緊急情報
ここから本文です。
更新日:2025年4月28日
本市は2023年度末で、浄水場64施設、水源施設86施設、配水池221施設を有しています。
これら水道施設の中でも、主要な浄水場である大原浄水場の浄水施設と配水池は、1968年の供用開始から56年が経過し老朽化が進んでいるため、近年の水需要を踏まえた規模で、老朽化した施設の再構築を行う必要があります。そこで、更新方法や施設規模、処理方式などを検討する大原浄水場再構築基本構想策定業務(2025年度着手予定)の準備を進めています。また、再構築に向けて、大原浄水場にある5つの配水池のうち第2配水池の稼働を2024年度に停止しました。
供用開始から56年経過した大原浄水場
[中央区大原町]
大原浄水場の供用開始当時から稼働している着水井
再構築に向けて稼働を停止した大原浄水場の第2配水池
(2024年度に稼働停止)
大原浄水場を含む浄水場や配水池について、本市独自に設定した実耐用年数を基準に計画的な維持管理・更新を行っています。
実耐用年数が比較的短い電気、機械などの設備については、日常点検による設備異常の早期発見と修繕などによる延命化を行っています。また、タブレットを使用して日常点検を行うなどデジタル技術を活用し、維持管理の効率化を図っています。
図表2.1.17 浜松市独自に設定した水道施設(管路除く)の実耐用年数
タブレットを用いた日常点検
[大原浄水場]
薬品注入機の修繕
[常光浄水場]
しかしながら、近年では、国へ情報提供が必要な事故等のうち水道施設(水道管路を除く)を起因とした事故が発生しています。2022年度には、湖東配水場の施設内配管からの漏水により室内の配水ポンプが水没したことで約1,400戸が断水しました。また、2024年度には、永島配水場の配水流量計が故障し、連動する配水ポンプが異常停止したことで約9,000戸が断水しました。
今後は、このような大規模な事故が発生しないように、浄水場等の老朽化対策をさらに推進していく必要があります。
図表2.1.18 水道施設(水道管路を除く)を起因とした国へ情報提供が必要な事故件数
施設内配管からの漏水による配水ポンプの水没
(2022年度)[湖東配水場]
✓ 更新方法等整理(2027~2028年度)
✓ 基本計画策定(2029年度)
✓ 民間活力導入可能性調査(2032年度)
✓ 事業者選定(2033年度)
✓ 浄水場等の設備の修繕・更新
<大原浄水場の脱水機ろ布修繕(隔年度)、大原浄水場・常光浄水場のろ過池走行台更新(毎年度)、小林配水場の非常用発電機更新(2025年度)等>
更新予定のろ過池走行台(ろ過池の逆洗用設備)
[大原浄水場(左)・常光浄水場(右)]
更新予定の非常用発電機
[小林配水場]
次へ → ④ 浄化センター等の老朽化対策
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください