移住者・住民VOICE

ここから本文です。

更新日:2020年10月20日

羽鳥さん

  • 子育て
  • Iターン

元蔵 フリーランスSE、心理カウンセラー

羽鳥元気さん

故郷と呼べる場所が欲しい。自然も街もある地方都市で暮らすという選択

浜松市への移住の経緯を教えてください

浜松城

情報工学の短大を卒業した後、神奈川や東京のIT系の会社で働いていました。生まれも育ちも就職先もずっと首都圏だったのですが、職場の同僚たちが帰省の度にお土産と帰省話をしてくれるんです。彼らは「自分の田舎は何もないところだよ」と言うのですが、その“何もない“というのを逆にうらやましく感じていました。東京はたくさんの刺激がある場所でしたが、それが自分に合っているのかずっと疑問に思っていました。

2016年の夏、富山県出身で理学療法士だった彼女(今の妻)と、彼女が好きなミュージシャンのライブに行くために浜松市を訪れたのが浜松との出会いでした。彼女のお兄さんは浜松の専門学校を出て、そのまま浜松に住んでいました。家に立ち寄らせてもらったら「浜松に住めばいいじゃん」と言われたんです。もちろん、お兄さんは本気で言ったわけではなく、軽い気持ちだったと思うのですが、それから数日後、彼女に「浜松に住もう」と伝えたところ「いいよ」との返答。後で聞いたところ、彼女も冗談だと思っていたようで、本気だとは思っていなかったようです。
それから浜松の住みやすさ、仕事があるかどうかなどを調べ始めました。2、3週間後には、彼女のお兄さんに浜松の不動産会社を紹介してもらいました。当のお兄さんも、まさか本気で移住してくるとは思っていなかったようです。

それから、東京・有楽町にある「静岡県移住相談センター」にも相談に訪れました。2017年1月には「遠州人との集い」というセミナーに参加し、浜松の中山間地で地域を盛り上げようと頑張っている方の話を聞き、浜松は頑張っている土地なんだなと感じました。

移住への準備を進めつつ、2017年初頭に結婚。ちょうど妻の妊娠もわかりました。4月には浜松市へ移住してきたので、怒涛のような一年でしたね。

お仕事について教えてください

羽鳥さん2

浜松へ来る時、起業も考えたのですが、まだ知り合いもあまりいない土地での起業は心配でもあったので、エージェントを介してIT系の会社に就職。しばらくは会社勤めをしていました。
子どもが保育園に入園した2019年の7月、勤めていた会社を退職し、個人事業主として起業しました。とはいえ、まだまだ人脈も少ないため、今はまだ週3回、派遣でIT関連企業で仕事をしています。

首都圏の企業に勤めていた時、退職者が多く、精神的にも辛く感じていた時がありました。そんな環境を変えたいと思い、名古屋の心理カウンセリングの学校へ通い、東京でコーチングの勉強をしました。
そのため、個人事業主としての仕事は、(1)プログラミング、アプリ開発、LINE・SNS活用支援、初学者向けプログラミング教育、ホームページ作成・更新などを行うICT活用を支援する「プロジェクトマネージャー」、(2)人間関係の悩みを減らす感情のコントロール術、自分を知り、変化していく力を身に付ける「心理カウンセリング」、(3)自分や組織の人生開拓、今後の方向性を決めたり、叱らない褒めない「勇気づけ」、叱る褒めるのタイミング研修、現場変革のための企業サポートを行う「コーチング」の3本柱。保育士さんに利用してもらうためのスマホアプリの開発や、親子向け心理カウンセリング講座、EAP導入支援プログラム等も行っています。
浜松で勤めていた会社の同僚たちをはじめ、今、少しずつ輪を広げているところです。今後はセミナー等も開催し、広く認知してもらえたらと思っています。

妻は、出産時に骨盤を亜脱臼をしてしまったのですが、その際、施術やサポートをしてくれた浜松にある助産院が気に入り、すっかりファンに。産前産後の骨盤ケアなどを行う助産院の研修に頻繁に参加するうちに、声をかけてもらい、助産院で働くことになりました。
その縁もあり、妻が勤めている助産院の先生と、助産院の他、保育園、学童、整体院、子育て支援センターを兼ねた社会福祉法人を立ち上げる予定です。

浜松市は、「日本一の起業家応援都市」を掲げ、起業家を応援している市。「はままつ起業家カフェ」というものを開催していて、無料で相談やセミナー等へ参加できるんです。無料だからどうかなと思っていたのですが、想像以上に良いもので、人脈を広げることができました。起業する上で、相談する場所があるというのは心強いものですね。浜松は起業しやすい街なので、独立したい人にもお勧めですよ。

浜松での子育てはいかがですか?

羽鳥さん奥様

妻は富山県出身だったこともあり、自然が多い環境の方が子どもにはいいと考えていたようです。浜松は自然豊かな公園がたくさんあり、車に乗ってよく家族で出かけます。浜松は高速道路へのアクセスもよいので、車を使って様々なところへ出かけられるのも利点だと思います。浜松には海も湖も山もあるので、いろいろなレジャーも満喫したいですね。キャンプやサーフィン、釣りもやってみたいです。

また、浜松市は子どもの医療費の助成や待機児童の解消など、子育て支援を頑張っている感じがあり、それもいいなと思います。保育園の申請の際、市役所に電話して相談していたのですが、担当の方が「市役所で教えてあげるから相談においで」と言って下さったんです。書類の書き方を教えてもらい、無事、保育園に入ることができました。

移住を考えている人へ浜松市の魅力を教えてください

羽鳥さん3

浜松へ来てから、我が家では食生活が大きく変化しました。食事作りは私が担当しているのですが、自然派食品が手に入りやすく、加工品をあまり買わなくなりました。農家さんが作った野菜がその場で買える無人販売が至るところにあり、スーパーでも地場産品が手に入ります。妻の職場を通じて新鮮な野菜をいただくことも多く、料理が楽しくなり、外食が減りました。妻も、梅干しや梅シロップ、玄米味噌を作るなど手作りを楽しんでいます。首都圏にいたら、きっとこういった手作りをしようとは思わなかったと思います。
あと、静岡県といえばミカン。温暖な浜松は全国的にも有名な一大産地です。ミカンは本当によく食べるようになりましたね。魚もおいしく、中でも舞阪漁港に水揚げされるモチガツオの刺身は絶品!戻りカツオの中で稀にモチモチしたカツオが揚がるのですがこの辺りでしかいただけないようです。本当においしいので、機会があったらぜひ食べてみて欲しいですね。

浜松市は広く、様々な環境が選べます。大企業も多いので、仕事もそんなに困らないのではないでしょうか。一度住んでみて違うなと感じたら、市内で違う場所を選べばと思っています。私も移住する前は住んでみて駄目だったら首都圏に戻ればいいと考えていました。しかし、今のところ、首都圏に戻りたいと思ったことはありません。また、首都圏に住んでいた時は一生賃貸でいいと考えていましたが、今はいずれ浜松で家を持ちたいと思うようになりました。

首都圏で通勤していた時は、毎日満員電車で片道2時間半かかり、3〜4回の乗り換えがありました。あまりにも大変でお腹が痛くなることも…。浜松は車社会なので車で通勤しています。電車と違って自分のペースで移動できるのでいいですね。
こちらに来てから、時間の流れが違うなと思っています。刺激が少なく、急かされるようなこともあまりありません。不必要な情報が入ってこないので、集中して物事を進めることができます。
地方都市だから欲しいものが手に入らないのではと思うかもしれませんが、何かが買えなくて困ったことはないですし、むしろ衝動買いがなくなります。浜松は、都会過ぎず、田舎過ぎず、ほどよい街。首都圏から移住してくるにはちょうどよいバランスの街だと思いますよ。

ふじのくに移住ポータルサイト「だもんで静岡県」から転載

ページトップ