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移住者・住民VOICE
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更新日:2024年8月6日
カメラマン
大学で農村の景観などを研究していて、研究論文のために北区引佐町の棚田におよそ3年間通っていました。研究をはじめ、研究以外のことでもお世話になり、この地域で生活してみたいと思うようになりました。ちょうどその頃に浜松山里いきいき応援隊(通称:山いき隊)の引佐地域での募集があり、応募し隊員となったことが移住のきっかけです。山いき隊の任期中には、引佐地域に住む人に風習や方言、昔ながらの生活の知恵やすべなどを聞き取り調査し、「山の新聞いいとこまんじゅう」や「いなさカルタ」などを作成して地域の情報を発信していました。
移住して7年がたちましたが、引佐は多様な風景のある町だと思っています。
現在は個人事業主としてカメラマンの仕事をしていますが、さまざまな仕事の依頼を受けています。浜松の中山間地域にはすごくいい撮影場所がたくさんあり、主にドローンを使ってお茶畑や棚田などの農業景観を撮影することが多いです。山いき隊の任期中にお世話になった人たちなど、地域の人が撮影にとても協力的で助かっています。
移住後に結婚し、今は子供が2人いますが、子供のはしゃぎ声を気にすることなく自由に遊ばせてあげることができています。市街地だと子供の大きな声などを気にしてしまうこともあると思いますが、今住んでいるところは自然の中に家が建っている感じなので、そういった心配がないのは精神的にとても楽です。
移住して苦労したことはありません。生き物がたくさんいる環境が好きで田舎暮らしを選びました。
驚いたことは、雨の日になると家の中にサワガニが入ってくることがあることです。夜、畳の部屋で「ガサガサ」と音がするので「何かな?」と思って見てみると、サワガニでした。どうやって中に入ってくるのか分からないですが、びっくりしましたし、面白いなと思いました。
移住先の地域のことを何も知らないまま移住してしまうと、なじめずに孤立してしまうということにもなりかねません。インターネットで検索するだけでは分からない決まりごとなどを知っておくことが大切だと思います。
浜松には、移住コーディネーターがいますし、移住を考えている人のサポートをしている自治会(集落)もあります。私が移住したきっかけとなった山いき隊制度も含め、それらをうまく活用して、地域の人と実際に会って話をしながら移住を検討するのがいいと思います。