緊急情報
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更新日:2025年4月28日
大雨による濁水(水道原水濁度の上昇)や渇水等による河川からの取水制限などに備えて、水源の多系統化や複数化を考慮した水源施設の整備を行っています。
新規井戸水源施設の整備に向けた試験掘削工事
(2021年度)[中央区半田町]
中山間地域の浄水施設の中には、濁水など水道原水の急激な水質悪化に対して適正な処理が困難な施設もあるため、水源施設の整備とともに浄水施設の機能強化など複合的な対策を行っています。
急速攪拌機の設置により浄水施設の機能強化を行った中山間地域の浄水場(2021年度)
天竜川水系で渇水が発生した際は、水道原水の取水制限を行うことがあります。その際は、地下水からの取水量を増やすなどの対応により、市民生活へ影響が出ないよう努めています。また、渇水時も安定的な水道水の供給を継続するために、市公式ホームページや市公式SNSなどで市民へ節水の協力をお願いしています。
天竜川水系の渇水による佐久間ダム水位の低下
渇水時に節水を呼び掛ける横断幕
中山間地域では水道原水の濁水・渇水に起因した断水や応急給水が発生しています。2020年度の大雨(令和2年7月豪雨)では、天竜川が増水したことで城西浄水場(天竜区佐久間町)の水道原水濁度が上昇し、取水停止となりました、その結果、140戸で断水し、応急給水を行いました。また、2024年度の渇水では、神原浄水場(天竜区水窪町)の水源における流水量が減少し、結果として660戸で断水が発生し、応急給水を行いました。
このような事例が2020年度に7件発生したことを踏まえて、2021年度に中山間地域における水道施設のリスクや被害想定の定量評価、2022年度には発生しうるリスクへの具体的な対策の抽出を行い、整備が必要な14施設を設定しました。今後は、これら施設を優先して浄水施設の機能強化や配水管の水融通等の対策を推進していく必要があります。
図表2.1.21 水道原水の濁水・渇水に起因した断水や応急給水が発生した件数
濁水対策のため、急速ろ過機の導入による浄水施設の
機能強化を検討している中山間地域の配水池
渇水対策のため、水源施設の整備や水融通などを
検討している中山間地域の浄水場
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