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”いのち”をつなげる

No.4833
小学校5年生

 「おじいちゃんと思いっきり遊びたい。」でも、ぼくのその夢はかなわない。なぜなら、ぼくのおじいちゃんは2人とも、ぼくが生まれる前に病気で死んでしまったから。だから、友達がおじいちゃんの話をしていると、ぼくもおじいちゃんに会ってみたかったと思う。うらやましいなと思う。おばあちゃんが時々言う。「おじいちゃんが生きていたら、きっとぼくをとてもかわいがってくれただろう。」って。おじいちゃんは、ぼくとたくさん遊んでくれたかな?
 ぼくがいて、お父さんとお母さんがいて、その前におじいちゃんとおばあちゃんがいて、その前にもたくさんの先祖の人たちがいて。今はいない人たちも、生きていたらきっとぼくのことをかわいがってくれるだろう。“いのち”はずっとずっと続いている。この“いのち”をぼくは大切にしたい。なぜかというと、もしぼくがいなくなったら、家族のみんなや友達が悲しむと思うからだ。
 もしかしたら、今、生きているのがつらいぐらい悲しいことや苦しいことがあって、なやんでいる友達がいるかもしれない。なかなか言い出せないと思うけれど、勇気を出して、家族や周りの友達に今の気持ちを聞いてもらってみてほしい。心配して、力になってくれる人が必ずいると思うから。
 もし、ぼくの周りになやんでいる友達がいたら、ぼくの方から声をかけてあげたい。自分からは言い出しにくいことも、声をかけられたことで話しやすくなると思うから。
 ぼくの“いのち”もみんなの“いのち”も、ずっとずっと昔からつながってきた大切な大切な“いのち”。未来へつなげていこう。

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