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更新日:2021年2月15日
知っておきたいSIDS(シズ:乳幼児突然死症候群)
SIDS(Sudden Infant Death Syndrome)とは
SIDS(シズ乳幼児突然死症候群)とは、元気だった赤ちゃんが事故や窒息ではなく、眠っている間に突然死んでしまう病気です。 日本では、1年で100人近くの赤ちゃんがこの病気で死んでいます。これは生まれてきた赤ちゃんの2000人に1人の割合です。
生まれてから1か月から4か月がいちばん多いです。ほとんどが1才にならない赤ちゃんです。原因はわかっていません。でも、育てる環境にSIDSが起きやすい要因があるようです。そのキャンペーンをした国ではSIDSが減っています。
SIDSを減らすためのポイント
1才になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせよう
うつぶせに寝かせた方がSIDSになりやすいことが学者の調査でわかっています。 うつぶせ寝で必ずSIDSになるのではありません。でも、医学的にうつぶせ寝にしないといけないときを除き、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。このことは、赤ちゃんが眠っている間の窒息事故を防ぐためにも良いことです。
タバコをやめよう
タバコはSIDSが起きる大きな要因です。妊娠中にタバコを吸うとお腹の赤ちゃんの体重が増えにくくなります。呼吸中枢にもよくありません。妊婦がタバコを吸うこと、妊婦や赤ちゃんのそばでタバコを吸うことはやめましょう。
近くにいる人の理解も大切です。タバコを吸う人に協力してもらいましょう。
~1997年度 厚生省の調査より~
父と母がタバコを吸うときは、吸わないときより4.7倍SIDSになりやすいい。
できるだけ母乳で育てよう
母乳で育てることは赤ちゃんにとても良いことです。 ミルクで必ずSIDSになるのではありません。でも、できるだけ母乳で育てましょう。
こんな心がけをしましょう
赤ちゃんを一人にしないこと、あおむけで寝かせることは、窒息や間違って飲み込むこと、けが、やけど、お風呂で溺れるなどの事故を防ぐことにもなります。
赤ちゃんを一人にしない
よく眠っていても長い間赤ちゃんを一人にしない。
赤ちゃんを一人にして外に出掛けない。
赤ちゃんと同じ部屋で寝る。
寝かせ方のこと
ふとんは固いマットを使う。枕は使わない。
かけ布団やタオル、ひもが顔にかからないようにする。
ベッドの周りにはガーゼやビニールを置かない。
赤ちゃんを寝かす所やふとんのことを考える。
昼間の短い眠りでもソファに寝かせない。