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更新日:2025年4月28日
本市は、天竜川(表流水・伏流水)や地下水などの自己水源のほかに静岡県企業局が運営する遠州水道から受水しており、その基本水量(165,500m3/日)は本市の配水能力(377,321m3/日)の約44%にあたります。
天竜川や都田川、太田川から取水している遠州水道は、通常時の受水に加えて、本市自己水源の水質悪化や取水制限、自然災害による施設の被災などへの備えとして貴重な水源になっています。
図表2.5.7 本市の水源種別の配水能力(2023年度)
[全体:377,321m3/日]
自己水源と遠州水道の受水割合に関しては、2021年度に策定した「浜松市水道事業配水区域再編計画」に基づき、2022年度に「浜松市水道事業水源施設整備計画」を策定し、概ね適正な受水量を検討しました。
2024年度には、新規井戸水源施設の整備による自己水源確保の可能性を調査しており、今後、調査結果を踏まえて遠州水道からの適正受水量を検証していく必要があります。
また、遠州水道受水5市町(浜松市、磐田市、袋井市、湖西市、森町)により遠州水道受水市町水道担当課長研究会を立ち上げ、必要に応じて静岡県企業局と受水5市町との協議を行っています。
図表2.5.8 遠州水道受水市町水道担当課長研究会の開催数
本研究会では、基本水量や料金等に関する事項について研究や情報交換を行っており、2023年度には、「静岡県水道施設更新マスタープラン」(2016年度策定)に規定している遠州水道に係る施設の更新基準年度(2032年度)に向けた基本水量の見直しについて協議していくことを静岡県企業局へ申し入れました。今後も本研究会による協議を継続するとともに、新たな会議体を設置することで遠州水道受水5市町の連携強化を図るなど、遠州水道受水の最適化を進めていく必要があります。
✓ 遠州水道受水市町水道担当課長研究会の開催(毎年度)
✓ 将来の適正な受水量の算出(~2030年度)
✓ 基本水量の見直しなどを目的とする新たな会議体の設置検討(~2027年度)
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