緊急情報
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更新日:2023年9月28日
「浜松城」および「浜松こども館」は、施設リニューアルにおいてFSC認証材である天竜材を使用し、城および公共の類似児童施設として全国初のFSCプロジェクト認証を取得しました。
「浜松城」は3階の「情景の層」の床材、「浜松こども館」は遊具・床・壁にFSC認証材を使用しています。
みなさま、ぜひ、新しくなった両施設に遊びに来てください。
浜松城(令和3年1月リニューアルオープン、認証番号FSC-P001847)
浜松城天守閣は、1958年に市民からの寄附などをもとに建設された公園施設です。竣工後60年が経過し施設内の展示や装飾の老朽化が進んでいました。本プロジェクトは、徳川家康公が浜松城を築いてから450年という節目の年に、セントラルパークとして浜松城公園の魅力を高めるとともに市民や来園者の満足度の向上を図ることを目的とした展示エリアのリニューアル業務です。
浜松こども館(令和3年4月リニューアルオープン、認証番号 FSC-P001854)
「はままつまるごと大冒険」をテーマに、浜松の自然・産業技術といった地域特色を取り込んだ遊び場をデザインし、地域への興味関心と愛着を育くむ仕掛けづくりをおこないました。オリジナルの遊具・空間は人間形成の理論に基づいています。子供ホール、新設する遊具「だいちゾーン」(床・壁・一部遊具)、ワークショップ室、廊下に天竜材を使用しています。
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浜松城(左)と浜松こども館(右2つ)
令和元年8月2日、浜松市とスターバックス コーヒー 浜松城公園店は、ワークショップ『森の授業とマイ箸づくり』を開催しました。
当日は、小学生(12名)と保護者の9組が参加し、店内で森に関する紙芝居を聞いた後、店外のデッキに出て天竜材(FSC認証材)を使ったマイ箸づくりを体験しました。
紙芝居は、世界の違法伐採の現状や森林を守るために存在するFSC認証に関する内容で、参加者は真剣に聞いていました。
また、マイ箸づくりでは、材料である20センチの棒状の天竜ヒノキを選んだ後、握って確かめながら好みの形や細さに削り、上手にマイ箸を完成させていました。
紙芝居の様子(左)とマイ箸づくりの様子(右)
平成30年8月8日、ミニストップ株式会社及び株式会社キシルの関係者が浜松市長を訪問し、浜松増楽店(8月24日開店)において、イートインの内装およびテーブル、椅子にFSC基準を満たした天竜材を使用した取組を報告しました。
FSC認証材の天竜材が浜松市内のコンビニで使用されるのは、今回が初めてです。
ミニストップでは、子どもたちのよりよい未来のため、世界的な森林基準を満たした木を使用した店舗づくりを進めていますが、天竜材(FSC認証材)の使用は今回が初めてです。
また、FSC製の内装材及びテーブル、椅子の製造は、市内のFSC(COC)取得者であるキシルが担当しました。
完成した店舗は、非常に高級感があり素敵!無垢材の椅子も非常に軽く、使いやすくなっています。
今後、多くの天竜材が、様々な場所で使用されることを期待します。
イートインの様子(左)と椅子に記されたFSC及びミニストップとキシルのロゴマーク(右)
平成30年8月1日、浜松市とスターバックス コーヒー浜松城公園店は、ワークショップ『森の授業とマイ箸づくり』を共同開催しました。
当日は、小学生(14名)と保護者の10組が参加し、店内で森に関する紙芝居を聞いた後、天竜材(FSC認証材)を使ったマイ箸づくりを体験しました。
紙芝居は、世界で今も行われている違法伐採やその対策であるFSC森林認証に関するもので、参加者は興味深そうに聞き入っていました。
また、マイ箸づくりでは、初めてミニ鉋や紙やすりを手にした方も多かったと思いますが、一生懸命に取り組み、上手にマイ箸を完成させていました。
紙芝居の様子(左)とマイ箸づくりの様子(右)
平成29年9月6日、株式会社フジイチ(FSC(COC)取得業者)及び積水ハウス株式会社、静岡県森林・林業研究センターの関係者が浜松市長を訪問し、天竜ヒノキを使用した構造用集成材の製作やこの集成材を積水ハウスの住宅に使用する取組を報告しました。積水ハウスが天竜材を使用するのは、今回が初めてです。
当日は、フジイチの石野秀一代表取締役社長や積水ハウスの細田嘉一郎静岡支店長、早川淳浜松支店長、静岡県森林・林業研究センターの白鳥隆司センター長ら、6名が来庁しました。
細田静岡支店長からは、「きっかけは地元の木材を使用したいという思いから」という地産地消への思いや「この集成材は強度があり、品質も安心」という天竜材に関する感想が、フジイチの石野社長からは「天竜材を広くPRできるチャンス」という意気込みが聞かれました。
今後、多くの天竜材が、様々な場所で使用されることを期待します。
浜松市長への報告の様子
集合写真と天竜ヒノキで製作した集成材
7月29日(土曜日)に開催された「鹿島木材 第5回大感謝祭」において、FSC森林認証のPRを目的に、ポスター・パネル展示やパンフレットの配布等を行いました。
会場におけるPR場所は、冷房の効いた休憩所の一角。当日は天候に恵まれ、非常に暑い日ということもあり、多くの方に御覧いただきました。
浜松市は、市町村別のFSC森林認証取得面積が日本一であり、FSCの先進都市ですが、市民のみなさまのFSCに対する認知度はまだまだ低いのが現状です。
今後も浜松市では、様々な場所でFSC森林認証のPRや本市の取組を紹介していきます。
浜松市のFSC森林認証PRブースの様子
イベントの様子。本イベントは「このような会社があることを地元の方に知ってほしい」という高林社長の思いから。
浜松木材組合森林認証グループ(注1)が、木に触れることで地元木材や森林に興味をもってもらうことを目的に、井伊谷小学校の児童に『直虎ちゃん絵馬(注2)』を贈呈するとともに森林講座を行いました。
7月19日、井伊谷小学校を永田木材株式会社 永田琢也取締役と株式会社フジセン 伊藤善一代表取締役、伊藤英二取締役の3名が訪問。5年生を対象に、前半は永田琢也氏が森林を守る間伐の役割やFSC森林認証を説明し、後半は伊藤英二氏が木材の活用方法に関するワークショップを行いました(翌日20日は6年生対象)。
授業のまとめとして、地元のFSC認証材でつくられている『直虎ちゃん絵馬』を子どもたちに贈呈し、願い事を書いてもらいました。
なお、この絵馬の一部は、21日に伊藤善一氏が龍潭寺に奉納しました。
浜松木材組合森林認証グループでは、今年4月にも森林・林業やFSC森林認証のPRを兼ねたジャズライブを行っており、今後も積極的な活動が期待されます。
注1/浜松木材組合森林認証グループは、浜松木材商同業協同組合の有志組織で製材・加工業者が参加しており、グループ認証でFSC森林認証を取得しています。
注2/本グループが龍潭寺様向けに制作・販売している商品。浜松市産FSC認証材使用。
講座を行う永田氏 |
講座の様子 |
ワークショップで木に触れる児童 |
絵馬に願い事を書く児童 |
絵馬に願い事を書く児童 |
龍潭寺への奉納の様子 |
クリーンウッド社会の実現や天竜材(FSC認証材)の販路拡大を目的に「グリーンレジリエンスサロン浜松市×三井住友海上」を開催しました。
グリーンレジリエンスとは、次世代型社会資本整備における新たな社会的概念であり、「自然資本を有効に活用して、防災・減災対策、いわゆる国土強靭化と地方創生につながるビジネス創出を並行的に進めていく事業や活動」のことを指します。
浜松市と三井住友海上火災保険(株)は、全国の市町村に先駆けて、「自然資源を活用した産業振興及び都市の強靭化に向けた連携と協力に関する協定(グリーンレジリエンス連携・協力協定)」を平成28年10月31日に締結しました。
当日は、FSCジャパン様の講演をはじめ、(株)竹中工務店様・スターバックス コーヒージャパン(株)様・(株)ワイス・ワイス様による事例報告、市内FSC取得者(天竜林業研究会鈴木将之会長、(株)フジイチ小峰裕美氏)による取組紹介、意見交換等を行いました。
終了後行われた交流会には、浜松市長も参加し、活発な意見交換が行われました。
浜松市では、今後も三井住友海上火災保険(株)と連携し、グリーンレジリエンス活動を進めていくとともに、今回参加いただいた様々な業種のみなさまとの出会いをきっかけに、更なる天竜材の活用を推進していきます。
浜松市は、「浜松市公共部門における地域材利用促進に関する基本方針(第3期:平成28~32年度)」に基づき、浜松中部学園(平成29年4月8日開校)において、「FSC認証材を一部に使用した校舎、体育館」としてのPRを可能にするFSCプロジェクト認証(FSC-P001667、2017年取得)(注1)を取得しました。
学校施設におけるFSCプロジェクト認証の実施(FSC認証材の使用)は、全国初の事例です。
なお、浜松中部学園には、本プロジェクト認証対象部分以外にも天竜材を使用したFSC認証製品の木製机・椅子を導入しています。
注1:FSCプロジェクト認証とは
・FSC-COC認証を取得していない事業者が、物件ごとにFSC認証を受ける制度
・認証されることにより、FSC物件として対外的に公表することが可能
・ロンドンオリンピックのオリンピックパーク(競輪場、水泳センター、選手村等)での認証材使用の主張も本制度を活用
<使用部分及び使用量>
使用部分 |
使用木材 |
使用量(立方メートル) |
---|---|---|
校舎の一部(南棟2階の教室と廊下の仕切り) |
スギ羽目板、ヒノキ集成材 |
2.8497 |
体育館の一部(1階アリーナ及び2階格技場の腰羽目板、造作材、構造材、下地材等) |
スギ・ヒノキ材、ヒノキ集成材 |
48.8415 |
合計 |
51.6912 |
< 実施したメンバー(プロジェクトグループメンバー) >
No |
担当業務 |
会社名 |
---|---|---|
1 |
管理責任者 |
浜松市林業振興課 |
2 |
副管理責任者 (COC管理責任者:間仕切担当) |
須山・中村組・杉浦組特定建設工事共同企業体 |
3 |
副管理責任者 (COC管理責任者:体育館の一部担当) |
(株)水野組 |
4 |
間仕切の製作 |
阿部興業(株)浜松支店 |
5 |
間仕切の製作 |
(株)オギノ |
6 |
間仕切の製作 |
アベ・マテリアル(株) |
7 |
体育館の一部 |
(有)山口工務店 |
8 |
体育館の一部 |
(株)原川 |
9 |
体育館の一部 |
(有)天竜平野材木店 |
10 |
体育館の一部 |
天龍木材加工(株) |
11 |
体育館の一部 |
(株)中部メンテナンス |
12 |
体育館の一部 |
佐藤木材加工(有) |
13 |
オブザーバー |
浜松市学校施設課 |
14 |
オブザーバー |
浜松市公共建築課 |
15 |
事務局 |
浜松市林業振興課 |
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(会長:NTT株式会社三浦惺取締役会長)(注1)が主催するジャパン・レジリエンス・アワード2017「第1回グリーンレジリエンス大賞」(注2)の表彰式が有楽町朝日ホール(東京都千代田区)で行われ、全国の自治体や企業、NPO法人など21社・団体の取り組みの中から、本市の「浜松版グリーンレジリエンス」が最高賞のグランプリを受賞しました。
表彰式には市長が参加し、山本公一環境大臣と三浦惺会長から賞状とトロフィーを受領しました。
『浜松版グリーンレジリエンス』とは、FSC森林認証制度に基づく持続可能かつ適切な森林管理と、天竜材(FSC認証材)を活用した新事業創出や木材利用の拡大などを通じて、森林の多面的機能の維持・拡大と産業振興を同時に達成し、地方創生を実現する取り組み。 |
注1:産学官民のオールジャパンでレジリエンス(国土強靭化)立国を構築することを目的に平成26年7月に設立。協議会には、業界団体約70団体、企業約160社が参画。 |
【受賞内容】
賞 | タイトル・取組内容 | 受賞団体 |
---|---|---|
グランプリ |
浜松版グリーンレジリエンス | 浜松市 |
金賞 |
上西郷川における民⁻官⁻学の協働による地域に根ざした里川づくりの実践 | 福津市、九州大学、福間南市学校、上西郷川日本一の郷川をめざす会 |
最優秀賞 |
ベーテル麻機活動 | 麻機遊水地保全活用推進協議会ベーテル部会 |
最優秀賞 |
農地石積みの技術継承と修復 | 石積み学校 |
最優秀賞 |
津波に被災した田んぼの生物文化多様性を活用した復興 | 特定非営利活動法人田んぼ |
最優秀賞 |
流水型ダムの特性を活用した西之谷ダムの貯水池全面ビオトープ化によるレジリエンス向上 | 鹿児島県、九州大学、熊本大学大学院 |
【浜松市長コメント】 |
平成28年10月31日、浜松市役所において、「グリーンレジリエンス」の推進に関わる連携・協力協定の協定書締結式を行いました。 グリーンレジリエンスとは、自然資本を有効に活用して、防災・減災対策、いわゆる国土強靭化と地方創生につながるビジネスの創出を並行的に進めていく事業や活動を指すものです。 本協定は、浜松市域の約7割を占める森林資源を活用した産業振興を通じて、都市の強靭化と地方創生を実現することを目的としたもので、グリーンレジリエンスの推進を目的とした地方自治体と民間企業による連携協定は、市町村では全国初の事例になります。 |
≪市長のコメント≫
グリーンレジリエンスという言葉にはまだ馴染みがないが、今後非常に重要な役割を果たす取組である。浜松市が有するFSC認証林を適正に管理し、土砂崩れ等の災害防止に努めるとともに、三井住友海上火災保険株式会社のネットワークを最大限に活用して天竜材の販路拡大に繋げていきたい。本協定を通じて、今後は、国土強靭化や地方創生に向けて、相互に有益となるような事業に取り組んでいく。 |
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