緊急情報
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No.5381
小学校5年生
私はアメリカ旅行に行った時に、犬に顔をかまれました。すごく血が出て、救急車で病院に行き、傷口の手当てをしてもらった後に、お医者さんから狂犬病についての説明を聞きました。狂犬病ウイルスは、動物が人間をかむことで感染します。感染するとウイルスは、神経を伝って脳に上がり、脳をはかいします。そして、狂犬病を発症したら、死亡率はほぼ100%だということを聞かされました。
すぐ、発症を防ぐことができる、ワクチン注射を受けることになりました。すごくまずい薬もがまんして飲みました。この時、私の命の中には命を失うということが組みこまれた気がしました。命を失うこと、死は命を続けるためにあると思いました。お母さんに死ぬことが怖いと言ったら、
「あなたの命はあなただけのものじゃないよ。お母さんやお父さんにとっては、自分の命より大切な命なんだよ。だから、大丈夫、大丈夫。」
と、お母さんは言いました。それから私が生まれた時のことを話してくれました。聞きながら生まれ変わった様な気持ちになりました。命は、自分一人のものではないことを実感しました。
私達人間は、自分でへその緒を切ることもできないし、自分で棺の中に入ることもできません。一人の死は一人の死ではありません。命ある今を思いっきり生きることが、命を大切にすることだと思います。
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