トップ > 【第1期】令和元年度採択プロジェクト紹介

ここから本文です。

【第1期】令和元年度採択プロジェクト紹介

浜松市実証実験サポート事業では、令和元年度に、次の5社を第1期の支援先として採択し、実証実験の支援を行いました。

株式会社ムジカル

「音楽文化プラットフォーム実証プロジェクト」

 ムジカル株式会社ムジカルは令和2年度度下期にかけて、オンライン演奏家マッチン グプラットフォーム「Musicalu」を用いて、音楽の力で浜松を盛り上げる実証実験に取り組みました。

 今までのように音楽会を鑑賞するにとどまらず、演奏家が発信する素敵な演奏ビデオやプロフィールを見聞きしたり、個人や店舗でも出張演奏を注文できることで、浜松市のみなさんがより音楽を身近な文化として親しめるようになるのではないかと仮説し、演奏家とユーザーのニーズを検証しました。

 浜松市在住の演奏家や音楽家団体へのヒアリングを重ねた上で、佐鳴湖近隣のカフェ様と個人様主催のイベントへ実際の出張演奏をMusicaluを通じてご提供しました。「敷居が高い演奏会に比べて、身近な場所でこんな素敵な演奏を楽しめるのは嬉しい」と来客者様と各主催者様から非常にご好評いただきました。

 またヒアリングからは、地方都市における演奏活動支援に演奏家の強いニーズがあることと、ユーザーにとっては首都圏とは異なる地域に根ざした需要喚起の必要性などが見えてきました。

 今後は都市部から全国へ、地域ならではの出張エンタメをさらに拡充すべく、サービスを継続していきます。

株式会社FromTo

「お試し移住プラットフォーム『flato』実証プロジェクト」

FromTo 株式会社FromToはふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」を使ったお た めし地方移住サービスの実証実験を実施しました。

 地方の魅力発信が増えてきているものの、移住を検討する人の移住前後のサポートが薄く、なかなか移住に踏み切れない、環境が合わず出戻ってしまうといった課題を捉え、移住前から移住経験者に質問や相談をして繋がることで、移住失敗を解消することを目的に、サービスを介したおためし移住キャンペーンのモニターを募集しました。

 コロナ禍での社会的ニーズの変容に合わせた実証を模索する中で、起業家・フリーランスに特化した視察ワーケーションへと実証内容を発展させて募集したところ、令和2年12月の公開2日で10組の申し込みを受けました。応募者からは、ホストを介した地域の繋がりへの期待が寄せられたことから、今後はお試し滞在に加えてワーケーションサービスの充実化を進め、引き続き地方移住定着化に向けて取り組んでいきます。

PerceptIn Japan合同会社

「自動運転システム実証プロジェクト」

PerceptIn PerceptIn Japan合同会社は令和2年11月21日~24日の4日間、株式会社マクニカと共同で、浜松市水窪地区において初の公道実証実験を実施しました。

 人口減少・少子高齢化の進展と、公共交通利用者の減少という課題を抱える浜松市において、持続可能な交通手段の確保を目標として、地域住民等に、天竜区水窪町市街地約2キロの旧道を自動運転の試乗いただきました。

 4日間で約110名の方に試乗いただき、アンケートの結果、9割以上が移動サービスとしてニーズがあると回答し、地域全体をつなぐ移動サービスへの期待と費用を支払っても移動をしたいというニーズが確認できました。

 本実証を経て、本格運用に向けた地域の受容性獲得や、サービスの運用・収益モデルの検討といった次なる課題解決に向けて取り組みを進めてまいります。

株式会社Z-Works

「IoTセンサーによる健康寿命延伸プロジェクト」

Zworks 株式会社Z-Worksは、介護施設において導入実績のある介護支援システム「ライブコネクト」を用いた在宅被介護者の健康寿命延伸の実証実験を試みました。

 介護職員の負担軽減がますます重要となる中で、作業効率を高め、被介護者の重大事故を防止することを目指し、室内に設置した複数のセンサーを通じて居室内の異常を判断・

通知し、電子看板でお知らせするシステムを、新たに訪問介護事業者・デイサービス事業者に利用してもらい、効果を検証する企画を検討しました。

 コロナ禍において、在宅介護をサポートする事業者が利用者の自宅に訪問しづらくなっていること等のヒアリング結果を踏まえ、被介護者の自宅における終活をサポートする取り組みへとシステムを応用しました。日常生活のリズムの乱れや睡眠状態を介護者が遠隔で把握し、自宅を介護施設の一部屋へ進化させるこの取り組みを、環境の変化を注視しながら、引き続き事業者と共に進めてまいります。

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社

「排泄予測デバイス『DFree』を活用した医療・介護の質向上プロジェクト」

www トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社は、令和2年10月~12月の期間、浜松市西区の老人保健施設において、排せつ予測デバイス「DFree」を用いた実証実験を実施しました。

 浜松市における「老健における早期回復」「在宅復帰後のQOL維持・向上」を通じた中長期的な健康寿命延伸モデルを目指し、施設入居者5名に対し「DFree」を装着いただき、うながし排尿によるQOL向上および職員の排せつケアに対する意識向上を検証しました。

 実証の結果、DFreeを装着いただいた5名中4名の失禁率が改善し、特に2週間以上継続して装着いただいた方の改善度合いが高い傾向にあることが分かりました。また職員へのアンケートでは、83%が排せつケアに対する意識が上がったとの回答を得られ、一定の利用効果を実証することができました。

 今後もより多くの条件下での実証を通じてサービスの有用性を広げ、一層の社会実装を図っていきたいと思います。

お問い合わせ

浜松市役所産業部スタートアップ推進課

〒430?8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2825

ファクス番号:053-457-2283

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

  • HAMACT
  • はままつ起業家カフェ
  • SOU
  • ハマライフ
  • 浜松だいすきネット
  • マリンスポーツ
  • イノベ機構