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更新日:2022年8月4日

令和4年度第3回西区協議会 議事要点

1 開会

2 会長あいさつ

3 議事

(1)協議事項 第2号 浜松市中央卸売市場再整備基本構想(案)のパブリックコメントの実施について

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
(資料により説明)

<事前質問>

河瀬 俊夫 委員
現在の市場は安間川と天竜川の間に位置し、地震発生による津波の天竜川遡上や集中豪雨などの河川増水による堤防決壊が想定されるが、その対策はどのように考えているのか。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
対策としては、調整池の活用や電気設備を建物の上部配置、止水設備の設置など、今後、事業者提案の段階で、浸水対策について検討していく。

中村 重男 委員
現在の市場を高台の地盤が安定した利便性の良い安全な地域へ移転した方が良い。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
市内の公有地で現在の市場機能を前面移転可能な規模の用地確保が難しく、現在地は、東名高速道路や国道1号線バイパスなどの利便性が良いこと、また、24時間稼働しているため廻りの民家への影響が少ないことなどを考慮し、浸水対策を検討しながら現在地の再整備を目指していく。

中村 重男 委員
青果物の取扱金額が平成17年度は281億6500万円、平成27年度は279億9200万円と減少した要因は。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
生鮮食料品は、天候に大きく左右され、収穫量でも影響はあるが、近年、農産物直売所や量販店の進出など市場外取引の増加や量販店の自社物流拠点の構築による物流センター集荷など、市場を通さない販売が増加したことも要因の一つと考える。

中村 重男 委員
生産者、消費者の声を聴いていただきたい。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
中央卸売市場の附属機関として、開設運営協議会が設置されており、委員には、生産者組合や漁業協同組合、消費者団体連絡会や消費生活アドバイザーの代表者で構成されている。基本構想の策定にあたっても、協議会を開催し、委員の皆様から意見をいただいた。

中村 重男 委員
農家のJA離れ、農家の後継ぎ問題について。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
各地区で出荷者同志が出荷組合として共同で市場に出荷している団体もある。卸売業者の出荷団体として登録され卸売業者ごとに取りまとめされており、各出荷団体の意見なども集約している。農家の後継ぎ問題については、産業部が対策を検討している。浜松市の農業就業人口は全国3位と全国有数の規模を誇り、170品目を超える農産物が生産されている。しかし、近年は、高齢化や後継者・労働力不足などを理由に離農する農業者が増加し、今後、経営耕地面積の減少・分散が課題であると認識している。いただいた意見は関係部署と共有させていただく。

中村 重男 委員
市場の分散化、コンパクト化について。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
市場の分散化は、場内は青果物・水産物の卸、仲卸業者のほか、食品容器や肉、卵、菓子などを扱う関連事業者も市の許可を受け営業している。市場外の小売店や飲食店などの小売業者が市場内で生鮮食料品の仕入れ以外に必要な商品の仕入れを行う利便性も備えているため、分散化は考えていない。また、場内事業者の意向把握でも市場の分散化には賛同されていない。コンパクト化については、必要な市場機能を補完した上で、今後の基本計画の中で検討していく。

中村 重男 委員
三次産業の第四次から第六次の起業について。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
農林漁業者の農産物・生産物の価値をさらに高める加工、流通販売を見いだせる浜松地場産品のブランド化など取組みは重要と考えている。それにより、出荷者・生産者の所得向上や所得の安定を生むことは、国の卸売市場法の基本方針でも示されており、出荷者・生産者と消費者双方のメリットも含め、市場再整備においても検討していく。

中村 重男 委員
舞阪のフィッシャーマンズワーフの検討について。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
現在開催中の議会において、「弁天島海浜公園の再整備計画の進展とともに、フィッシャーマンズワーフについて質問が出ており、所管課である観光シティプロモーション課が対応、検討を行っている。この意見については、観光シティプロモーション課他と共有させていただく。

<質疑・応答、意見>

中村 重男 委員
東南海地震の発生確率が30年以内で90%と言われている。高台に移転するよう、再度意見として聴いていただきたい。

河瀬 俊夫 委員
ハザードマップを市HPから見た。浸水は想定していなかったとは言えない。不測の事態、予算を考え、防災の視点を高めていっていただきたい。

高木 俊和 委員
新市場の施設規模は現況と比較して80%と書かれている。「卸売市場施設規模算定基準」とはどのようなものか。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
令和2年6月まで旧卸売市場法の中で、市場の取扱数量の目標値等を用いて市場の規模を算定するという基準。平成29年から令和元年の3年間の取扱数量を平均し、それを基に算定した結果、80%の規模となった。また、令和2年に実施した場内事業者のアンケートにおいても市場機能として必要な規模は現在の80%となった。

中野 幸枝 委員
卸売市場再整備に関する条件の整理の中に書かれている市場施設と民間活用施設の合築について説明していただきたい。上層階の上の部分はどのような感じになるのか。
浜松市としての立地条件、流通が日本の真ん中にあるということで、外に向かっての経済の発展はよくわかるが、住民に対しては恩恵がない。他の市場では観光客が楽しめたり買い物ができる卸売市場があるが、浜松市には無い。産地とは言いながら普段、うなぎは安く買えない。セロリもたくさん生産し出荷しているのに住民に対しての恩恵が少ない。卸売市場の一角に観光客や住民が立ち寄れることができるとよい。

高柳 光男 中央卸売市場 市場長
合築した上層階に具体的に何ができるのかは決まっていない。今の市場は平屋建てで1階に卸売場がある。再整備によって1、2階に卸売場、3階以上に物流施設などを設置するのが合築のイメージ。それにより敷地に余裕ができる。余剰地ができればBtoBの冷蔵庫や冷凍設備、BtoCの一般消費者向けの飲食店や物品販売店ができる。
基本計画の中でどのようなものとするのか、場内事業者や専門事業者の意見を聴きながら決めていく。9月の基本構想策定後決めていく。

石川会長
一般市民が市場に入ることができるのは市場まつりしかない。常に市民が買い物できる親しめる市場になってほしい。

宮木 恒 委員
基本構想(案)P11の浜松市の産地位置図を見てもわかるように、現在の市場は浜松市の南端にある。たくさんの農水産物がある割には立地条件が悪い場所に建っている。もともと全国や世界からの荷を浜松の中央に集めるような立ち位置でできている。浜松の農産物を集めて浜松で捌くことはほぼ不可能である。そこを無視して浜松市場があるため、農業関係者の会議の中で浜松市場の話が出たことは無い。農業者が浜松市場を利用するのは、農協を通して利用するか近くの農家の一部だけである。従って今の時代の流れに対応できていないゆえ地元農業者の物品の販売取扱金額を増やすことを考えるべきである。そのため、市場移転による大きな流通を考えていかないと、農業者は市場を利用しない直接取引により生産者・消費者からも見離される。市場が今のままの規模で何とかしようとする考えは無理だと思う。意見である。

4 その他

(1)今後の開催予定

令和4年7月27日(水曜日)午後1時30分から、舞阪協働センター1階ホールにて開催します。

(2)その他

新型コロナウィルス感染症 感染者動向について

鈴木 香賀 健康づくり課長
(資料により説明)

<質疑・応答、意見>
河瀬 俊夫 委員
4回目接種の集団接種会場について、ザザシティ会場は一週間に一度金曜日だけの実施である。予約がとれるか心配である。

鈴木 香賀 健康づくり課長
3回目接種までの予約状況を確認すると、金曜日・土曜日を希望する方が多く、平日を希望される方が少なかった。これまでの状況を勘案し、金曜日のみの実施で対応可能であると考えている。

その他

中村 重男 委員
書籍『母親になって後悔してる』を読んだ。もっと女性を大切にするべきである。そのことが人口減少対策にもつながるのではないか。

 


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浜松市役所中央区西行政センター (地域振興担当)

〒431-0193 浜松市中央区雄踏一丁目31-1

電話番号:053-597-1112

ファクス番号:050-3385-8176

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