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更新日:2025年4月28日
本市は、全国で2番目の広大な市域を有し、都市部から中山間地域まで、多様な市民の生活が営まれています。都市部では、活発な経済活動と市民活動が展開されていますが、郊外への大型商業施設の進出などにより、都心機能の低下が懸念されています。一方、中山間地域においては、農林業を中心とした生産活動と一体となって集落や地域共同体の営みが行われてきましたが、第1次から第2次、第3次産業へと労働者が移行するにつれて、人口が流出し、過疎化・高齢化が進行しています。
こうした中で、すべての市民が、快適な暮らしの中で幸せを実感するためには、それぞれの生活において、ゆとりや潤い、便利さや楽しみを享受できることが大切です。
このため、都心においては、定住人口の増加を誘導するとともに、産業や文化、歴史など既存のポテンシャルを生かした取り組みを連鎖的に推進し、市民の共感が得られる魅力的なまちなかを創出します。また、中山間地域においては、地域を再生させるためのソフト施策を充実し、地域住民が、地域に対して愛着と誇りを持って、互いに助け合い、いきいきと生活できる暮らしを実現します。その上で、公共交通や通信機能の充実など、人やもの、情報の交流を促進させるネットワーク機能を充実し、暮らしの根幹を支えます。
こうした取り組みにより、すべての市民が快適さを感じられるまちづくりを進め、くらし満足度の向上に努めます。
◇市民の共感が得られる魅力的な都心の創出
都心において、定住人口の増加を誘導するとともに、都心居住者や就業者のニーズに的確に対応した、浜松らしい都市型ライフスタイルの創出に向けた取り組みを促進します。また、商業とあわせて金融、不動産、建設、交通関係など幅広い企業や組織と連携して活力ある都心づくりに努めます。 そして、産業や文化、歴史など浜松が持つ既存のポテンシャルを活用したソフト的な施策が連鎖的に行われるように取り組み、市民が主役の都心づくりを推進します。花や緑が豊かな景観の中で居心地の良い空間を形成し、居住者や来訪者の回遊性を高めるなど、浜松らしいまちなかの価値を創造し、市民の共感が得られる魅力的な都心を創出します。
◇「幸せを実感する山里暮らし」の実現
中山間地域では、お互いに助け合う関係を保ちながら、豊かな自然環境や地域の伝統芸能などを活用し、地域の担い手を育てていくことが必要です。
このため、他の地域や都市部の住民との交流や若者の定住促進に向けた「浜松型田舎暮らし」の推進や、中山間地域で暮らす高齢者の生活を支える過疎地有償運送や民間移動販売・共同購入への支援など、地域主体のソフト施策を推進します。
中山間地域の住民が愛着と誇りを持って、今後も、いきいきと生活していくことができるように、地域の魅力を高め、住民生活の維持・向上を図ります。
◇地域を結ぶ公共交通ネットワークの充実
拠点間の移動や日常生活で必要な移動において、自家用車に依存することなく、公共交通、徒歩や自転車により快適に移動できる交通ネットワークを実現します。特に、病院や商業施設におけるミニバスターミナルの設置など地域特性や需要に応じて公共交通を再編し、円滑で利便性の高い交通ネットワークを構築します。
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