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更新日:2025年4月28日
デジタル技術を活用した業務効率化を積極的に推進しています。2021年度には、上下水道部共通のクラウド基盤を整備し、システムのセキュリティとバックアップの強化を実現するとともに、職員のサーバー等機器管理の負担を軽減しました。続く2022年度にはクラウドを活用した上下水道一体のGISマッピングシステムを構築し、これまで水道と下水道で別々に管理していた埋設管路情報を一元化し、工事施行の効率化が図られました。
図表2.4.8 クラウドを活用した上下水道部の情報システム
また、WEB会議システムと生成AIを日常的に活用しています。WEB会議システムに関しては、場所の制約なく多くの参加者による打合せや研修など行うことができます。生成AIに関しては、各種文書の作成や企画立案の発想などで役立っています。
日常的に活用されているWEB会議システム
さらに、民間事業者等と上下水道部双方の負担軽減と利便性向上を図るため、各種システムの導入も行っています。契約や請求をデータ上で行う電子契約や電子請求を2023年度に導入しました。また、工事施工中に必要な立会をWEB上で行うことができる遠隔臨場の導入や工事に必要なやりとりをクラウド上で行う情報共有システムを2024年度から試行運用しています。
これらシステムの導入により、民間事業者等もペーパーレス化や作業時間の短縮、さらには製本費、郵送費などの経費を削減することができるようになりました。
遠隔臨場の画面
加えて、2024年度よりBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を自律的に実施し、業務効率化に取り組んでいます。初年度は固定資産管理業務の見直しや予算事務に係るシステム運用の改善に向けた準備などを進めています。
今後もBPRなどの取り組みを継続的に展開し、業務効率化と市民サービスの充実を図っていく必要があります。同時に、職員の年間時間外勤務時間数が約10,000時間に及んでいる現状の是正に取り組み、職員の健康維持と経営改善を通じて、組織体制のさらなる強化を図っていく必要があります。
図表2.4.9 年間の時間外勤務時間数
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