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浜松ウエルネスアワード2022において、「市民健幸部門」は24件、「健康経営部門」は8件の応募がありました。
選考委員会による選考を経て、各部門の最も優れた賞を「浜松ウエルネス大賞」、それにつづく賞を「優秀賞」として決定しました。
浜松ウエルネスフォーラム2022での表彰式
【社会福祉法人聖隷福祉事業団 管理栄養士 池谷佳世さん】
この度はこのような素晴らしい賞をいただきましたことをたいへん嬉しく思います。
地域住民を健康にしたい、フレイルを予防したい、その思いを一つにしてプロジェクトメンバー力を合わせて「栄養はなまる弁当」を販売してまいりました。
おかげさまで一年を通しまして50,000食以上を販売することができました。
弁当販売にあたり食材を提供してくださいました生産者の皆様、私が監修しました献立をもとに弁当を製造してくださいました弁当メーカー竹泉の皆様、そして弁当を販売してくださいます遠鉄ストアの皆様、その他様々な方にご協力いただきましたことをこの場をお借りしまして感謝申し上げます。ありがとうございます。
今後もチーム一丸となり、地域住民の健幸に寄与してまいりたいと思います。
【浜松パワーフード学会 会長 秋元健一さん】
「栄養はなまる弁当」は年間50,000食を売り上げ、これほどまでに市民の方々に受け入れられた健康をテーマにした弁当はないのではないかと思います。
この弁当はスマートミールに認定されています。一つの弁当で「塩分が3g以下」で料理を美味しく感じさせるのは料理人としてはとても多難ですが、これを竹泉さんが実現してくださいました。
弁当作りに携わった地元の生産者は「塩で味付けするのではなく、自分たちが作った野菜で更に美味しく感じさせてやろうじゃないか」と意識が変わるきっかけとなりました。
更に、浜松パワーフードの価値がどんどん上がっていくきっかけにもなりました。
今後の健康寿命の延伸について、我々もこのお弁当、食、浜松パワーフードを通じて貢献できるように精進してまいります。
【講評】
保健医療機関と地域の生産者や飲食店などで構成する団体との新たな連携の形による事業。健康的な食事の第3者認証である「スマートミール」認証を取得した質の高い確かな健康弁当「栄養はなまる弁当」を累計50,000食以上販売するなど、食を通じてフレイル予防などの市民の健幸に大きく貢献している。この取組みは、他の食に関する事業者の大変参考になる事例であると共に、今後のプロジェクトの発展にも大いに期待が持てる。
【講評】
経験豊富な他業界の専門家と連携したシニア層の「健幸生活」をサポートする事業。開催するセミナーは、信用金庫の特性を活かしてシニア層が徒歩で参加できるよう本店や各地域にある支店を活用。これまで200回以上開催し、延べ約1,200人が参加するなど、シニア層の「健幸生活」に大きく貢献している。地域包括支援センターや社会福祉協議会など、地域との連携を強化した今後の事業展開に期待が持てる。
【講評】
大学生が様々な団体と連携して、未就学児から小学生に対する趣向を凝らした運動支援を行う新しい形の事業。こども園、学童、小学校、各種イベントなど、様々な団体や事業と連携することで、延べ約2,350人の幼児・児童に対して運動機会を提供するなど、次代を担う子どもたちの健幸に大きく貢献している。今後対象校を増やす計画があるなど、事業のさらなる発展が期待できる。
【代表取締役社長 渡邉次彦さん】
弊社は浜松市中央区に拠点をおく運送会社です。
今回のこの受賞は、健康経営を推進するという会社の方針を理解し協力してくれた社員、そしてその社員の健康づくりを真剣に考え取り組んでくれた担当者、更には協会けんぽ静岡様をはじめ、関係の皆様のご協力のおかげだと実感しております。
今回のこの受賞を機に、今まで以上に社員の健康づくりに取り組んでいくことはもとより、浜松市がすすめます予防・健幸都市づくりの実現に向け、微力ながらお手伝いをしてまいりたいと思います。
【講評】
従業員の健康課題だけでなく、自社独自の働き方の課題も把握し、その課題に適した取組みが出来ている。自社に適した取組みを通じて、再検査受診率向上による疾病の早期発見・早期治療、病欠の減少など、社員の健康増進につながっている。また、社員満足度の向上も見られている。低コストの取組みや外部の公的組織による支援の活用など、中小企業ならではの取組みであり、他社への横展開に期待が持てる。
【講評】
社員が自主的に健康行動に取り組めるよう「楽しい」「面白そう」の観点から様々な取組みを考え、実践すると共に、その効果を従業員満足度調査で検証している。社員の健康意識の向上が見られると共に、リクルーティング(興味を持つ学生の数が20~30倍)への効果も得られている。地域貢献として、約7年間培った健康経営に関する取組みを他の中小企業に展開していく今後の取組みに期待が持てる。