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更新日:2024年9月2日
里親委託を行っている間、児童相談所の担当職員が家庭訪問や面談を行い、子どもの養育に関する相談援助を行っていきます。また、児童養護施設などに所属する里親支援専門相談員も里親の養育支援を行っています。担当職員は子どもたちと継続した関わりを持ち、里親と協力して子どもの育ちを支えていきます。
里親として子どもを養育していただく場合には、国の定める基準に従い子どもの養育に必要な費用として、生活費、教育費、医療費、里親手当などが児童相談所から公費で支給されます。なお、養子縁組里親と親族里親には里親手当が支給されません。
例えば、養育里親として乳児の委託を受けた場合、子ども1人あたり里親手当として月額9万円、子どもの生活費として月額約6万円などが支給されます。一時保護委託やレスパイト・ケアを受けた場合にも定められた額が支給されます。
里親制度は、子どもの育ちを経済面からも支援しています。
子どもの委託を受けている里親が、病気や事故、養育の疲れなどで一時的な休息を必要とする場合や、冠婚葬祭などへの参加にあたり子どもを同伴できない場合などには、別の里親や児童養護施設などへ一時的に子どもを預けることができる「レスパイト・ケア事業」をご利用いただけます。
レスパイト・ケアを受け入れる里親や児童養護施設の職員なども含めて、多くの人が里親による子どもの養育を支えています。
万一、養育中の子どもが事故を起こしたり、他人の持ち物を壊したりして里親に賠償責任が生じた場合には「里親賠償責任保険」による補償が受けられます。浜松市では、里親賠償責任保険に公費で加入しています。
児童相談所では、外部講師を招いた研修会や、里親向けのペアレントトレーニング、子どもの委託を受けた経験のない里親向けの研修会などを開催しています。様々な研修を通して、養育力を高めていただきたいと考えています。
児童相談所では、毎月1回里親サロンを開催しています。参加者が子育てのちょっとした喜びや悩みを分かち合っています。これから子どもの委託を受ける里親にとっては、すでに養育をしている先輩里親の話を聞ける機会でもあります。
また、児童相談所以外に児童養護施設が開催する里親サロンもあります。里親サロンなどを通して里親同士のつながりを作る支援を行っています。
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