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大好きなひいおばあちゃん

No.4681
小学校5年生

 ぼくは、ほとんどの日曜日に、お父さんの実家に遊びに行っていました。それは、ひいおばあちゃんがぼくとお兄ちゃんに会いたいと言ってくれていたからです。ひいおばあちゃんは、遊びに行くと必ず
「よく来たね。」
と言って、にこにこ優しいえがおで、出むかえてくれます。90才をこえていたので、耳が遠くて、話をする時はいつも耳の所で話をしていました。聞き取りづらくても、一生けん命聞いて
「そうかね。そうかね。」
と返事をしてくれました。そんな優しくて、大好きなひいおばあちゃんが亡くなったのは、ぼくが2年生の時です。病院から連絡が来て、病院へ行くと、いつもみたいに寝ているようで、体をさわってもまだ温かく、亡くなってしまったという事が分かりませんでした。でもなぜか分からないけど、なみだが出て来ました。
 それからも、お父さんの実家にいっても、ひいおばあちゃんはいないけど、「死んでしまった」という気持ちには、なれませんでした。
 3年生の時、道徳のじゅ業で「いのち」について勉強しました。いのちについてじゅ業をしていくうちに、ひいおばあちゃんは、死んでしまったんだな、と思うようになりました。
 今でもぼくは、ひいおばあちゃんが、大好きです。

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