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更新日:2023年2月13日
あなたのやりたいことに公園や空き地などのみどりを活用できたなら、活動場所を確保できたり、活動の幅が広がったりするかもしれません。
そこで、活動場所としてみどりを活用するのに必要な知識、スキル、ノウハウを学べる場づくり「みどりの人財支援プロジェクト」に取り組んでいます。
この特集は、「みどりの人財支援プロジェクト」で実施した講座の受講者に、受講動機や感想などをインタビューするものです。
今回は、令和4年9月から開催した「スタートアップ講座」と11月から開催した「スキルアップ講座」にご参加いただいた、飯田のり子さんにお話を伺いました。
浜松市出身。地元企業に就職後、ある本屋で1冊の本と出会い「写真」を学びたいと思い、夜間の写真学校で写真の基礎を学びました。
その後新潟県佐渡島にて9年間島の暮らしを見つめ写真を撮りながら暮らしていましたが、家の事情で湖西市新居町に戻りました。
まちづくりに関わる任意団体の人たちがNPO法人を立ち上げるタイミングに加わり、元芸者置屋「小松楼」(現小松楼まちづくり交流館)の管理運営に12年携わります。
その間、地域興しチャレンジ事業「浜名湖おんぱく」を6年プロデュース。友人が主催する里山の整備活動に参加したり、地域の公園を整備したり研究したりする会にも参加。
現在はまちづくりコーディネーター/人生デザインコーチ®をしています。
幼少の頃から浜松市内の様々な公園や緑地でよく遊ばせてもらいました。
市内の公園は、砂丘や川や湖、森林地帯に隣接しているところが多かったので、そこで山、川、海、湖と共にある感じ、そこで心地いいとか、キラキラして美しいなとか、面白いなとかそんな風に感じてきたものが、今の私の「全体的な調和を感じる力」や「身近なものから幸せや安心感を感じる力」に繋がっていると思います。
また、緑地があるところには史跡があったり神社があったり旧家があったりと、詳しくは知らなくとも、行ってみると地域の歴史を垣間見れるところが多いですよね。
公園を資産として考えた時、今時の公園ってどうなっているのか?どんな課題がありどんな活用の仕方があるのか、興味が湧いてきて参加しました。
↑写真:新居文化公園(湖西市)
小さい子どもからお年寄りまで多世代が身体を動かし憩う。
↑写真:平和記念広場横の道(浜松市)
講座の帰りに季節の移ろいを感じながら歩いた。
↑写真:新福寺の参道(湖西市)
お寺や神社の周りにもたくさんのみどりがある。
まず、思っていた以上に公園そのものよりも、公園やみどりのある地を取り巻く私たち人間の側が変わってきているということに驚きました。
年齢からみた人口比率も大きく変わりましたし、産業も変化してきました、そして市民活動がだんだんNPO活動となってゆき、情報化社会の中で広がりを見せてきたことなども、資料とともに説明していただいて知ることができました。
それから、そもそも「公園(特に市町が管理している公共の公園)」って自分たちで活用の仕方を提案できるものなの?という疑問があったのですが、講座の中で、公園は(特定の条件下の下で)、いつでもだれでもオープンスペースの一種として利用できる公共の場であるということ。法律も近年”使っていくため”の法改正がされているということ。特定の人の公園利用によって困る人があってはいけないという考えのもとに様々な「決まり」があるけれど、様々な団体と協働しながら利活用している事例が出てきているということを学びました。
この他にも、「まちづくりとは」というテーマで、地域課題を見据えた事業を持続可能な形で立ち上げていくために必要なことを学ぶ内容も含まれていて、とても充実した内容の濃い講座でした。
スタートアップ講座では、数人一組で、スキルアップ講座では単独でどこか市内の公園を使ってできる事業を考えるという構成になっていました。
スタートアップ講座
様々な年齢層、経験をお持ちの方と一緒に計画を作たことで、自分では気付かない方法や、そんなことできるの?というような案が出てきて楽しかったです。
万斛庄屋公園の一角にさつま芋を植えて、地元の小学生や団体と一緒に集まる機会を作り多世代の交流を図るというものを提案しました。
スキルアップ講座
たまたま昨年自宅で「和綿」を育てていたことから、公園の一角に綿を植えて、綿という素材を中心に遠州地方の歴史や文化遺産にふれたり、植物を育てたり加工したりする楽しさにふれたり、それを利用して地域の中で顔が見える繋がりを作って行く事業「綿から始まる物語~遠州版~」を発表しました。
今回受講してみて、改めて遠州地方の「みどり」の種類の豊富さと一つひとつの「みどり」がもたらしてくれる恩恵について、思いを深くしました。そしていろんな年代の人の話しながら出てくる発想が面白い!とも。
みどりのある公共資産からたくさんの恩恵を受け取ってきた一方で、みどりを維持管理していくのが大変な時代になってきているとも感じています。
↑写真「:老人福祉センター(湖西市)
造園家の作庭した日本庭園の整備を仲間たちと行っている。
↑写真:三十ヶ谷の森(湖西市)
家族で里山の整備活動に参加できる「三十ヶ谷家族会」での活動。
周りにみどりが「ある」ことだけでもそれは大切な存在ですが、触れていくことで愛着が湧いて守って行こう活用して行こうという気持ちが湧いてくるので、人とまちだけでなく、人とみどりを繋ぐ活動も自分ができることでして行きたいと思いました。
ありがとうございました。
飯田さんありがとうございました!
これからの活動も追っかけ取材し、皆さんにお伝えしたいと思います。
【プロジェクトが気になる方へ】
あなたのやりたいことに公園や空き地などのみどりを活用できたなら、活動場所を確保できたり、活動の幅が広がったりするかもしれません。
活動場所としてみどりを活用するのに必要な知識、スキル、ノウハウを学べる場づくり「みどりの人財支援プロジェクト」に取り組んでいます。
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