緊急情報
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更新日:2025年10月7日
<会議録署名人に鈴木 かおり 委員、鈴木 幸子 委員を指名>
<西行政センター 小泉 貴浩 地域自治・防災グループ長から配付チラシを基に説明>
<西行政センター 小泉 貴浩 地域自治・防災グループ長から会議資料5~6ページについて説明>
(田澤 健司 会長)
今回は、片山委員からご提案いただいた「防災訓練参加者の減少に歯止めを掛けたい」と中村久実委員からご提案いただいた「安否確認について」をあわせて取り扱いたいと思います。
<片山 幸一 委員から提案趣旨について説明>
<欠席の中村 久実 委員に代わり、田澤 健司 会長から提案趣旨について説明>
<西行政センター 小泉 貴浩 地域自治・防災グループ長から会議資料15~18ページに基づいて説明>
<中野 幸枝 副会長から会議資料25ページについて説明>
(田澤 健司 会長)
各地域で、いろいろと工夫されながら、防災訓練に取り組まれていると思いますので、委員の皆様から、自分の地域の取り組みについてご紹介いただければと思います。
(御室 福二 委員)
入野・南平地区は、12月に防災訓練を行っております。
地区には約1,600世帯がお住まいで、全員が一度に訓練会場となる公園に入れません。そこで、対象世帯を半分ずつに分け、実施しております。
自主防災隊の組織は、総務部、消火部、物資部、避難誘導部、そして、救護部があります。救護部は、女性隊員が26名で組織しており、AEDの勉強や三角巾の使い方などの訓練を通年実施しております。女性隊員のみで構成している救護部と救護部の防災訓練が、南平地区の特徴的な点ではないかと思います。
(宮本 一彦 委員)
佐浜町では、もともと1時間半から2時間ぐらいの計画で防災訓練を実施しておりました。私が役員の任期中に、訓練項目を減らして50分以内に全ての訓練を終えるように計画を見直ししました。すると、参加者が増えました。
私の地域では、津波は最高1メートル以下の想定になっています。しかし、想定外の津波が押し寄せ、人命が失われたという事例があります。そこで、「自分の命は自分で守る」という観点から、津波から確実に逃げられる高台に避難場所を変更しました。それまでは、避難場所は、佐浜会館の1か所のみでしたが、高台の5か所に変更しました。
避難場所の変更に伴い、以前は、町全体で実施していた防災訓練を、今は、避難場所ごとに実施しております。1回の防災訓練における参加人数は少なくなりましたが、参加率はほぼ100%です。
また、二次元コードを携帯端末で読み込めば、避難場所や避難経路が分かるようにして、訓練でも使用したいと考えておりましたが、実現には至っておりません。
(袴田 多惠子 委員)
村櫛町では、年3回、防災訓練を実施しております。訓練内容は、毎回、異なっております。例えば、昨年度12月の訓練では、広場に地域の方が集まって、消火訓練や救護訓練、炊き出し訓練などを行いました。また、高台にある避難場所に徒歩や場合によっては自動車で行き、役員のチェックを受けて終了するという訓練を実施したこともあります。なお、村櫛町では、各家庭の判断で、高台2か所を避難場所としています。
防災訓練に全員参加することは、なかなか難しいことから、1回の訓練への参加は、20班のうちの限られた班としています。悩みとしては、いろいろな防災訓練に全員が参加して体験することに時間を要してしまうことです。
工夫している点としては、大人の方ばかりではなく、中学生や高校生を含めたこども達に防災訓練に参加してもらおうと試みている点です。また、地域の医師に救護訓練などに加わってもらい、ご指導いただいております。
防災訓練は、退屈であるだとか、時間の無駄ではないかと思うこともありますが、参加してみると、やはり大切なことなのだと痛く感じます。
(田澤 健司 会長)
防災は、やはり、最後は各家庭や各個人、それぞれが身を守るために何をするのかということになると思います。そのような意味でも、防災訓練は、想定される災害や地域の実情に応じて、地域一丸となって行うことが効果的な場合もあれば、個別に、より身近な単位で日頃から行ってもらう方がいい場合もあります。
黄色いハンカチを使用しての安否確認訓練も防災の一つの手段として一度皆様も検討していただけたら良いかなと思います。
防災訓練は、皆様からのお話のように、悩み、工夫しながらやっていくしかありません。とはいえ、防災訓練の必要性については意見が一致しているところだと思いますので、是非、本日のお話を参考にしていただければと思います。
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