づく保守点検や清掃、検査の実施について啓発を行っています。
合併処理浄化槽の設置
図表2.3.6 合併処理浄化槽基数
(下水道事業計画区域内を含む)
これら取り組みの結果、行政人口に対する下水道や合併処理浄化槽などの汚水処理施設が整備されている人口の割合を示す汚水処理人口普及率は、当初の計画を下回っているものの、着実に向上しています。
図表2.3.7 汚水処理人口普及率
また、職員の戸別訪問等を通じて整備済みの下水道への接続を呼びかけており、その結果、下水道普及人口(下水道が整備済みの人口)に対する下水道の利用人口(下水道が接続されている人口)の割合を示す下水道水洗化(接続)率は、向上しています。
図表2.3.8 下水道水洗化(接続)率
このように、下水道の整備・接続や合併処理浄化槽への設置替えが普及したことにより、行政人口に対する下水道や合併処理浄化槽などの利用人口の割合を示す汚水衛生処理率も向上し、環境負荷の低減につながっています。今後もこれらの取り組みを継続し、汚水衛生処理の普及を促進していく必要があります。
図表2.3.9 汚水衛生処理率
✓ 汚水処理10年プランに基づく下水道事業計画区域内の下水道整備(~2025年度)
✓ 下水道への接続を促進するための職員による戸別訪問(毎年度)
✓ 促進するための職員による戸別訪問(毎年度)
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