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更新日:2021年2月15日

よくみられる感染症

1. インフルエンザ

子どもの体温

ウイルスによる感染症です。A型、B型、C型があります。人に病気をおこすのは、現在はA香港型、Aソ連型、B型のどれかです。 うつりやすいので、家じゅう、クラスじゅうがかかります。〈普通の風邪よりひどい症状がでる〉

熱:高い熱が3~7日間でる。一度下がってまた1日から2日してからでる。
体:だるい。食欲がない。
痛み: 頭、関節、筋肉いろいろなところが痛くなる。
お腹:痛み、吐く、下痢になることが多い。
咳:咳は後からひどくなる。鼻水もひどい。

検査

のどや鼻の奥を綿棒でこすって、調べます。調べるのに約20分かかります。

治療

抗ウイルス剤が開発されました。

家庭で気をつけること

安静:家でのんびり過ごす。熱が下がってもすぐに学校へ行かない。
保温:温度を保つ。
食べ物:食べられれば消化によいものを食べる。水分を十分にとる。
お風呂:熱が下がるまでは入らない。
※いつもと様子が違うと思ったらすぐ病院に行く。

2. はしか(麻疹)

はしかウイルスによる感染症です。感染力が強いです。合併症も多いです。とても重い病気です。

治療

はしかそのものを治すことはできません。肺炎の予防のための抗生剤やひどい咳をやわらげる薬を使います。

家庭で気をつけること

食事:水分を十分にとる。食べられれば消化のよいものを食べる。
お風呂:熱が下がって3日くらいして、咳が減り、元気が出てくればよい。
学校: 熱が下がって3日より長く過ぎてから行く。

3. 風疹

風疹ウイルスによる感染症です。三日はしかと言われます。妊娠の初めにかかると赤ちゃんに障害がでることがあります。

治療

治す薬はありません。熱、痛み、かゆみの薬があります。

家庭で気をつけること

発疹のある間は家にいる。その他は普通に気をつける。
学校は、熱・発疹がなくなればよい。

こんなときは病院に行きましょう

ぐったりして元気のないとき、 熱が3日より長く続くとき

4. おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

おたふくウイルスによる感染症です。

家庭で気をつけること

食べ物:酸っぱいもの、良く噛むものはやめる。
お風呂:熱のあるとき、痛みがあるときは入らない。
学校:腫れがひくまでは行かない。

こんなときはもう1度病院に行く

  • 頭がひどく痛くて、何回も吐くとき。
  • 熱が3日より長く続くとき。
  • 耳の下の腫れが赤くなっているとき。
  • 睾丸をいたがるとき。

5. 水ぼうそう(水痘)帯状疱疹

帯状ヘルペスウイルスによる感染症です。

治療

帯状ヘルペスウイルスが増えないようにする薬を使うと軽く済みます。
その他、かゆみ止めの飲み薬や塗り薬を使います。
膿んだときは、抗生物質を一緒に使います。

家庭で気をつけること

食べ物:口の中にできて痛いときはしみないものを食べる。
お風呂:入らない。あせもがひどいときに、熱がなくて元気ならシャワーがよいでしょう。
学校:発疹がなくなれば行ってよいです。

こんなときはもう1度病院に行く

  • ブツブツが膿んで腫れたり、グチュグチュしてきたら。
  • 4日より長く熱が続くとき。
  • ぐったりして、元気がないとき。

6. りんご病(伝染性紅斑)

原因として考えられるもの

ヒトパルボウイルスB19による感染症です。※妊娠中にかかると流産することがあります。

治療

治す薬はありません。かゆみが強いときはかゆみ止めをつけます。

家庭で気をつけること

食べ物:いつもと同じでよい
お風呂:入ってもよい。熱いお湯に長く入ると赤みが増えます。
その他:太陽の光や運動で体が熱くなったり、冷たくなったりすると赤みがまた出ます。
学校:発疹が出たときは、もううつす時期を過ぎています。行ってよいです。

7. ヘルパンギーナ

夏かぜの1つでウイルスによっておこります。ヘルパンギーナをおこすウイルスは1つではありません。何回もかかることがあります。38度から40度の高い熱が1日から4日続きます。のどの奥や舌に水ぶくれができます。破れて口内炎になると痛くなります。

治療

治す薬はありません。熱や痛みの薬をお医者さんがだすことがあります。

家庭で気をつけること

食べ物:やわらかくドロッとしたもの、薄味のものを食べる。
水分:しみないあっさりしたものを十分に飲む。
お風呂:高い熱がなく、元気があれば入ってよいでしょう。
学校:熱がなく、食欲が出ればよいでしょう。

こんなときはもう1度病院に行く

  • 飲み物が飲めず、ぐったりしているとき。
  • 高い熱が3日より長く続くとき。

8. 手足口病

夏に多いです。ウイルスの感染が原因です。この病気をおこすウイルスはいくつかあります。またかかることがあります。 数日で治ります

治療

治す薬はありません。熱や痛みの薬を出します。

家庭で気をつけること

食べ物:口の中が痛いときは、しみないものを食べる。
お風呂:熱がなく元気なら入ってもよい。
学校:本人が元気なら行ってもよい。

こんなときはもう1度病院に行く

  • 飲み物を飲まないとき。
  • 高い熱が3日より長く続くとき。
  • 吐いたり、ぐったりしているとき。

9. 突発性発疹症

ヘルペスウイルス6による感染症です。4か月から1才、2才の赤ちゃんや小さな子どもがかかります。3日くらいで熱が下がります。発疹がでるまで診断はつきません。

治療

治す薬はありません。熱を下げる薬があります

家庭で気をつけること

高い熱:高いので気になりますが、普通の熱の注意をします。
ミルク:飲まなければ薄めてください。湯冷ましやりんご果汁も十分に飲ませます。
離乳食:下痢をしたり、食欲がなければ少しやめる。
お風呂:熱があるとき、元気がないときはやめる。

10. プール熱(咽頭結膜熱)

ウイルスによる感染症です。プールに入ることで流行します。プールでなくてもうつります。39度から40度の高い熱(特に夜の間)が平均5日続きます。のどの痛みがあり、目が赤くなります。頭が痛かったり、お腹が痛かったり、下痢になったりします。

治療

治す薬はありません。熱や痛みの薬を使います。

家庭で気をつけること

高い熱:高い熱が長く続くので気になりますが、熱さましを使い過ぎないでください。
食べ物:飲み込みやすいもの、しみない水分にする。
お風呂:熱が下がって元気が出るまではやめる。
学校:熱が下がるまで行かない。

こんなときはもう1度病院に行く

  • 水分がとれず、脱水の症状があるとき。
  • 高い熱が3日より長く続くとき。
  • 元気がなく、ぐったりしているとき。

11. 溶連菌感染症

溶連菌による感染症です。熱が出て、のどが痛くなります。赤くて小さい発しんが、体や手や足にできます。舌に赤いブツブツができます。イチゴみたいになります。

治療

抗生剤を10日から14日飲みます。熱は1日から3日で下がります。薬をやめるとまた上がります。きちんと薬を飲まないと、後で合併症の腎炎やリウマチ熱をおこすことがあります。

家庭で気をつけること

家族にもうつります。家族みんなで治さないと、1度治ってもまたうつし合います。

12. 百日咳

百日咳菌による感染症です。赤ちゃんにとっては、息が止まることがある危険な病気です。大きい子どもやおとなもかかります。ひどい咳が長びいても元気です。

治療

百日咳菌に効く抗生剤と咳止めを飲みます。

こんなときはもう1度病院に行く

  • ひどい咳で息が止まりそうになるとき。
  • 咳で何回も吐いて元気がないとき。
  • 熱がでたとき。

13. 水いぼ(伝染性軟属腫)

ウイルスによる感染症です。丸くて真ん中が少しくぼんでつやがあります。つぶすと白いかたまりが出てきます。この中にウイルスがいっぱいつまっています。ウイルスのアレルギー反応で水いぼの周りに湿疹ができます。これがかゆみの原因になることがあります。

治療

塗り薬

消毒薬や硝酸銀を塗る方法があります。でも、確実ではありません。

飲み薬

漢方薬を1か月から2か月飲む方法があります。でも、確実ではありません。

つまんで取る

ピンセットでつまんで取ります。消毒します。 みんな大泣きします。全部取ってもまたできることがあります。

自然に治るまで待つ

長くかかりますが、特別な治療をしなくても治ります。

どの方法にするか相談して決めます。目立つところにあれば、数が少ないうちにつまんで取りましょう。

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