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更新日:2025年10月14日
地域力向上事業(助成事業)に採択された「浜名湖クルーズ ~船から見る伊佐見と浜名湖の生き物体験事業~」で、今年も伊佐見小学校の児童が船に乗りながら地元ふるさと伊佐見地区や浜名湖の環境について学習しました。
いざ出港!
令和7年6月26日(木曜日)、今年も伊佐見小学校3年生を対象に「浜名湖探検クルーズ」が行われました。本記事は後編です。前編をご覧になっていない方はこちらからご覧ください。
猛スピードで航行中
目的地の新居海浜公園を目指して浜名湖を南に進んでいます。船のエンジンが大きな音を立て、みるみるスピードが上がっていきます。この時のスピードは時速50キロ。しかし、水面が近いため自動車の時速50キロとは比べ物にならないほど体感速度が速く、大きな揺れと水しぶきも襲ってきます。こどもたちは「もっと速く!」と大興奮でしたが、筆者としては少し怖さを感じるようなスピードでした。
浜名湖に入って生物観察
新居海浜公園に到着しました。船酔いや熱中症などが心配されていましたが、全員何事もなく下船することができました。先ほど村櫛沖で水の中に入れなかった代わりに、新居海浜公園の海水浴場で水生生物の捕獲・観察をすることになりました。ヤドカリや海藻など、今年は珍しい生物を観察することはできませんでしたが、浜名湖の生態系について自分自身の目で学ぶことができました。
ウォットで生物観察
昼食休憩の後、浜名湖体験学習施設ウォットに向かいました。こちらは、浜名湖や都田川に生息する生物が展示されていて、「浜名湖とふれあい体験」ができる水族館です。
余談ですが、浜名湖は法律上「川」として扱われることをご存じですか。地理的には「湖」ですが、河川法上では都田川の一部ということになっています。一方で、漁業法では「海」に分類されており、浜名湖は湖・海・川の性質を併せ持つ全行的に見ても珍しい場所となっています。
巨大水槽を上から観察
今年も特別にウォットのバックヤードを見学させてもらいました。こちらは、1つ前の写真に映っている大水槽を上から見ています。浜名湖の平均水深と同じ深さ5mの水槽で、中には浜名湖に生息するサメも泳いでいます。この水槽に大型生物を入れる際は、クレーンを使って慎重に運ぶそうです。
浜名湖の生物たち
浜名湖の湖上環境や生き物を間近で観察したこどもたち。浜名湖のすばらしさを改めて体感できたのではないかと思います。ぜひ、こどもたちが先頭に立って「浜名湖を大切にしよう」という機運を地域全体で高めてほしいと思います。