更新日:2020年8月28日
第3章 第2章に掲げる事項を達成するために必要な措置の概要8
4 地域別の措置
(5)遠州灘沿岸地域
<地域の形成イメージ>
広大な海(遠州灘)とまち(市街地)をつなぐ緑の空間を中心とする帯状の地域です。
遠州灘の穏やかな海岸線と松原の魅力を財産とし、この環境保全を最重視し、これと調和する機能に限定して立地を認め、「市民共通のオアシス」としての環境イメージを高めていきます。
市街化区域も一部含みますが、そこではゆとりある住宅地環境の形成誘導に努め、それ以外の地域では、農用地及び森林等を保全します。
<措置の概要>
- 野鳥の生息地・アカウミガメの産卵地等、豊かな自然を有していることから、遠州灘海岸の豊かな自然環境を後世に守り継ぎ、市民活動による環境美化活動等により、積極的に保全するとともに、環境教育・活動の拠点として整備します。
- 中田島砂丘・遠州灘海浜公園は、国道1号や国道150号バイパス等広域的交通利便性を活かし、スポーツレクリエーション・イベント等、市民の憩いの場や観光・交流資源として保全・整備します。
- 遠州灘海岸が抱える侵食問題は、防災機能と自然環境保全の観点から、土砂の供給を担う天竜川上流域との連携により、砂浜の保全・回復と自然環境の保全に積極的に取り組みます。
- 東海地震津波対策や高潮対策として都市基盤の整備を行い、安全・安心に暮らせるまちづくりを進めます。
- 地域特性に応じた都市基盤の整備・改善・保全を進め、良好な生活環境の形成を目指します。
- 国道1号沿線については、幹線道路としての立地性を活かし、産業機能の既存集積地の充実とともに適正な位置への立地誘導を図ります。
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