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いのちをつなぐ手紙

No.6446
小学校5年生

 ぼくのおばあちゃんは、がんで5年前に死んでしまいました。ぼくのおばあちゃんはとってもやさしくて、とっても明るくて、元気いっぱいな人でした。そして、ごはんを作ってくれると、いつもとっても大もりでした。
 ところが、おばあちゃんががんと分かり、治りょうが始まると、使う薬があまりにも強くて、おばあちゃんのかみの毛がどんどんぬけてしまいました。おばあちゃんは、こしまで伸ばしていつもキレイにあみこみしていた、大切な長いかみを、おもいきってショートカットにしました。それでも薬の副作用でかみがどんどんぬけるので、おばあちゃんは、かつらをかぶっていました。辛い治りょうをがんばってもおばあちゃんの病気は治らず、死んでしまいました。
 おばあちゃんが死んでから1年、ぼくの妹が産まれました。その妹は、おばあちゃんにそっくりな大きい目と、白い肌、ふさふさのかみの毛で産まれてくれました。今、妹のかみの毛は、産まれてから一度も切っていないので、おばあちゃんと同じで、こしまで伸びています。今年の冬ごろには、ヘアードネーションをする予定です。ぼくはそのために、毎日お風呂に一緒に入って、妹のかみを、シャンプーとリンスをしています。そしてお風呂から出ると、ドライヤーで乾かして、サラサラにしています。毎日やるのは、とても大変です。でも、きれいな長いかみをヘアードネーションできふすると、それらを集めて、がんの治りょうでかみの毛がぬけてしまった子どもに、かつらをプレゼントすることができます。
 妹はまだ小さくてよく意味が分からないと思うので、これからぼくが伝えていきたいです。そしておばあちゃんにつなげてもらった命を大切にして、ヘアードネーションを通して、いろいろな人に命をつなげていきたいです。

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