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更新日:2025年4月28日
上下水道事業への市民の理解を深めて信頼を得るため、2019年度までは上下水道フェスタや浄水場見学などの体験型イベントを中心に広報活動を展開していました。しかしながら、2020年度から2022年度にかけては、新型コロナウイルス感染症の影響によりこれら体験型イベントは中止や規模縮小を余儀なくされ、広報活動に大きな制限を受けました。
この期間に行った浜松市広聴モニターアンケート調査の結果、従来の体験型に加えて、デジタル型の広報活動も求められていることを把握したため、その後は積極的なデジタル型広報を行っています。
図表2.5.20 浜松市広聴モニターアンケート調査結果(2020~2022年度)
上下水道の役割や大切さについて意識向上を図るため、市内小学生を対象にした「みんなの水道・下水道絵画コンクール」を毎年度開催していますが、従前の表彰式に加えて、2021年度からは新たに受賞作品を動画で紹介(デジタル型広報)しています。
また、職員が小学校を訪問し下水道の仕組みなどを説明する「下水道教室」では、従前の出前講座形式(体験型広報)に加えて、2021年度からはオンライン講座形式(デジタル型広報)を併用ししています。今後も、各小学校のニーズに柔軟に対応するため、両形式を併用して継続的に取り組む必要があります。
図表2.5.21 下水道教室の開催回数
さらに、2021年度からはウェブサイト『浜松市上下水道キッズサイト「すいすいクラブ」』を作成・公開(デジタル型広報)しました。市民や教育現場などに向けて展開した「すいすいクラブ」を活用した広報活動は全国的に高く評価され、「令和4年度 水道イノベーション賞 特別賞」と「令和4年度(第15回)国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)「広報・教育部門」」をダブル受賞しました。
ウェブサイト『浜松市上下水道キッズサイト「すいすいクラブ」』
の作成・公開(2021年度) <デジタル型広報>
小学校教員が「すいすいクラブ」を活用した授業
2022年度以降は、「すいすいクラブ」の内容を拡充しています。SDGsに関するページやVR技術を活用した浄水場のバーチャル見学のページを新たに追加し、より魅力的なコンテンツを提供しています。
VRによるバーチャル大原浄水場見学<体験型+デジタル型広報>
(2023~2024年度に上下水道フェスタで実施)
また、「広報はままつ」や市公式SNSなどを通じて定期的な周知活動を展開した結果、「すいすいクラブ」へのアクセス数は2022年度から2023年度にかけて大幅に増加しています。今後も「すいすいクラブ」を中心とした広報活動を継続し、市民に上下水道事業への関心と理解を深めていただく必要があります。
図表2.5.22 「すいすいクラブ」へのアクセス数
✓ 「すいすいクラブ」について、広報はままつ、SNSなどで周知(毎年度)
✓ 出前講座形式とオンライン講座形式を併用した下水道教室の開催(毎年度)
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