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更新日:2025年12月2日
地域力向上事業(助成事業)に採択された「うみいろそらいろ 浜松へちまプロジェクト」で、参加者同士がへちま栽培体験談をシェアしスポンジづくりを体験するイベント「へちま収穫祭」が行われました。


へちま栽培体験談をシェア
令和7年10月19日(日曜日)、村櫛町のOMソーラー社屋にて「へちま収穫祭」のイベントが行われました。本事業は今年の4月からスタートし、参加者はへちまの苗を持ち帰って各自へちま栽培に挑戦していました。会場には30人ほどの参加者が集まり、今年の「へちまプロジェクト」の総括を行いました。

上手く栽培できた方の果実
参加者同士で、へちま栽培で上手くいったこと、失敗したことなどを共有しました。へちまの実を段ボール1箱分収穫できた方もいれば、全く実が付かなかった方、虫に実を食べられてしまった方もいて、成果は人それぞれでした。筆者も苗を2ついただき自宅のプランターで栽培に挑戦しましたが、15cmほどのへちまを1つ収穫できただけでした。植物を栽培する難しさと奥深さを改めて実感しました。
たくさん収穫できた方のへちまを撮影させていただきました。最大で40cmほどの大きさがある立派な実です。茶色く熟成した実の方が、水分が少ないため皮が剥きやすくスポンジに加工しやすいと言われています。

皮を剥いてスポンジに
意見交換の後、へちまスポンジ作り体験を行いました。昨年は、数分間茹でてから皮を剥くという方法でスポンジを作りましたが、今年は長時間水に浸けてから皮を剥くという方法に挑戦しました。においが少しだけ気になりましたが、こちらの方法は熱傷(やけど)の心配がなく小さなこどもでも安心してスポンジ作りができます。皮の剥きやすさは、茹でる方法でも水に浸ける方法でもあまり変わらないように感じました。

へちまのトンネルに大興奮
最後は、会場近くにあるへちま畑に移動し、へちま収穫体験を行いました。高さ2mほどのへちま棚は葉でびっしりと覆われ、まるでトンネルのようです。昨年度に引き続き参加している幼い姉妹は、「スポンジは作ったので今度は食べてみたい」とへちま料理に興味津々。食用できる若い果実を求めて楽しそうにへちまのトンネルを走り回っていました。

中部浄化センターの壁面
さて、vol.41の記事でも紹介したとおり、今年は瓜内町にある中部浄化センター庁舎でもへちまグリーンカーテンづくりに挑戦しました。写真は10月4日(土曜日)の様子です。東側の壁一面にへちまの葉が生い茂り、1階の窓は完全に日光が遮断されています。おかげで、午前中の数時間はエアコンを使わずに業務を進めることができました。へちまも大豊作で、30~40cmほどの実を約150本収穫することができました。
グリーンカーテンでエアコンの使用時間を減らし、収穫した実は食用にもスポンジとしても使うことができるへちま。ポテンシャルの高さに今年も驚かされました。